Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2013年01月の日記

笠岡遠征、、、トンデモプロダクション、、、 (2013.01.31)



某季刊誌の取材業務で、岡山県笠岡市の某企業を訪問。広告代理店の鉄腕担当O氏の見事なコーディネートで、取材前にはとっておきの味処にエスコートしていただけるなど、今回もいろいろと配慮いただき、気持ちよく業務に没頭できた。感謝。

夕方、帰宅。
残った業務処理、道場生や親戚からメールやデンワでの相談事にも対応。
と、例のトンデモプロダクション(笑)からまたしても「なんでそうなるの」的連絡。クライアントに対する不誠実さのオンパレードなれど、紳士的に対応。
この10年「屈折日報」を毎日欠かさず書いているが、僕が明確に不快感を表しているのは、このプロダクションと、こことタッグを組む某代理店の「2社のみ」である。
人は誰でもミスをする。音楽関係者には才能があっても「愛すべきデタラメさ」を持っている者が少なくなく、僕はそれを楽しんでもいる。
しかし、この2社の仕事に対する不誠実さ、使命感の無さは尋常ではない。まったくトホホな連中なり。

*写真:本日も、ずっとモヤがかかっていた。「目が痛いし、喉もムセる」とカメラマン氏。
僕も少々頭痛。たぶん、中国からのスモッグで間違いなかろう。
だが、忙しい最中にあっても僕の胸中は妙に晴れ渡っている。

狩猟家の時間 (2013.01.30)



広島湾にそそぐ河口沿いの、とある施設を取材。
スケールも発想もホスピタリティへ向ける想いもハンパなくビッグ。建築好きとしてもタマラン空間だった。自分の「終の住処(ついのすみか)」など、まだ考えたこともないが、ここに身を寄せる人々の人生のほんの一瞬を垣間見せていただいた。
明日は、岡山は笠岡で取材。「狩猟家の時間」はつづく。

*写真:心体育道創始者であり、我が師匠、廣原誠先生の最新刊「ノーモーション筋トレ」実践中。タイトな日常でこそ、より効果を実感。マジで効きます。

で、ここから「大分むぎ焼酎二階堂」CM風に

思えば、そぐわない筋トレばかりだった。
合う人と合わない人。
どうか、ヘンなトレーニングマシンが発明されませんように。
「ノーモーション筋トレ」だけで、十分です。
ああ、私の体は今、赤道直下、、、。

中国5県取材行脚、再開 (2013.01.29)



午後より、安芸郡海田町の某自動車部品工場にて取材業務。
夕方帰り、午後11時まで執筆、HPレイアウトなど。
僕を支持してくれている著名な某音楽評論家の方からメールがあり、明日、パティ・スミスの取材で広島に行くので、ライブ前にどこかで会えないか、とのこと。うーん、明日もまた取材。ほんとに残念。だが、今年はこちらから東京へも出向きたい。

*写真:僕の所有する腕時計は、オメガ・スピードマスター、オメガ・シーマスター、セイコー・グランドマスター、シチズン・フライトマスターなど、やたら「マスター」が多いのだが、もうすぐ旬が終わろうとしているのがこれ、「ミカン・マスター」である。男心を刺激する重厚感、腕にひんやりフィットする天然皮バンド。時間を知る、というよりは「腹時計」が鳴ったらカブリつく、という感じか。もちろん「大長みかん」という世界に冠たるブランドの逸品なり。

雪の朝、、、ひとりフントーす、、、 (2013.01.28)



昨夜、就寝前(午前2時)の段階で、雪が降り続きそうな気配だったので、今朝は早めに起床。案の定、当アジトのある南区では珍しく雪景色。5センチほど。
安全のため、セガレとバス停まで一緒に歩く。その帰り、近所の駐車場からスリップして出られないセダンに遭遇。ノーマルタイヤだ。このまま出発し事故されても困るので助けない。

終日、資料のチェックや企画業務。明日から3日間、連続で遠征だ。広島市内2件、岡山の笠岡1件。気が昂る。

夕方、某企業に出向き、明日取材する某工場に関するヒアリング。「取材前日にヒアリングするのだけはご勘弁を」とこれまで一体何度、クライアントとの間に立つ代理店&プロダクションに申し入れたことか。このチームで1年半が経過したが、まるで改善の気配無し。ヤッホー!
予想通り、席上「初耳」な話がいろいろ出てきた。ブラボー!
しかも撮影ポイントのセッティング交渉が必要なことすら代理店がクライアントにまったく説明していないのが判明。ドッヒャー!
その他、、、、まぁいい。今に始まったことではない。結局約1時間半、ほぼ1人でしゃべり通した僕は、喉はカラカラ(ライブでもこうはならないぞ)、体は汗だく。帰ったら速攻で着替えたです。
それにしても。
一方の別の代理店が担当する2件は、昨年末(!)から詳細な情報をいただいており、それを元に僕が質問項目を書き出し数週間前に送っている。この段取りの差は誌面のグレードに直結する。
今年は直受けの仕事も増えそうだけど、悪いケース、良いケース、両方参考にしながら不備がないよう充分注意したい。

*写真:珍しく雪景色のAM6:50。

魂に添うべし (2013.01.27)



午前中、ヨガ、筋トレなど。

昼食時、つけ麺を食っていると、ふと昨夜のライブの敗因に関し、ライブ終了時に思っていたこととはまったく別に、シンプルかつ重要な問題が存在することに気付いた。
なんや、それかい。
とピタリ腑に落ちる。技術ウンウンではなく「ミュージシャンとしての今年の指針」の根幹を僕自身が踏まえていなかっただけなのだ。まったく、なんのためのプロミュージシャン宣言だったのか。僕にはやや辛いつけ麺が気付かせてくれた。まず、我が魂に添うべし、と。
ま、忘備録として。

*写真:午後、時おり粉雪舞う屋上にて、デンワ台下の収納スペース用に接地する棚を製作。採寸し、ノコでパッと切って、クギ打って、約20分。セガレはオガクズよけにスミングゴーグル装着!

