Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2013年03月の日記

40周年ライブ (2013.03.29)



午前中、ギリ練、その他雑務。
夕方、高速バスに乗り、尾道へ。
音楽仲間、ハッチャンこと和田八美さんの所属する、尾道の老舗R&Bバンド「満鉄&金ボタン」の40周年記念ライブ(もちろんハッチャンが在籍40年というわけではない)。実は「満鉄」を腰を据えてしっかり聴くのは初めてだ。
ゲストも憂歌団の木村さん、近藤房之助さんと豪華で、リーダーである快男爺、筒井賢さんの人望がうかがえる。
会場となった尾道駅前のテアトロシェルネの500席はあろうかと思われる客席はぎっしり。定刻にスタートし、のっけから地鳴りのようなグルーヴに思わずニヤけてしまった。
休憩無しで途中、ゲストコーナー、スライドショーもうまく組み込んで、あっちゅうまの2時間。圧巻はゲストベーシストのトニー山本さん。このひとスゲエす。ずっと目が釘付けになりました。
ハッチャンが作曲したという曲もよかったし、なにより、このユニットの40周年を祝って会場に駆けつけた、普段はあまり音楽を聴いてなさそうな人までハッピー顔にさせる音楽のチカラにグッときた。ああ、ファンクバンドやりたくなってきたじゃないか(笑)
すっきり開通、、、隣り合わせの次元、、、 (2013.03.28)



数日前から調子悪かったのだが、今朝、ついに発症。トイレづまり(笑)。
早速「スッポン大臣」を手に、数回しごいたら、あっけなく開通。
オタマに
「試し運転、じゃなく、試しウ*コやってみい」
というと
「言い方が下品過ぎ」と顔をしかめたので
「それでは『試しグソ』どうぞ」
笑い転げるセガレには「試シッコせい」と言うてやった。

ネットでマーケティング・コンサルの養成セミナー受講3日目。自分の特性や持ち味の見いだし方、ポジショニングなど、実に参考になる。

夜、家族と比治山で夜桜散策。3分咲き。30年前、仲間と嬌声を上げ、大騒ぎした場所にあったはずの桜の大木は大半が枯れて姿を消し、そこへ若木が植樹されている。クローンのため生殖機能を持たないソメイヨシノは、世代を重ねる毎に寿命が短くなるのが宿命。
ベンチに座って過ぎ去った時間に思いを巡らし、缶ビールを飲んで大きく一息つくと、、、、なんというのか、、、、今生きている次元と隣り合わせで、その頃の次元が今も在る、という確信に至る。現在、過去、未来。すべて、闇の経絡が繋がっているのか。

ギリ練、、、ネットセミナー受講2日目、、、そのサイト好評につき、、、 (2013.03.27)



昨夜、ギリ練(限界突破=ギリギリまで、さまざまな身体メソッドにトライする)をみっちりやったので筋骨、関節が少々痛む。極力、毎晩実施するつもり。

終日、企画業務。
合間、ネットでマーケティング・コンサルの養成セミナー受講2日目。「かゆいところ」に手が届きまくる、有効なアドバイス多々あり(私的な受講のため、現時点でのお問い合わせには応じられません。ご了承を)。
マーケティングに関しては、僕はこの道20年以上のプロだ。が、それはクライアントありきの限定的なアプローチであって、自分自身のマーケティングやブランディングとなると、とたんにトーンダウンするのが常。己を客観視することは、かくも難しいのである。このネットセミナーは2日目にしして、カリキュラムのフォーマットに、ただ無心に自己投影するだけで、有効な方向性が見えてきた。手応えあり。

チーム「西瀬戸メディアラボ」で直受けした、某バス会社のHPリニューアル仕事。ほぼ完成したサイトをネット上に仮アップしてクライアントに確認をお願いしたら、夕方返事がきた。
それが、、、、、
大絶賛じゃったんよ(笑)。
以前、こちらのリーフレットを制作したところ、「実用性が高い」と評価を得てのリピーター案件だったのだが、営業窓口の業務が大幅にラクになる仕掛けをはじめ、今回も他がやってない独自の画期的アイデアを、適確に盛り込んだ。
その効果は、ハッキリ数字になって現れると期待している。っつーか、そうじゃないと意味が無い。また、HPだけリニューアルしてOKではなく、強力に集客のサポートをしてくれるであろうオプションとしてfacebookをからませた、笑えるプランも提案済みだ。
こういう芸当ができるのは、事前なヒアリングあってのこと。欧米向けの感のあった「ビジネスモデルYOU」を、日本向けに大胆にアレンジして構築したヒアリングシート「西瀬戸メディアラボ/クライアント・キャンバス」が、早速役立ってくれた。

