終日執筆。
例の市民球場跡地利用問題の件で、広島市は先日、市民に公募した「叩き台に物申す」的な意見や要望をまとめ、今月中にも新しいビジョンを発表するらしい。寄せられた声の中で「旧市民球場を残して欲しい」「サッカー場などのスポーツ施設建設を」といったものがかなり多かったようである。「旧市民球場を残す」という考えを持つ人は、新球場が完成して半年で激減すると予想する。広島人は案外「あたらしもの好き」。だから市は早急に結論を出さないほうがいいと思う。 しかし、そもそもこれは「一般公募」などで決めてはいかんし、決められるわけもない案件ではないか。こんなコンペには冴えた人物は姿を現さんのです、たとえば安藤忠雄のような一流は。 いや、今回こそ、広島平和公園を設計した丹下健三の未完の構想を引き継ぐ絶好のチャンスだったのだ。丹下を心の師と仰ぐ安藤さんに「残りの部分(つまり市民球場周辺)、あなたならどうしますか?」と持ちかければ、彼は請けたのではないだろうか。彼なら現球場への想いを断ち切れない市民の気持ちやヒロシマのスタンスをうまく昇華させながら、常人が思いつかないような、そして世界が絶賛するようなハッピーサプライズを仕掛けてくれたのではないか。そう考えると実にモッタイナイのである。市政にも「夢」がなくっちゃ。なんでも「公募」や「多数決」じゃないだろう。その発想でいくといつまでたっても最大公約数的な差し障りのないプランしか見えてこんでしょうが。
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