それでもメゲず (2013.01.26)



終日雑務。

夜、この時期恒例となった、スタジオDUCKの女ボス、チカちゃんの誕生日を祝ってのバースデイライブにソロで出演。
当初、ウクレレとフトゥヤラで20分やるつもりだったが、無性に激しいブルースをやりたくなり、ウクレレをアコースティックギターにチェンジ。
これが完全に裏目(笑)。力むとロクなことにならないのは、骨の髄までわかっていたはずである。僕の場合は15年前、「脱力」しないと良い音が鳴らせないウクレレ(というか、楽器はすべてそうなのだが)を手にしたことで、はじめて上手な「ガス抜き」ができたのだ。
しかし、悪癖は一瞬にしてリバウンドするものである。
ブチかます!
そのような、オーディエンスにはまったく関係のない独善的な気負いが、今夜も見事なまでの空回りを演じることに。
リズムはヘナヘナ、歌詞は間違える、さらに苛立つ、、、、。
スタンディングではなく「座り」でやっていたなら、リカバリーはできたと思う。
まだまだ修行が足りませぬ。
かつての僕なら1週間くらいメゲていただろう。それが今はどうだ。ステージが終了し、10分後にはすっかり元気になっとる。
さ、次いくで。と思える自分に一番驚いた夜かも。

*写真:最近のお気に入り湾岸スポット「umi to sora no Aida」でランチ。風は冷たいが、やっぱり海はエエのう。

心身を研ぐ、、、バーラウンジにて、、、 (2013.01.25)



午前中、道場にてIさん指導。

午後より、某HPレイアウト構成、企画業務。
デンワでの打ち合わせも数件。そのハナシのついでに、「気功を教えてもらえないか」との相談も受ける。先日はヨガのインストラクターをやっている友人からも同様の依頼があった。僕がやっている張式秘伝功は、3分もあれば修練法は伝授できる。もうひとつ日課になっている倍音声明も実に簡単。要は続けることなのだが、やる前から「続けられるかどうか」を気にしている方が多い。
僕の場合は、気持ちよかったり面白かったりするので、毎日倍音20分、気功30分をヤメる気にならんのです。
しかし、気功やヨガも玉石混淆。気功は「禁止事項」が多いのは避けた方がいい。また気功もヨガも、スピリチュアル系のなんやらかんやら(霊とか前世とか風水的なパワーがどうとか)を言う流派は要注意。
僕がやっているのは副作用がなく超シンプル。刃物の「研(と)ぎ」に例えるなら、脳や脳幹を含む全身の細胞の並びを整え活性化する張式気功が「粗研ぎ」で、整った細胞を音声を使った微細な振動で調律する倍音声明が「仕上げ研ぎ」であり、実に物理的。スピリチュアルが入り込む余地はない。
さらには心体育道の西式3法(金魚運動、毛管運動、合掌合蹠=がっしょうがっせき)や、我が師匠、廣原先生が考案されたノーモーション筋トレなどやりゃあアンタ、日々、爽快至極でホンマに。

夜、スタジオで歌い込みを終えたあと、ふと、梶山シュウとドロ様(椎名まさ子)が、我が家からチャリで10分かからぬオリエンタルホテルのバーラウンジで演奏している日であることを思い出し、こっそり行ってみた。梶山のHPで、ここでのライブではアコベ(アコースティックベース)を使う、みたいな記述があり、楽しみにしていたのだが、通常のエレキじゃん。
2人とも、いわゆる営業演奏ゆえ、俺がいるのがわかればやりにくかろうと、ステージから一番遠く、ガラスで仕切られたカウンター席にて背中で聴く(笑)。
結婚前は、ここのスカイラウンジ(当時は別の名のホテルだった。スカイラウンジも今は無い)に、オタマと毎週飲みに来ており、そこでも生演奏をやっていたのを懐かしく思い出していると、なんと、その時のバーテンダーが目の前にいるじゃん(笑)。彼も僕を覚えてくれていた。っつーか、10年ぶりだよ。なんだかすごく嬉しいね。
さて、二人のラストナンバーは、これまた懐かしいビリー・ジョエルの「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」だったが、この決して簡単ではない曲を、20数年前、俺はピアノで弾き語ることができたのだ。「オネスティ」も。どうやってたのか、、、さっぱり思い出せん(笑)。

*写真:ミュージカル「キャッツ」。忙しくて、ややパニクってくると、こういうことしたくなる(笑)。

不思議なケイタイ、、、かの地を思う、、、 (2013.01.24)



午前中、道場にてJさん指導。

午後より、企画、取材交渉、レイアウト案制作など。
僕のケイタイは、業界の人間としては非常に珍しいことに(ヒマなわけではないのに)、ほとんどかかってこない。2、3日沈黙することもしばしばで、用件はほとんどメール。
で、今日久々にかかってきたのだが、話し中、はかったようにほかのデンワがかかる(笑)。しかも2度。これはどういうわけなんだろう。3本に1本はこんな具合。ほんとに不思議。