夜遅く、道場にて再びギリ練。全般にわたって動きは超スロー。これが効く。気持ちエエす。

*写真:特にコメント無し(笑)

ターニングポイント (2013.03.26)



午前中、広告代理店O氏来宅。次期戦略を練る。
午後より執筆業務。

今後、マス・マーケティング、ダイレクトレスポンス・マーケティングに次ぐ、第三の潮流「ソーシャルメディア・マーケティング」の勢いはさらに強まるだろう。というか、既存のマーケティングとの勢力バランスが逆転するのは2年以内と予想している。
それでは、たとえば僕がいくつか手がけている季刊誌など「紙媒体」の存在意義はあるのか?
もちろん。逆に手間隙かかった「高級媒体」として認知されるだろう。ただし、数は激減する。凄まじい淘汰の嵐をサバイブする圧倒的クオリティ(セールスツールとして有用であること)を備えていることが大前提。
それとガタイがデカイのもダメだ。
かつての巨大計算機=コンピュータがPCになり、それがタブレット端末やスマホにとってかわられようとしている。新聞社、TV局、音楽業界、出版社etc、リサイズは必須となるだろう。
古い体質から脱却できない経団連一派がアベノミクスに期待するのは、かつての栄華の復活に一縷の望みを託しているからだが、時間は巻き戻せないことを思い知らされるだけのような気がする。

*写真:マルチクリエイター高城剛氏の名著「LIFE PACKING」。資産の99%を処分し、持たず、定住せず、世界を駆け回る生き方を実践するためだけに手元に残した1%の生活必需品が紹介してある。これを読むと、モノについて書かれた本であるのに、あらゆるシステムのムダも見えて来るのが面白い。

今一番面白がれることに傾注せよ (2013.03.25)



終日、執筆。
請求書をおこしながら、今週一杯で3月も終わりだと気付き、驚く。1、2月はたっぷりだったが3月は、あっちゅーまだったような。

仕事の合間、昨日「目撃」した、岡下弓子さんのデコパージュが、脳裏に明滅。作品に息づかいと力を感じた。自分がサイコーに面白がれる、作りたいものばかりなんだろう。それが今、多くの職業作家に一番欠けていることかもしれない。

で、結局、バンジョー型ウクレレ(下の写真)は買うのヤメ。新しい楽器より、ライブをしましょう。
なんちゃって撮影用に、α-NEX3のスペア機として検討していたNEX-5も、今はいらん。NEX3がそうしょっちゅうイカれるとは思えないし、買った場合の稼働率が読めない。これは1本でいこう。

5月あたりから、マーケティングコーチ&コンサルタント業務を本格始動させるにあたり、良い教材を見つけた。この世界も玉石混淆。本物を見つけるのは難しいだろうと思っていたが、ようやっと出会えた感じ。猛勉強します。

驚愕のアーティスト、岡下弓子さん (2013.03.24)



やっぱり昨日見たバンジョー型ウクレレが気になって、午前中、K楽器店へ。O店長、ピックアップを装着するならこの位置で、値段はいくらで、と、完全にセールスモード(笑)。音色は、もろバンジョー。サンシンにも似ているので、島唄っぽいものをやれば面白そうだ。ただ、フレットが金属でなく、樹脂製。耐久性がちょい気になる。

その後、ふと楽器店向かいの「ギャラリーてんぐスクエア」の賑わいに惹かれ入ってみる。入口には「デコパージュ展」とあったが、「デコパージュ」というのは初めて聞く名前。凝った装飾が施されたビンや箱、鏡などが並べてあり、どれもが美しいが、これらのどこが「デコパージュ」なのか、やはりわからん。
すると背後から「あらぁ、男性に興味もっていただくのは嬉しいことです!」と声をかけられ、振り向くと一人の初老のオバちゃん。彼女の説明で、廃材や廉価な素材に紙を貼付けたり着色したりする、イタリア発祥のアートだと知る。さらに、彼女から、今回の作品を手がけた岡下弓子さんを紹介してもらった。岡下さんからは、個々の作品の成り立ちを丁寧にレクチャーしていただいたが、半年前に取材した道釈画家の七類堂天谿さんにも匹敵する力量の持ち主であることを理解。ぶっちゃけ、デコパージュという手法より、「岡下弓子」というアーティストのポテンシャルに強い興味を持ってしまった。取材したい!
いや、ホントにすごいんよ。どの作品も売り物ではないらしい。ということは、報酬を得ることを良しとしないプロフェッショナルということか。こんなもん見せられると、それで食えてるからプロだとかそうでないとかいうモノサシが心底アホらしくなる。作品の詳細は、あえて文章化しません。ぜひ見に行ってください。絶対ぶっ飛びますから。
展示は「ギャラリーてんぐスクエア」にて26日(火)まで。入場無料。

