Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2010年09月の日記

下段払いのストコーマ (2010.09.30)


午前中、当道場でJ氏指導。
空手における代表的な受け技の一つ「下段払い」。俺はコレが昔から苦手で、相手の中段前蹴りを捌き損ねて何度か突き指をした経験がある。そのリスクを極力減らしつつ、体重40キロ台の非力な女性でも無理なく効果的に使える下段払いにするにはどうすればいいか、マイ道場を開設以来ずっと考え続けきた。で、ある方法に思い当たり、数カ月ほど前から稽古指導に取り入れ、手応えを感じている。っつーか、よく考えると先生は前からこの方法だったような(笑)。
要するに俺の理解が遅かった訳だが、いわゆるフルコン系の空手道場では、未だほとんどが怪我しやすい方法でやっているはずだ(心体育道とは違い、下段払いしたあと相手の体勢を横に向かせるという発想がないと思うし、そもそもフルコンの試合では横にしてからの攻撃は許されない)。一度指摘されてしまうと瞬時に納得できるようなことに、人は案外気付かないのだ。心理学用語で言う「ストコーマ(盲点)」か。
ソニー京屋 (2010.09.29)

午前中、取材交渉&下準備。
午後より、出来立てホヤホヤの某季刊誌を手に、市内中心部の取材協力者をお礼がてら訪ねて回る。
本通や、その界隈を久しぶりに歩くと、老舗や馴染みの店がまったく別の店に変わってたりして、一々驚いてしまい、浦島太郎気分。景気が良いのか悪いのか知らないが、平日というのにやけに人通りが多く、2時間程度の散策ですっかり気疲れ。やっぱり人ごみは苦手。

夜、仏壇通りにあるユリカちゃんの店「キャラバン」へ。プロサックス奏者でもある彼女と組んで、11月13&14日に予定されている「じゅげむ」の周年イベントに出演することになったので、その打ち合わせ。「キャラバン」も「じゅげむ」も京屋仏壇店が家主(たぶん)の「京屋ビル」内にあるので、ユニット名は「ソニー京屋」と命名。あ、「ソニー」は、彼女の敬愛するサックス奏者「ソニー・ロリンズ」にあやかりました。ユリカちゃんはサックス以外にもドラムやコーラス、俺もいつものウクレレ、アコースティックギターに加え、ティンホイッスル(アイリッシュホイッスル)を使用し、本人らもまったく予想のつかん超絶ライブになることでしょう。以上、現場からの報告でした(笑)。
気になる腕時計、、、ご近所びいき、、、 (2010.09.28)


終日、資料の整理。来週から取材行脚が再開されるため、その下準備も。

夏から秋への移行時のみ、どういうわけか新しい腕時計が欲しくなる。今、カシオとルミノックスのそれぞれ一機種をネットで物色中。すでにTPOに合わせて使い分けられるほど充分に持ってるっつーのに、ヤレヤレだ。

近所のSモータースへ車検に出していた愛車のベンツ(ホンマはダイハツの1BOXですけど)が、本日戻ってきた。請求書はまだもらっていないが、タイヤ&ホイール、オイル、その他消耗品の交換で、かなりの金額になったと予想する。実際、車検も保険ももっと安くやってくれるところは探せばいくらでもあるのだが、俺はこれからも幼なじみの実家であるSモータースに任せるつもり。要するに「ご町内びいき」。こんな時勢だからこそ持ちつ持たれつでいこうじゃにゃいの。

*写真:所有する6個の腕時計のうち、もっとも使用頻度の高いのが、シチズン「プロマスター・スカイ」。ソーラー発電&オールチタンの電波時計。軽く、まったく狂わず、文字盤がデカイので、取材やラジオのオンエアには重宝しとります。初期型ゆえ、現行のものに比べて未完成感があるのだが、その試作品っぽさがイイのである。ちなみに、常に締め切りとの勝負が強いられるライターは、デジタル表示ではなく、時間が「面積」で認識できるアナログが便利。

術理のポイント (2010.09.27)