福島県に出向中の建築士の方から、福島ライブツアーの日程案が送られて来た。実際はライブをやるかどうかは(やらせてもらうつもりはある)状況を見て判断しようと考えており、まずは眼と肌で感じたいという気持ちが強い。現地の情報は常に集めているが、ますますわからない。確信もって言えそうなのは、国も電力会社も、まるで責任とって無いということと、このような事態になってなお、暴動一つ起きていないことの不気味さ。
随分前、近所のオッサン(某伝統職人)が、広島市役所玄関に車ごと突っ込んだ事件があった。幸い、誰も大きな怪我を追うことが無かったが、市政に対するオッサンのストレートな怒りの表現は、ある意味わかりやすかった。
決して暴力的手段を推奨しているのではない。東北大震災と原発事故で、多くの人命が失われ、家や財産、仕事、生活の一切合切を奪われたというのに、この大人しさは異常ではないのか。
もうひとつ、僕が子供を持つ身であったなら、「除染」をしなければならないような土地から即刻退避する。
そんな憂いがあるからこそ、行ってみたいのだと思う。

ルビコン川を渡れ、、、すごいぞノーモーション筋トレ、、、 (2013.01.23)



午前中、某広告代理店の某氏、来宅。とある企画に関し価値ある意見交換。「賽は投げられる」ものでなく「自ら投げる」ものである。いい感じ。ちなみにこの言葉は、古代ローマの軍人カエサルが、元元老に反旗を翻して軍を率いて南下。北イタリアのルビコン川を渡る際に発したものらしい。よって「ルビコン川を渡れ」も同義語として使われている。

夜、宇品の直轄道場へ。
先生が書き、本日発売になったばかりの
最新刊「ノーモーション筋トレ」をいただいた。門下生への「お年玉」だそうだが、添えてあった手紙の文末には「書店に行き、1人10冊以上買いなさーい!(笑)」と(笑)。
それはさておき、器具やインストラクターがいらず、時間もかからない先生考案の筋トレポーズが
なんと86種もある。さらには、意外なことに顔や首のたるみをとるものまであり、老若男女、すべてが実践できそう。先生が米LA指導員時代に出会い、現在、心体育道の重要な修練メソッドであるヨガからヒントを得、アイソメトリック(等尺性筋収縮トレーニング)理論に基づいて編み出されたとのこと。
で、家に帰って、いくつかのポーズに早速トライ。35年、筋トレを毎日欠かさずやってきた僕が自信を持って言いましょう。
これは、、、効きますっ!!
ウエイトでは感じ得ない、微細な筋肉細胞に働きかけているのが、ありありとわかるのだ。神経系統も活性化される気配あり。また、通常の筋トレに挑む時のような「さあいくど!」みたいな気合い、気負いも必要ない。というか、なんだか愉しいのだ。

春、微かに薫る (2013.01.22)



終日、ぎっちり企画、電話取材、資料集め等。
夕方、道場にて小5のYくん指導。

夜、心体育道・廣原先生から電話。世界で唯一、師匠からのお電話は僕は「直立不動」で受け答えするのが常である。
で、またしてもサスガなお話。詳細は明日。

*写真:久しぶりに屋上から撮影。春の気配、微かに薫る。

セミナー開催したい、、、ネイキッド・ブルース、、、 (2013.01.21)



終日、企画業務。5つの案件を並列でこなす。「声」を使う複数のミッションが無事終了し、昨日からのあまりにも地味な仕事が、この先一週間ほど続きそう。前回の冬は一度も風邪をひかなかった。この冬も乗り切りたい。
新規事業として、フリーランスになって、企業や自治体に請われて何度か実施した「セミナー」も定期的に開催したいと考えている。発想トレーニングや文章術に加え、簡単なセルフコーチングなど。この分野の技術は格段にパワーアップを自覚しており、セミナーを受講すれば、「なんとなく知った気になった」で終わらず、確実に人生に変革をもたらすことができる。

さて、宇品のライブスポット「BLUE LIVE」でのFarEastLounge単独ライブが4/19に決まったと昨日の日報に書いたばかりだが、FarEastのメンバーであり、お互い32年もの「腐れ縁」を誇る梶山シュウとの、あまりにも濃いブルースユニットも20数年ぶりに復活せしめ、その第一弾を来月2/21(木)、中区「FlyingKids」でやらかすことが正式に決まった。
名付けて「裸のブルースジョイント」。
服は脱がないが(当たり前だ)、ファッションではない、スーパーリアルな日本語によるムキ出しの土着ブルースをエグ〜く&艶っぽく演(や)る所存。かといって暑苦しいだけかといえばさにあらず。20数年前の梶山とのそれは、小洒落たシティブルースも作って歌っていたのだよ。まぁ、聴いてのお楽しみということで。

*写真:「アコースティック弦はなに使ってるんですか?」とよく人から訊かれるのだが、コレです、3セットで特価980円のマーティンのライト。弦も切らなくなり、毎日1、2時間ギター弾いて、年数本くらい。

デュアルライフ、、、予測するな、創造せよ、、、 (2013.01.20)



終日、企画業務。

FarEastLoungeの次回ライブ、宇品の「BLUE LIVE」にて4/19にやることが決定。詳細はまた。

夕方、webデザイナーK氏来宅。某企業からの直受け案件の打ち合わせ。彼、相当に疲弊した表情だったが、もうひとつの本業である神官(!)が忙しく、年末から本日まで休み無しだったとか。彼の元同僚もデザイナー業の傍ら、自分で立ち上げたビルの清掃事業も手がけており、僕の回りには2種類以上の仕事=デュアルライフを志向する者が増えてきた。食えないからいろいろやる、ではなく、好きだからだと思う。
どっちが良い悪いじゃないけど、これから世の中は大変動を起こす。米ニューズウィーク誌は紙媒体を廃止し、電子版へ切り替えた。本が一冊も無い「電子図書館」も登場した。20年前、広告デザイン業界にMacが現れ、写植業が1年で消えた。また、当時はプロカメラマンでしかなし得なかった特殊技術を要するカットでさえ、今は廉価なデジタルカメラで素人でも撮れてしまう。それらとは比べ物にならんほどの変革がこれからいっきに加速する。新聞社、テレビ局も淘汰される。これは予測ではなく必然。自然な流れだ。
というか、予測したってしょうがないのだ。未来は愉しく創造するものだと考えたい。