*写真:たとえばこれ。素材が「廃材」に見えますか?

ピックアップ交換 (2013.03.23)



午前中、セガレをプールに送ったついでに、K楽器店に寄り、ピエゾピックアップ「FISHMAN」交換のため昨日、テイラーと入れ替わりに預けたウクレレ「ヌエヌエ初号機」を受け取る。
帰って、早速テスト。ノイズが出始めた頃より1.5倍ほど音量がアップし、いい感じ。一応、これで「春駒/春の楽器リペア祭り」はすべて完了。どの楽器も、いつでもスタンバイOKっつーのは気持ちよろしい。

ところで、K楽器のウクレレコーナーにあった、バンジョー型ウクレレが気になってしょうがない。「見てしまった」と後悔(笑)。バンジョー型は昔からあるけど、ウクレレ用に相当なアレンジが施してあり、新しい楽器のようだった。なにより見た目が涼しそう。う〜ん、、、、。

2号機の帰還 (2013.03.22)


午前中一杯かけて掃除。デスク回りほか、越冬のため、室内に入れていたゴムノキをベランダに出して、葉についたホコリをホースで洗い流したり、その他の観葉植物も一部、春〜夏仕様にディスプレイ。冬物の衣服も大半を収納。

午後イチ、K楽器店へ行き、半年ほど預けていたテイラー2号機(314ce)を受け取る。カッタウエイの凸部分の先端(下の写真)が、板が中から押し出されるように長さ5センチに渡って裂けるという、通常ではありえんトラブルによるドック入りだった。購入から2年半が経過していたが、当然、メーカーは無料修理。
2号機と入れ替わりに、かなり耳障りなハムノイズが出始めたピックアップ(ピエゾ)交換のためウクレレのヌエヌエ初号機を入院させる。これもテイラー2号機と同じ日に購入。タフな弾き方をすると、ピエゾのヘタリも早いのか?

価値がわかる放送マン (2013.03.21)



午前中、道場にてJ氏指導。

昼過ぎ、某TV局へ出向き新規案件の打ち合わせ。まだ正式に決まった訳ではないので詳しく話せないが、もし決まれば、僕にとって新ジャンルのレギュラー仕事になるだろう。
今回、先方が僕の声に興味を持ったのは、プロナレーターで作る会員制組織が運営するサイトに載せていた、あるデモ音源を聴いて興味を持ったからだそうだ。「絶対にこの人しかいない!」と。
数年前だったか、この音源を収録した際、オペレーター氏から「これはブッチギリに面白いです。けど、この価値がわかる放送マンが、はたして広島にいますかね?」と言われたものだ。
だからイイんですよ、と僕はこたえた。
わかってくれる人だけでいい、じゃなく、きっとわかってくれる人が現れる。そう思って、自信を持って収録した。
今後、広告デザイン、音楽、なにをやるにせよ、既存のやり方に留まらないスタイルを、一層強く打ち出していきたい。

*写真:TVの仕事がくるかもしれないのに、最近、民放はまったく見ていない。BSのワールドニュースは面白いし、このスペインTVEはじめ、女性キャスターは美女ぞろいなのがエエね(笑)。

からだは死なない (2013.03.20)



朝から雨。
午前中、海田山中にある義父の墓参り。
墓の横の、驟雨に霞む竹林を見ながら、ふと「からだは死なない」と理会した。いや、スピリチュアルな視点でいうのではなく、物理的に。地球の裏側で1匹の蝶の羽ばたきが、そこから離れた場所で、将来、台風を発生させることもあると説く「カオス理論」の「バタフライ効果」に近いかもしれない。人間を含む生物が細胞の集合体としての肉体を失っても、それはまた別の物質に変換され、「地球」という大きな生命体に内包されている。不生不滅、不増不減。

K楽器のO店長からデンワ。「ありえんトラブル」で預けていたテイラー2号機の修理が完了したとのこと。現在、ライブでの先発レギュラーはテイラー初号機か、カオル・シルファ。2号機の具合をみて、オーダーを再考したい。

午後より執筆業務。
夜までに原稿1本アップ。
来週から少し落ち着くのだろうか。っつーか、明日も新規案件の打ち合わせだったりして。

高速バスに楽器持ち込み禁止?、、、新しい表現のヒント、、、 (2013.03.19)



昼過ぎまで執筆。
その後、4/19のBLUE LIVE広島でのFarEastLoungeフライヤーを受け取りに、梶山シュウ来宅。と、気になっていたことを質問。
「最近、高速バスに<楽器>の持ち込みを拒否されるゆうことが起きとるげなが」
「知らんかったん。はぁどっこもダメじゃわいね」
しかも、2、3年前からのことであると。
とすると、僕が高松ライブに利用するジェイアール四国バス「高松エクスプレス広島号」や、長崎ライブ時に乗った博多〜長崎間の高速バスに、おとがめなくすんなり乗れたのは単なるラッキーか、はたまた、僕のルックスが好感度あり過ぎたからかも知れず(笑)。
で、その後、ネットで調べ、ジェイアール四国バス「高松エクスプレス広島号」においては、持ち込み禁止リストの中に「楽器」が明記されていないことを確認した。「高松エクスプレス広島号」はミュージシャンの味方なり!(ご利用の際は、一応ご自身でお確かめくださいませ。)

夜、並木通り「koba」にて梶山とパフォーマー3人(うち1人はストリッパー、もう1人は知人の画家)によるコラボライブ。諸事情あり、10分で退出したが、表現する武術家「Bujutist」として、閃きを得ることができた。誰の目にもダンサーより鍛え抜いていることがわかる身体。伝統芸能「能」にも通じる、武術特有の「ためず、ねじらず」の俊敏でムダの無い動き。ヨーガの精神性と自然観。それに「口琴」「フトゥヤラ」「ディリジドゥ」など倍音楽器を組み合わせると、かなり面白そうな新しい表現が出来そうだ。というか、やりたくなってきた。

*写真:3人乗りシーカヤック「グレートジャーニー」に「眼」を入れてみた。今年は海に出る機会を増やす。

自分の10年後、、、偽物の癒しブーム、、、Bujitist、、、 (2013.03.18)



朝から台風並みの凄まじい風雨。
午前中、雑務。
時々、WBCの日本vsプエルトリコ戦をTV中継を見る。

午後イチ、西区商工センターにある某運送会社を訪問取材。こちらの会社、規模的には一応「中小企業」にカテゴライズされるのだが、やっていることは超一流。国内の物流業界の中で今最も注目を浴びており、斬新な経営手法は大手のそれをはるかに上回っているようだ。ローカルでも、ヤル気と工夫でここまで出来てしまう、という奇跡の具現かもしれず、大いに刺激をいただいた。
一番スゴいと思ったのが、社員1人1人に、自分の10年後を思い描かせるセミナーの実施。社長が「会社の10年後」をワンマンで勝手に語るのならわかる。そうではなく、個人がどうありたいかを自分でイメージさせるたぁ、苫米地英人さんの提唱する「先にゴールを設定する」メソッドとも符号するではないか。それを、もっとも保守的で、前例がないと手を出さないと揶揄されることの多い広島でやってらっしゃることにも驚く。

夜、NHKのBS「エルムンド」で、タイ式マッサージその他最新ウエルネスの特集。某ゲームクリエイター氏が「最先端の癒し」という触れ込みであれこれ紹介するのだが、正直、突っ込みどころ満載で、どれもが子供だまし・まがい物レベルにしか見えなかった。所詮、エステの域。エルムンドは大好きな番組で、4月からは週一の放送になるらしいが、もっと本物を追いかけて欲しい。

話しは変わる。
先日、心体育道と太鼓グループ「雷男」の飲み会の席で、廣原先生が「これからの武術家には、ピアニストやギタリストのように、アートの表現者としての明確な呼称が必要。僕は『Bujutist=ブジュティスト(あるいはBujicianだったかも)』を名乗りたい」とおっしゃっていた。体操選手とダンサーが違うように、スポーツ格闘技と一線を画す心体育道は、太鼓グループとのコラボや、先生考案の「ノーモーション筋トレ」なども含め、身体(心体)芸術の新しい潮流を生み出している。僕も、より深い(あるいは高い)領域を目指し、精進したいと思うのだ。