*写真:FarEastLoungeのTシャツ作ります。乞うご期待。

アジア最強グルーヴ始動 (2013.01.19)



夜、流川「パーカッションハウスPICO」にて、今年初となるFarEastLounge単独ライブ。
大半の常連客の予定がいろいろとカブり、予想通り集客面ではやや厳しかったが、僕としては今日のライブが決まった日から良いライブをお見せできる自信があったので、気は昂り、コンディションも絶好調。

セットリスト
第一部
「カプチーノもう一杯」>「Dreamin'」>「アカバナ」>「はてのうるまの祈りうた」>「その男ヨシオ」>「雨のラブホテル」>「空蝉(新曲:フトゥヤラインスト)」>「風炎(フトゥヤラインスト)」>「横を向いて歩こう」

第二部
「FarEast Shuffle(新曲)」>「はじまりのうた(新曲)」>「月の下ジントヨー」>「星の波間に」>「向日葵」>「黒いストッキング」>「夫婦蛸」>「メバル坂(新曲)」>「ひかりのうた」

アンコール
「赤いスイートピー(笑)」>「サラ金ブルース」>「ぴぴららOne Love」

以上21曲。
新曲はまずまず。回をこなせば自然とブラッシュアップされるだろう。フトゥヤラのインスト2曲では、この珍楽器の持ち味を遺憾なく発揮できた。これほどまでに見た目と音色のギャップが大きい楽器も無かろう。というか、フトゥヤラの開発者&製作者のNadishana氏と「楽曲一本勝負」なら、オリジナリティ、インパクトにおいてひけはとらないレベルに達した感あり。もちろん、奔放なインプロビゼーションを導いてくれるFarEastメンバーの強力無比なバックアップあってのことだが。
アンコールは、めったにやらない曲だったため、歌詞やコードが思い出せずグダグダ(笑)。練習しときます!
今年はFarEastのライブ本数増やしますからね。アジア最強の極楽グルーヴをもっとお聴かせしたいのです。

*写真:フトゥヤラの新曲「空蝉(うつせみ)」では、これまた初の試みとしてマウスピースをホース式ではなく直結タイプでやってみた。ホースより、超高速スタッカートがやりやすい。

宣言の意味 (2013.01.18)



終日、企画業務。
夕方より、明日のライブの準備。弦の張り替え、セットリスト考など。

ライブ予定曲(あくまで予定)のうち、約4分の1が新曲。並びを考えていると、今度はこんな曲を作りたいとか、あんな場所でやったらどうか、など新しいアイデアがとめどなく。
これからの一年、音楽面でもかなり背伸びしようと思う。
「出来ること」だけやっていたんでは成長せん。
ここはひとつ、自分に限界を設けないで突拍子も無いことに挑んでみたい。グラフィックデザイナーとして広告業界を主戦場にしていた横尾忠則さんが、突如「画家宣言」をしたのは1981年のこと。けれど実際は、その以前から画家らしいことはやっていて、あるインタビューでは「やってたんだよね、前から画家を」などとトボけているが、彼があえて宣言したかった気持ちが僕にはよくわかるのだ。
あれは明確な宣戦布告。
年齢でキマるわけではないが、僕も50を過ぎ、いろんなことが気持ちよく吹っ切れてきた。
あらためて、ミュージシャン宣言。

3人で稽古 (2013.01.17)



午前中、道場で指導。
本日は、当道場初の試みとして、Iさん、Jさんの3人で稽古。「攻める」「捌く」の攻防を、第三者的に客観視でき、より術理の理解が深まると狙ってのことであったが、稽古終了後、二人から「すごく勉強になった」との声が聞け、手応えあり。一般的な打撃系格闘技とは違い、心体育道はサイドや背後に回り込むことが多く、見えない場所からのカウンターは、やられているほうはまったく見えない。僕が実験台として捌かれているとき、はたしてそれが上手く捌かれているのか確認し辛い面もあったのだが、今日はしっかりチェックできた。
これはいい。
道場スペースの制限もあり、基本はマンツーマン指導をとりながらも、月イチ程度、3人で稽古しましょう、ということになる。

午後より通常業務。
合間に2時間、道場にてSさん指導。
提案していた、ある案件に対し、OKが出たので早速取材交渉し、夜には承認を確保。
その後はスタジオで歌い込み。
久しぶりにヘロヘロとなる。道場で門下生の投げ技の実験台になったのが効いた。投げられては起き上がる、の繰り返しはこたえます(笑)。

*写真:昼食は、セガレの作ったチャーハン。小学校が入学試験中で休みなのです。

そこへの扉? (2013.01.16)