*写真:午前中の激しい風雨がウソのように、午後は穏やかに晴れ渡る。黄砂も煙霧もPM2.5もキレイに洗い流され、こんなスカッとした青空は久しぶりである。

若手の躍動 (2013.03.17)



午前中、道場にてIさん指導。
午後より、ひたすら惚ける。
夕方、東区民センターにて、オタマが賛助出演する弦楽リサイタルをセガレ、オヤジの三世代そろい踏みで聴きに行く。今回は4人の気鋭の若手ソリストを迎えてのもので、小学生代表はオタマの生徒で4年生のNちゃん。まったく動ずること無く涼しげにバイオリンを弾いてみせた彼女、将来が楽しみ。

*写真:4月19日、宇品のBLUE LIVE広島でやるFarEastLounge単独ライブのフライヤーが印刷所から届きました。「配ってあげよう」と思われる方、ぜひ、ご連絡をお待ちしております!

宇宙の根源、、、投げ技、、、 (2013.03.16)



昨夜、睡魔に抗えず、気絶するがごとく就寝。
寝ている間、さまざまなメッセージが脳内ビジョンに映し出される。宇宙の根源とか、生命のしくみとか。「ああ、そうじゃったんか!」と大いに納得しまくったものの、起きてしばらくするとすべて忘失。もったいない。

夜、宇品の心体育道直轄道場で稽古。島根に単身赴任している兄弟子Y氏が、月一回程度、広島に戻ってくるのにあわせて不定期に行われているもので、廣原先生指導のもと、黒帯師範クラスばかり5名が参加。
稽古後半は投げ技中心。Yさんと組んで、互いに投げたり投げられたりを50回近く繰り返す。柔道のそれと違い、心体育道の投げ技は独特。打ち込んだ中段正拳突きが「消滅」し、どこも掴まれていたのにキレイに転がされるのは、投げられる方も気持ちがいいほど。ウチの道場でも、次回は投げ技を徹底的にやってみよう。マンツーマン指導で投げ技を指導する場合、互いの状態を客観的にチェックできないので、今年は畳1枚分ほどのミラーを壁に貼ってみようと考えている。
しかし、今週は道場稽古を5日やった。なんか、いいカンジ。

*写真:ということで、稽古終了後は近所の中華料理屋で軽く打ち上げ。写真はiPhoneの「漫画アプリ」を使って撮った、兄弟子Oさん。スキンヘッドゆえ、ニックネームは「お寺さん」です(笑)。

簡単にはマネのできないことを「芸がある」という(笑) (2013.03.15)



終日、執筆。快調に原稿アップ。
夕方、道場にてS氏指導。

さて、ありがたいことに今週は新規案件のお話を複数いただいた。
本日は某TV局から、声優のオファー。春からの新番組で、あるキャラの声をレギュラーで担当してもらえないかと。デンワでその旨を告げられたとき「冗談ではないですよね?」と聞き返したくなるほど、エキセントリックなご依頼(笑)。実はこの声、僕がほかのプロナレーターと共有してる某サイトのデモ音源の一つとして「こんなこともできますよ」的にアップしていた特殊なスタイルなのだが、奇を衒ったわけではなく、ほかのナレーターにはマネのできない芸当を絶対どなたかが興味を持ってくれるはずと確信あってのこと。詳細は、来週うかがうことになっているが、面白がってくれた人の出現がやたら嬉しいス。

わが恋は、波路遠く、、、 (2013.03.14)



午前中、道場にてJ氏指導。
午後より、明日〆切となっている原稿執筆。夕方にはアップ。

近所に借りていた倉庫を解体する際、預けていた思い出の品の中から、結婚前の古い写真を整理していたオフクロ。女学生時代の彼女に想いを寄せていたらしいカメラ好き男子から送られた写真の裏に書き込まれた「詩」が、誰の作によるものなのか知りたいというのでPCで検索すると、石川啄木の一節であることが判明。

「わが恋は、波路遠く」ウンヌンカンヌン、、、、

なかなか粋な男子ではないか。「メール」ではこのように60年以上経ってもしみじみと味わえることはなかろう。

*写真:っつーことで、その写真(笑)。左のまん丸顔がオフクロ様。

プロのスペアは同機種、、、天才の血、、、 (2013.03.13)



朝から雨。こんな、冬から春へ移り変わろうとしている生ぬるい感じの雨が好きだ。体質・性格的には完全に南国系で、雪国なんぞ絶対に住めんが、そうかといって常夏だと調子狂いそう。適度に寒いくらいの冬だと、春の到来が嬉しくなる。夏の終わりを惜しむように一つ二つ鳴く蝉もいとおかし(笑)。

午前中雑務。
某家電店にて、電球や電池を購入。最近、取材業務において、カメラマンを頼むほどでもない小扱いのカット撮影を依頼されることが増えたので、今使っているカメラ「SONY-NEX3」の予備も物色。僕はギターでもウクレレでもそうなのだが、気に入ったモデルはできるだけ2つずつ持つようにしている。1つが使えなくなった際、スペアの型式が違うと、うまく使いこなせない場合があるからだ。NEX3は、操作がラクで、かなり遊べる。買うとしたらNEX-5あたり。

午後よりHP製作ディレクション。クライアントの複雑な業務体型を「わかりやすいよう相関図にしては?」と提案したのは自分だが、これを実際に図にするというのは至難の業、というのが今になってわかった(笑)。結局ラフを描きまくって40枚目あたりで、「俺は天才!」と思えるほどのクオリティにタッチダウン。すべての相関が、これ一枚で完結している。夜9時半、全業務終了。

*写真:セガレが学校で作った版画作品「たのしい元うじな」。親ばか承知で言うが、これは傑作と思う。特に、インカの古代遺跡の壁画を思わせる構図と、3人の着ている服の紋様。天才のDNAだろう(笑)。

初心に還る (2013.03.12)



午前中、市内の某広告代理店にて新規案件打ち合わせ。
やや不安げな担当氏の話しを聞きながら、自分が得意とする分野を、ジャストミートで相手が欲していることを理解す。必ず評価は付いてくる、とは思いながらも、そのあまりにもトロい到来速度に不満があった数年だが、今年に入ってからいい感じ。レスポンスが早い。で、「まだお願いしたいことがほかにもある」と担当氏。僕の志向する「余人を持って変え難い」レベルは、仕事内容の高さだけでなく、仕事をオファーしてくれるクライアントを安心させることなしには成立しないこと、あらためて意識にとどめておきます。

午後より、インタビューシートを1本書きあげて某代理店へメールで送り、夕方から別の代理店にて打ち合わせ。このミーティングで、帯同していた古巣プロダクションのディレクターとの話しが180度、食い違っていた理由がわかり、瞬時に問題解決。やはり「また聞き」は、ねじれ現象の元凶。会って話しをさせてもらうのが一番。これも心がけたい。
初心だな、初心。

*写真:我が家玄関の桜桃満開。

覚醒しろニッポン (2013.03.11)



あれから2年。未曾有の津波被害、そして、原発事故。当時の「屈折日報」を読み返せば、約10日間、現地の様子が気になって生きた心地がしなかったことが思い返される。
地震から2日目の日報はこんな感じだ。

本日も一日中、太平洋沖地震関連の情報をTVとユーストリームで収集。
昨日同様、マスコミが発する政府や原子力安全保安院のコメント(昨日の日報にて「無能」とは言い過ぎた。誰もが必死なのである。陳謝します)と、原子力資料情報室の見解のズレの大きさに一瞬面食らうが、これも敬愛するハンター、齋藤令介さんの「原始思考法」で読み解けばシンプルに答えが出る。パニックに陥りやすい日本国民に、政府が「きわめて深刻な事態」であることを告げる事はまずない。情報の開示をしないということは、それだけ状況がヤバイのだ。というわけで、原子力資料情報室の言うように、必死に「最後の手段」を繰り出していると見るのが正しい。

引用ここまで。
同じ内容のコメントを「mixi」にアップしたら(その後即退会)、「風評を流すな」との批判を寄せてくる者がいた。しかし、その後続々と「知らされなかった事実」が明るみに出て、原子力資料情報室の「見立て」がほぼ完全に当たっていたこと、そして政府、マスコミがいかに信用できないシステムであるかが露呈した。
だからTVや新聞が「忘れないで」「つながろうニッポン」とか発信しても、白々しさを感じてしょうがない。