起きがけの日課「倍音声明」。もとはチベット密教の瞑想法で、結跏趺坐をとり「ウ、オ、ア、エ、イ、n(ハミング)、m(ハミング)」の7音を約3分間隔で発する(トータル20分)。
7音はそれぞれ、7つのチャクラを発動させる周波数とのこと。日々の修練メニューに加えて一年半が経過し、実感として言えるのは、まず内臓諸系統がすこぶる調子が良くなった。20代後半からあった慢性的な神経性胃炎は一年以上無く、年末年始、飲み会が続くと手放せなかった胃薬からも完全に解放されている。
で、本日。5分経過したあたりから、意識は冴えているのに、考えようにも、まったく考えられない状態となった。普段は呼吸や脈動を観察することで雑念を遠ざけようとするのだが、なにもせずとも完全なるニュートラル状態。自分の発しているはずの母音も、どこか遠い所から、、、いや、内部から沸き上がっているようであり、包まれているようでもあり。
と、そのうちフッと我が身体と外界の境目がなくなり、合一した?と思えた瞬間、懐かしいような至福感、、、、なんともやすらかな、、、これは胎児の記憶か、、、、まぁどうでもええわ(笑)。
みたいな恍惚状態がしばらくつづき、鐘が鳴って終了(ヨガマスター、成瀬雅春さんの「倍音声明CD」を使っている)。
僕はカミや霊の存在、輪廻転生、占いを信じないが(ある、という人を否定もしない)、気功では「気」、ヨガでは「プラーナ」と呼ばれているエネルギー体は完全に知覚できている。そして脳内には宇宙が広がり、外宇宙と繋がっていることを、気配として解りつつ、ひょっとしたら今そこへの扉に触れようとしているのかもしれんです。
そんなわけで、親愛なる読者諸兄、「私は救世主である!」みたいなことを僕が言いはじめたら、保健所にでも通報してくださいね(笑)。

*写真:一昨日、2鉢あるハイビスカスのうち、赤い方が初開花。もうひとつの「ミセスユミ」は年中咲きまくってますが(笑)。

ベイサイドスポット (2013.01.15)



オフクロの誕生日プレゼントを買っていないことに気付き、昼前、宇品1万トンバース横の「アクタス」で、リクエストのあった「エアプランツ」をいくつか購入。
そのついでに、近くにあるカフェ「umi to sora no Aida(ウミトソラノアイダ)」に寄り、海の見える陽当たりの良い席で美味いコーヒーを飲む。
いいロケーションだなあ!と独り静かにハシャイでいると、この建物(結婚式会場の「W the Bride's Suite」)に隣接している「Blue Live」が眼に入った。ずっと気になっていたライブスポットだ。昨年11月、「純喫茶パールさよならイベント」での僕のライブをわざわざ見に来ていただいた、こちらのNマネージャーの連絡先を登録しておいたのを思い出し、電話するとアポなしにもかかわらず「どうぞ見学なさって」ということになり、Nマネージャー、U支配人2人のエスコートでたっぷり視察させてもらえましたとさ。
いやぁ、さすが結婚式のイベント会場に使われるだけあり、すべてにおいて、なんともラグジュアリーな雰囲気。なにしろ広い。スタンディングでは500人は大丈夫だろう。一番気に入ったのは、エントランスの石段が、海側にあること。お客さんは、夜の広島湾を眺めながらの入場となる。
僕は、こういった「装置」を高く評価する。ミュージシャンはただ「良い演奏をすればいい」だけではダメなんだと思う。どうやればより楽しんでもらえるのか、を考えなければならない。FarEastのメンバーでもある梶山とドロさま(椎名まさ子)は、定期的に、自分たちの手料理付きライブをやっていたりするが、このような心温まる趣向を凝らした+αは大いに見習うべきである。
が、湯を沸かすぐらいしかできない僕(野外では怪しげな料理をたまに作る。味は悪くない)は、立地場所が既に非日常であるBlue Liveが気に入ったのだ。ソロでやるにせよ、FarEastでやるにせよ、今後のライブはすべて「パーティー化」する。なにしろ、パフォーマンスにおいてはアジアを代表するレベルを自負している。ここならライブ前後のプロセスも楽しんでもらえると思う。僕ならまず、「ウミソラ」でコーヒー飲みたいね(笑)。

*写真:「ウミソラ」で、鏡に映った自分をパチリ。結婚式場「W」のでかい無料駐車場が使えるのも嬉しい。頻繁に寄らせてもらおっと。

踊りながらの仕事、、、天才児、、、 (2013.01.14)



世間一般では祝日らしいが、粛々と仕事。
とはいえ、難しい顔してやっているのかといえば、さにあらず!
iTunesでダンサブルなアフリカンミュージックを大音量で流しつつ、時々「踊り」ながらラフ描いたり(笑)。クライアントが見たら怒るだろうて。でも結果的にエエもんできますのでお許しを。

夕方からは、スタジオに籠って新曲の歌い込み。19日に初披露となる、FarEastLoungeのテーマ曲「FarEast Shuffle」はアップテンポのアフリカンビート。実際にパーカッションが入るとどうなるんだろうと興味がわき、ためしにコタツにもぐり込んでいたセガレにオモチャのジェンベを叩かせてみて驚愕。
な、な、なんじゃい、コイツの完璧過ぎるグルーヴは?! 
武術とか音楽とか、自分の専門分野に関しては「親ばか」の感覚は持ち合わせていない。ダメな場合はダメと言い切る自信があるが、マジでこの小2は天才かもしれぬ。親なんか軽々と飛び越えて、世界に通用するミュージシャンになってくれ。いや、なれるとも。そして大金稼いで俺を養ってくれ(笑)。

*写真:「時々は、昔のようにギター1本で黒っぽい曲やって欲しい」とのリクエストに応え、今年より、小ぶりのスペースをお借りし、ブルースプロジェクトも展開させることにした。詳細はいずれ。

たぶんそのとき (2013.01.13)



朝の事件。
いつものように「倍音声明」で20分ほど心身をチューニングし、なにげにダイニングから向かいの公園を眺めると、身なりもスタイルも良い女性が2匹の柴犬を引き連れ、奥の砂場にまっすぐ向かっていくのが見えた。もしや、と思う間もなく、「トイレ」よろしく、2匹に排便させた。で、女性はティッシュでつまんで手提げバッグにしまったのだが、そんなもん「マナー」以前のハナシである。階段を駆け下り(我が家は3F)公園へダッシュ。
女性に近づき
「上で見ていたんですが、今、この砂場でフンをさせましたね。ここはたくさんの赤ちゃんや子供たちが砂遊びする場所です。処理するからといってフンさせていい場所でないことは、おわかりですよね?」
と、きわめて紳士的に注意。
40あたりだと思う。セレブっぽい女性は驚いた表情で丁寧に詫びたが、言われにゃわからんようでは困ります。
「次見たら許さんぜよ!」と東映やくざ映画風に言いたくなったのをぐっとこらえ、サッと引き返した。怒鳴り声は相手の心を傷つけ逆効果になる場合も少なくない。一番ベストと思われる「伝え方」を選択した次第。

終日雑務。
午後より道場にてSさん指導。

食後、気功をやってから、深夜2時まで読書。この一年だけでも100冊近く読んでいる。それらの文字が今、血肉と化し、明確な方向性を持って自分を突き動かそうとしているのを感じる。

 『はじまりのうた』

 いつかそのうちにと
 ただ願うだけでは
 キミのその夢は
 夢のままで終わる

 子供だった頃 思い出してごらん
 銀河の果てまで 行けると信じた

 シャラララ ララ シャラララ ラララ
 ルルルルル 今がそのとき
 シャラララ ララ シャラララ ラララ
 ルルルルル たぶんそのとき

はじまりのうた (2013.01.12)



昨夜、就寝前、だしぬけに新曲の断片が降りて来て、あわててICレコーダーに録る。
で、今朝方の夢の中で、残りの部分が鳴り出したので、パジャマのまま再び収録。
雑務を片付けてから、午後から歌詞を整理し、夕方までスタジオで歌い込み。
「はじまりのうた」という、なんということはないタイトルに、あまりにもわかりやすい歌詞だが、今、一番伝えたい1フレーズを最初にもってきた。もちろん19日にやるつもりでいる。梶山とドロ様(椎名さん)は本日よりツアーに出かけ、広島に帰るのが17日。まぁ、なんとかしてくれるだろうて(笑)。っつーか、新曲はFarEastLoungeのテーマ曲「FarEast Shuffle」、演歌「夫婦蛸」のカップリング予定曲「メバル坂」、フトゥヤラのアタッチメント装着バージョンのインスト、それに今日出来た「はじまりのうた」で全4曲。この半年内で作った曲「メランコリア」「風炎」を入れると、僕にしてはかなりのハイペースだ。
ほかにも、ソロライブ用に練習してたカバーや古いオリジナルの新アレンジも数曲あり、いつでもどこへでも出陣OK。持ち時間にもよるが、楽器もウクレレ、ギター、フトゥヤラ、リゾネーター、それぞれ単体でやれる。ライブ歴30数年で一番充実しとる。

激変する世界 (2013.01.11)



朝、南側ベランダに3つの水鉢に分けて飼っているメダカにエサをやりっていると、風に、日射しに、かすかな春の気配を察知。10数年前、ハンティングをやっていた頃、雪深い山中でも何度か嗅ぎ取ったことがある。嬉しく懐かしい気分に包まれる。植物はコレを合図に準備をするのだろう。
午前中、企画業務。
午後、某プロダクションにて、企画会議。静かにコーフンしっぱなし。良い結果を導き出せそうな気配濃厚で楽しみだ。

世の中はめまぐるしく変動している。ずっと「ひとり勝ち」など有り得ない。飛ぶ鳥落とす勢いで快進撃を続けていた「ジャパネットたかた」ですら大幅な減収減益に見舞われている。その要因の一つが主力商品であった「テレビの不振」だそうだ。テレビを「見ない,買わない」時代なのだ。いつまでもテレビの開発に固執したパナソニックやSONYが衰退するのは当然。テレビ局も時間の問題だ。
ではテレビからはなれた民衆は、PCで情報を入手するのが主流になるかというと、今後はそうでもないらしく、タブレット端末にとって代わられるだろうと。
以前は、時代はもっと緩やかに変革していった。今は一瞬で替わる。何度も言うように、それだからこそ「個」が輝ける時代でもある。面白いことになったと思う。

*写真:約30年ぶりに髪をバックにまとめてみました(笑)。

パーティーはじめます (2013.01.10)



午前中、道場にてJ氏指導。
午後イチ、旧日銀ライブのために借りていた電子ピアノを、横川の持ち主へ返却。オタマの大学時代の先輩で引っ張りだこのオーボエ奏者らしい。旧日銀でオーボエも聴いてみたい。
それから夜遅くまで企画業務。
そのうち半分は自分自身の新規事業展開のプランニング。実は今週2日連続のソロライブで、ある確証を得るにいたった(詳細は内緒)。
人生振り返れば(50歳を過ぎれば少しくらい振り返っても許されるのです)、かなり無謀な挑戦をいくつもやらかした。用意周到に計画して望んだというより、のっぴきならぬ事象に対し「もう我慢できん」と発作的に覚悟を決めて挑んだことで、頻繁に起こった訳でもないが、それは今思うと良い結果をもたらしている。
並外れた集中力(度)と、ゲームを楽しんでいるかのような無邪気さでエントリーすれば、たいていうまくいったのだ。
どんどん遊ぼう。冒険しよう。心からそう思う。
僕は、これからあちこちで起こす「魂のパーティー」に皆さんをご招待したいと思います。いや、新興宗教じゃないですよ(笑)

*写真:年があけたばかりというのに、幅3m半あるデスクの上は資料が散在し、すでに激戦区の様相。

命の響き (2013.01.09)