ついでに。
プロ野球開幕が近いが、マツダスタジアムでカープファンに「みんなで掲げ球場を真っ赤に染めましょう」と配られる陳腐なキャッチが書かれた例の赤い紙。あれも好きになれん。間違いなくカープファンの1人であるが、選手にどんなセッメージを伝えたいかは個々の自由。足並み揃えて寸分違わぬ押しつけメッセージを発する、という姿勢が気持ち悪い。ジョージ・オーウェルの「1984年」を読んだ1984年(本自体は1948年に書かれたもので、1984年にあわせて復刊)、「すごい。SF小説はここまで表現できるのか」と思っただけで、まるで他人事だったが、30年近く経った今、あの「洗脳世界」は、世界のあちこちを広く覆っているのがわかる。もちろんこの国も。
自分の頭で考える。なおかつ、新しい視野を持つため、流される情報の裏を読む訓練をする。そのとき、「感情」を入れないよう注意。ときに「情」は心の目を曇らせる。
あえて言わせていただきます。
覚醒しろ、ニッポン!

*写真:昨日のシットオントップカヤック同様、倉庫から引き取った青いオベーション。購入したのは30年前。オベーション最高機種「アダマス」のピックアップを内蔵した300本限定モデル。10年間、触っていなかったのだが、サビサビの弦を交換すると、何ごとも無かったようにフツーに鳴った(笑)。ネックの反りやボディの剥がれもない。オベーション、タフです。

シットオンカヤック、、、再びコラボ、、、 (2013.03.10)



午前中、近所の倉庫が取り壊しになるため、預けていたシットオンタイプのカヤック2艇を回収。2〜3人乗りのほうは田原男爵に進呈し、彼の車に同乗して西条まで一緒に運ぶ。
1人乗りレーシング艇は、手に入れてから10年以上が経過(中古)し、保管も良くなかったので処分するつもりだったが、ボディ自体には問題が無いことがわかり、修理することに決め、午後から掃除。前後のラバー製ハッチカバーはとうに崩壊。ウレタンを買ってきて形に合わせて裁断し、その上からフェザークラフトの布製ハッチカバーを被せれば見た目も悪くない気がする。

夕方、市内某レストランにて心体育道と太鼓グループ「雷男」のミーティング。廣原先生と兄弟子2人、雷男は代表のSさんと、女子3名。5月、フラワーフェスティバルで再びコラボ出演することが決定。そのための会合であったが、お話は最初の10分(笑)。あとはいつものように楽しい会食。

気温上昇、、、お好み焼き屋でライブ、、、 (2013.03.09)



午前中、家族と宇品界隈を散策。
天気がよく、しかも暑い。あとで知ったところによれば最高気温が22℃に達していたと。

午後から道場にてS氏指導。

夜、知人が経営する銀山町のお好み焼き屋「ケンタウロス」にて、友人F氏のライブ。先月の「FlyingKids」のライブに来てくれたマスターから「うちでもやってくれ」とのオファーをもらっていたのでその視察も兼ねて。もとはイタリアンレストランだったという店内は、「お好み焼き屋」とう概念を根底から覆すほどのオシャレな空間。ライブステージの機材も充分気合いの入ったもので、10年近く会ってなかったF氏の歌声もイイ感じで届いた。
ライブ終了後、マスターに「ぜひやらせてください。いつにしましょうか?」
と訊くと
「明日でもいい」そうな(笑)。

*写真:宇品1万トンバースには、平均的なマンションを2、3つくっつけたような巨大な豪華客船が停泊していた。

自然な流れ (2013.03.08)



取材も打ち合わせも、武術指導も無い珍しい日。ということで執筆に没入。
某広告代理店さんから新規業務依頼。
10年以上前から数年間、いっしょにFMの生番組をやっていた某声優からデンワ。彼女はホンマにスゴイやつで、生放送中、ゲストが目の前にいる状況で数回「居眠り」をしたこともある豪傑だ。今は一児の母。互いの近況など語り合う。
そこでふと気付いたのだが、今年はまだ僕は一度もCMナレーション録りをやっていない。5、6回、声をかけてもらったにもかかわらず、取材や執筆などで時間が合わずお断りさせてもらったのだ。こういうことを続けていれば、僕にはいずれオファーがなくなると思われるが、これも「流れ」だろう。タイミングがあえばやらせていただく。

朝から取りかかった原稿4本、夕方までにすべてアップ。これにて、2013年の仕事始めからスタートした某季刊誌、ようやくタッチダウン。その他イーブン状態だった複数の案件も出口が見えてきた。