午前中、雑務。分刻みの緻密さ。

午後より、知人から借りた電子ピアノを車に積み、3日連続で旧日銀へ。本日のライブ演奏はオタマとピアニストの友人Yさんのユニット「トモトモコ」で、僕は裏方。
ライブ前、例によって、がん体験者の講演があった。70代後半の男性がパワーポイントを使って、大学の講義のように、前立腺がんの治療の詳細、医者との接し方、さらには親鸞上人の話までからめた心の持ち様などをレクチャー。「もしかして医者?」と思ったが、主催者側のNさんに訊くと一般男性とのこと。Nさんによれば、がんにかかった人は、相当な博識の持ち主になる方が多いとのこと。なにしろ命がかかっているのだ。

2時より演奏開始。重厚&堅牢な建物内で、ヴァイオリンは本来のポテンシャルをフルに発揮。ある種「神懸かった」ようなあたたかな音色が空間を満たした。約500年、こういう環境で磨かれてきた楽器なのだ。昨日「死と向き合うことで生はより輝きを増す」と日報に書いた。ヴァイオリンもまた、冷たく硬い石に囲まれた中で、命の響きを得たのではないか。オタマも年明け早々から訃報が相次ぎ、なにか思うところがあったのだろう、生に寄り添うような気持ちを感じた素晴らしい演奏だった。

Leife is message (2013.01.08)



午前中、書類整理、筋トレなど。

午後イチ、道場にてIさん指導。

夕方、旧日銀でソロライブ。「グリーンバナナ・プロジェクト」の二日目。っつーか、これまでの人生で、道場稽古とライブを同じ日にやった記憶が無い(独り稽古は何度もあるが)。
昨日のライブ後「少し、クールにやりすぎたんでは?」とのオタマの意見もあり、大半を差し替え、ほんの少し濃いめのセットリストで挑む。

セットリスト
「うわさの春駒ちゃん〜もう一晩おまえと〜」>「つかのまの天気雨」>「横を向いて歩こう」>「桜吹雪」>「はてのうるまの子守唄」>「向日葵」>「風炎(フトゥヤラのインスト)」
アンコール:「夫婦蛸」

ライブ前、昨日同様にがん体験者のトークがあった。自分の身に起こった<事件>を機に、新しく生まれ変わり、より生を慈しみ、楽しんでいることが伝わってきた。ガンジーの言う「Life is message」そのままだった。死と向き合うことは生を輝かせる。年明け早々、2つの訃報に気が滅入ったが、彼女たちの生き方が、今後の僕の進む方向を明るく照らし出してくれそうな気がするのです。ありがとう。

*写真:2日目のライブ風景。撮影はNagako Okamotoさん。花束もありがとうございました。髪伸びたなぁ。寒くてとても切る気になれません!

春へと流れ往け (2013.01.07)



午前中、企画業務その他。

午後より、旧日本銀行広島支店にて、ソロ初ライブ。がんへの意識啓蒙を呼びかけるイベント「グリーンバナナ・プロジェクト」の一環として組まれたもの。がんを実際に体験した方のトークに続き、出演。

セットリスト
「春は流れて(with オタマ/ヴァイオリン)>「横を向いて歩こう」>「月の下ジントヨー」>「その男ヨシオ」>「向日葵/ウクレレバージョン(with オタマ)>「テビチ記念日」>「フトゥヤラ/インプロビゼーション:ステージでは初披露となるアタッチメント装着バージョン」>「風炎(ふうえん)/フトゥヤラインスト」

概ね手応えあり。建物の重厚かつ堅牢な石造り構造ゆえ、音響的には完全な「風呂屋モード」。アンプのリバーブはゼロにし、スローナンバーを中心に、じっくり聴かせる感じで統一。
また、オタマのヴァイオリンもハマったし(こういう建築物内にはピッタリ!)、今回初めてアタッチメント装着したフトゥヤラなど、パイプオルガンのごとく聖なる調べに聴こえたらしい(笑)。
同じく初披露の「向日葵ウクレレバージョン」もまずまず。先日、友人Mちゃん宅でアイリッシュハープをイジらせてもらったとき、ウクレレでこの音をそれっぽく出せるのではないか、とひらめき、研究を繰り返していたのだ。
ライブ終了後、がん闘病中のご婦人から「楽しかった!こういうのが一番心の支えになる」と声をかけられた。こちらこそ、良い機会を与えてもらい、ただただ感謝。
明日は、セットリストを半分以上差し替えてみようと思う。

*写真:フトゥヤラを吹く私。ドイツ製には見えない珍楽器なれど、本日は音色で充分勝負できた気がします。(撮影:竹元のほる=チョッケンさん)

老犬、逝く (2013.01.06)



悲報相次ぐ。
昨夜、吉浦の実家へ帰省中のオタマから15歳の老犬ラド(マルチーズ)が息を引き取ったとの連絡。数日前から体調を崩し寝込んでいたらしいが、昨日俺ら家族が訪問すると、玄関までヨロヨロと迎えに出て来てくれた。その時は吠える元気もなく、「これはあと、もって2日だ」とわかった。
で、本日午前中、ラドを海田山中にある義父の墓の裏手野原に埋葬。オタマの家で飼われていた歴代の犬たちは、皆ここに眠っているという。この周囲にはイノシシが出没するので、悪さされないよう(イノシシは死肉も食らう)、俺は久しぶりに手にした剣型スコップで汗だくになって70センチほども掘り下げてやった。ラドよ、オタマを独身時代から見守ってくれてありがとう。セガレともよく遊んでくれた。あの世でオサムさん(義父)に抱っこしてもらえ。

旅立ち (2013.01.05)