夜、気晴らしにチャリで5分の紀伊国屋に行くと、敬愛するヨガ・マスター成瀬雅春さんの新刊を発見し購入。「小説」という形態をとっているが、これは彼の自伝に近いのではないか。25歳で勤めていた会社が倒産した主人公は、さしたる目的もなく海外へ。たまたまインドで出会ったヨガに魅了され修行を積み、その無窮世界にハマっていくというストーリー。面白いのは読者とのスタンス。たとえば瞑想をする際、次々と去来する雑念と主人公が向き合うシーンをはじめ、ヨガや瞑想に無関心な人には退屈きわまりないであろう細か過ぎる模写が延々つづく。というか、まったく配慮していないことが見て取れる。「わかる人だけわかればいい」と(笑)。もちろん僕にはたまらん内容だ。
数年来の日課となっている「倍音声明」も成瀬さんの本で方法を習った。僕はこれからの半生(どれだけ生きるか知らんけど)を、脳と体の探求に賭けてみようと思う。これもまた自然な「流れ」なのだ。

*写真:幅3.5mのデスク。朝片付けても日が暮れる頃にはこうなっている。でも、どこになにがあるかはちゃんとわかるので、問題無い。

一日一冊 (2013.03.07)



午前中、道場にてJ氏指導。

午後、市内某企業を訪ね、ヒアリング業務。
ここ数年の読書量は人生最高を更新中。3月に入ってからは、ほぼ毎日1冊買っている計算。不思議なもんで、量が増えると「読書勘」が冴えてきてハズレがほとんどない。そのときのレベルにあわせて、本が目の前に現れる、といったほうが近いかも。
で、一冊を平均1、2日で読むから、なかなか追いつけないが、読んだ内容を実践することで、血肉と化す感あり。

*写真:4/19のBLUE LIVE広島でのFarEastLoungeライブフライヤーのデザイン完成。今回は印刷に出します。1週間後に完成予定。「宣伝してあげよう」とお思いの方は、ぜひご一報を!

金鉱脈は地表が穿たれるのを待っている (2013.03.06)



午前中、某プロダクション担当Mクン来宅し、昼過ぎまで打ち合わせ。
その後、複数案件を同時並行でこなす。
夕方から執筆。夜8時、1本アップ。

旧知の中であるMクンと話しをする中でも度々出てきたのが、マスコミを含むこの業界の煮詰まり具合(笑)。顧客のメッセージを、実直かつタイムリーに伝えるための新しいコミュニケーション・システムが求められているのに、業界はまるで自覚が無く(気付いていないフリをしている?)、そのためのクリエイティブ・ベンチャーも、いまだ目に見える形では出てきていない。
これは、100年に一度くらいのウヒヒのチャンスではないか。金鉱脈が、地中深く、ワシらに穴を穿たれるのを待っている。
決めた。やっぱり今年だ。
かまうこたぁねぇ、やっちまいましょう。

*写真:4/19、南区宇品海岸「BLUE LIVE広島」でやる、FarEastLoungeライブのフライヤーを制作中。FarEastらしさが出た気持ちよさげなデザインでっしゃろ?
デザイン下描きとコピーは僕、フィニッシュデザインは西瀬戸メディアラボ・スタッフのHさん。FarEastのブランディングも、僕自身と西瀬戸メディアラボのそれも、プロフェッショナルとしての立ち位置を明快かつニコヤカに打ち出していく所存。

ボロ屋とともに去りゆけ (2013.03.05)



終日、某HP製作案件に没入。

午後、一瞬仕事を抜け、近所にある倉庫(ウチのオヤジ所有の廃屋)に行き、自分の持ち物(ほとんどが独身時代のモノ)から不要品を選別。というか、9割以上がゴミ。写真、CD、書類、アウトドア用品、本、PCなどなど。来週早々、このボロ屋の解体作業が始まるのだが、一緒に瓦礫にしてもらってけっこう。
4、5年以上使ってないモノって、すでに自分の人生には不必要だということがよくわかった。ストック=所有からフローへ。一生に一度開くか開かないかの本やCDなど持っていてもしょうがない。過去に生きずに未来に生きろ。じゃんじゃん捨てましょう。で、残ったモノは使ってナンボ。過保護にせず適切に使い倒すべし。

*写真:それにしても今日も広島市内、霞んでおったですな。PM2.5っつーヤツでしょうか。花粉シーズンになると、最初の短い期間だけ、軽い花粉症の症状が出るのだが、どうも喉がいがらっぽいし、目もモサモサします。皆様お気をつけくださいませね。