午前中、オタマ、ゼガレと義母の住む吉浦へ。名古屋から帰省中のオタマの姉Nちゃんとも会えて良かった。

午後より、通常業務。
夕方、道場にてSさん指導。
稽古終了後、吉浦にそのまま残ったオタマより、彼女の生徒さんであったAさんが年末に亡くなったとの知らせ。生前葬をやったり、ハワイにバイ*グラを買いに行ったり、面白いジイサマで僕は何度も笑わせてもらった。つい先月もオタマが某所で開催した望年合同演奏会で顔を見たばかり。この10年で会った回数はトータルでたった10数回程度なのに、なんだろうね、胸の中にすごくでかい穴があいてしまった気分だ。

*写真:自衛隊の超精鋭と知られる習志野空挺団にいたこともあるSさん。抜群の身体能力。今年の成長が楽しみです。

「常に同じ」もブランディング (2013.01.04)



午前中一杯、倍音声明、ヨガ、武術、気功など身体メソッドにとことん 没入。

午後より企画業務、その他雑務。
岡山の全寮制高校から帰省中の甥っ子Nが、将来成りたい職業について相談に来る。やつも17歳にしてすでに相当な紆余屈折を経験しているうえ、反抗期真っ盛りであるが、昨夜も自分の買ったブルゾンを見せに来て感想を求めるなど、なにかとコミュニケーションをとってくる。
「服」で思い出したが、10代〜20代の頃は思い出すのも恥ずかしいような抜群にダサいファッションだった(一応過去形にしとく)。本人はイケてるつもり、っつーのがこわい。
「アップル」を作った男は年中「イッセイミヤケ」のハイネック黒Tシャツ(数百着持ってたらしい)とジーンズだったし、1986年公開の映画「ザ・フライ」にはセス博士が「迷わなくて済む」とこれまたまったく同じ色のコートやシャツ&パンツを自慢するシーンがあり、その潔さがカッコよかったりした。冴えてる男の「常に同じスタイル」も正しいブランディングなり。

*写真:ヨガほか身体メソッドは元日より開始。さらなる高み(あるいは深み)を目指します。

ルビンの壷 (2013.01.03)



午前中、祖父ヨシオの墓参り。

午後より、企画業務。これまでのライフワークは継続しつつ、「未開封」の縁にそっとナイフを滑り込ませてみようと思う。
人は「思いもよらぬ」ことにはまず手を出さない。意識すらしない。今見ている風景や持っている考えは、生まれてから今日まで積み重ねてきた経験値によるものであり、そこから外れたアレコレは「在る」にもかかわらず感知できない。だまし絵の「ルビンの壷(下の写真)」と同じで、「白い壷」が見えているとき「向かい合った人」は見えない。その逆も同じ。
が、もしも、「壷」と「向かい合った人」が自在に認識が瞬間チェンジできるなら、単純に考えて「脳が2倍」になるのだ。たとえば「万策尽きた」と認識した場合でも、マインドの反転に成功すれば、確実に「策」が見えることになる。
数年の研究により、この能力を鍛えるための有効なメソッドをほぼ掴みつつある。「今日から心を入れ替えます」は無理。それは今までの積み重ね=継続だから。ただし、脳を一瞬で替えることは可能。脳が替われば、心の持ち様も自然に替わる。僕は現在、2名のメンタル・コーチングを実験的に引き受けている。

ハルコマ危機一髪 (2013.01.02)



10時半、もっさり起床。寝過ごしただけで出遅れた感あり。

終日、初詣、企画業務、墓参り、身体訓練その他。

本日はオフクロの誕生日。ダイニングで、一緒に焼酎のロックを数杯飲む。
オフクロのリクエストにあわせた訳だが、昔から「水割り」というのが苦手で、どうもハラが冷えた感あり。風呂入って頭を洗っていると、突然、腸をわしづかみにされ、下へ引っ張られるような痛み。
やばい。これは久しぶりに来そうだ。この時点で「猶予は3分」とみた。しかし、さらに痛みは増しケツの穴にキンチョーが走る。3分どころじゃない。ウルトラマンの「カラータイマー」が鳴りはじめ、あわてて浴槽を飛び出し、体を拭くのもそこそこにトイレへダイブ。
、、、、間一髪セーフ。
惨事を免れたのは、武術で養った俊敏な動きのおかげであろう。
正月早々、「運まみれ」になるところでありましたとさ(笑)。

*写真:初詣は例年通り、比治山神社。

一年先の元日に立ち返る (2013.01.01)



快晴の元日。
事始めの一日とし、倍音声明、発声練習、歌い込み、ヨガ、秘伝功、武術、執筆、企画立案など。
昨年の元日と違うのは、「一年先の元日に立ち返って、<今>を俯瞰する」というバックキャスティング方式に加え、そこへ向かう道しるべとしてのダイアリーを用意したこと。「一年の目標」など、ビジョンへ向け、必要に迫られているか、よほど強い意志が無い限り、達成できる人はいないのだ。専用のダイアリーがあれば、今この10分、1時間をどう過ごすのがベストか(なにもしない、という選択も含め)、長い一年間、モチベーションをキープできると考えた。どっちみち、節目としての新年でしかなく、助走はとっくにきっている。

*写真:某ホームへ入所している初代春駒に新年の挨拶をしにいく。
御歳95。
耳がほとんど聞こえないうえ記憶も曖昧で、一緒に訪ねた親族7人のうち、半分はすでに誰だかわからなくなっていた。
しかし、声だけは相変わらずデカイし、張りがある。
芸者時代の思い出だろうか、大阪で開催された民謡のコンテストで2位になったことを「半年前」の出来事として語っていた(笑)。

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