午前中、ラジオ。

午後イチ、当道場にてIさん指導。
前屈立ち(片足を大きく踏み出し、もう一方を後方へ膝を伸ばした状態で構える空手独特の立ち方)がイマイチ上手くいかないという彼女に、あるポイントを教えたところ、瞬時に改善。こういうとき、教える立場の面白さを感じるし、自分自身が術理を正しく理解していることが確認できる。っつーか、自分の未熟さも。まだまだだなぁと。

*写真:デスク脇のモンステラが現在新芽ラッシュ。若い葉はあまりにも瑞々しく、食えそうなカンジ(笑)

ツクツクホーシのオッサン (2010.09.26)

終日、のんびり過ごす。
公園でセガレの「逆上がり」の特訓指導、不要となった本やCDの処分、ビデオを見る、明日のラジオの準備etc。

BS11でやっている西川のりお氏の「人間政治家に迫る!!」は一見の価値あり。何がスゴイってアンタ、公共の電波で、これだけストレートに管内閣&政治全体のダメっぷり&マスコミの腐敗を突いてるのは、唯一無比だろう。茨城県坂東市の「ネギ大使」でもあるこの不思議オッサン芸人が、体を張ってクセのある政治家と緊迫感漲る丁々発止を繰り広げるスリルたるや、富士山の頂上からブレーキの壊れたトロッコに乗って滑り落ちるに等しい(ちょっと意味不明)。ネギ大使は、このままマスコミに寝首をかかれずに済むのだろうか、と心配でもあるが、数少ない「見て良いTV」である。

寸法合わせて生きる (2010.09.25)

尖閣諸島に絡む、中国人船長釈放の件。このような重大な問題を「地検の判断だから」で済ませてしまった管内閣。一体どこが「政治主導」スか。俺は「やられたらやりかえせ」的な不毛なやりとりには大反対だ。しかしね、中国政府の度し難い圧力に対し、まともに交渉すらせず、やすやすと屈する、筋を通せない姿勢には強い危惧を抱く。
先日、TVで矢沢永吉氏と糸井重里氏の対談を見た。矢沢サンは正直者。描いた夢に向かって(彼の場合はビートルズのようになりたいという夢)歩を進めるためにバカがつくほど真面目だった。そんな生き方を糸井さんは「ちゃんと寸法合わせて生きてるよね」と評したのだが、政治家のみにとどまらず、この国に生きる人間すべての信条にすべきではなかろうか。
「真っ当さ」こそが、力の源泉。己を支える礎となる。

あんまりです (2010.09.24)

朝イチ、原稿をメールで各プロダクションへ。
昼まで当道場にてJ氏指導。
午後より、通常業務。
その合間、納戸から冬物の衣類ケースを引っ張り出して、一部夏物とチェンジ。この極端過ぎる温度差はなんですか。極端過ぎて、ちょいと風情がねぇんじゃござんせんかい? だから俺はよ、今月一杯アロハシャツでいかせてもらうわ(意味不明)。

*写真:来月、自分の誕生日に自分で購入する予定のネオン管(笑)。え、どこに取り付けるかですと?もちろん仕事場です。

アウトリガーカヌー (2010.09.23)

午前中、海田〜大手町〜祇園など市内3カ所墓参りドライブ。昨日とは10度近く気温が低いのではないか?そんなイッキの秋日和。

その帰り、マリーナホップへ。
リニューアルしたばかりと聞いてはいたが、相変わらず空きテナントが目立ち、吹き付ける秋風が一層寒々しい。それでも、俺の目に燦然と輝いて見えたのが新ショップ「広島アウトリガークラブ」である。ネイティブポリネシアンの血を8分の1ほど引くDNAがそうさせるのか、この南太平洋発祥のスタイリッシュなカヌーには、数年前から強烈なる憧れを抱いていた。しかし、瀬戸内海で漕いで、果たして面白いのでせうか?俺の問いに店長のN氏は胸を張ってこたえてくれた。
「宮島沖には、けっこう良い波がたつんですよ。OC-1(1人乗り)で上手く波に乗ることができれば、時速17キロも出るんです」
じゅ、17キロ?!、、、、。最速のシーカヤックとの呼び声高い俺のトリプル艇「グレートジャーニー」をもってしても、せいぜいが7、8キロ。それを10キロも上回るとは。
「本場ハワイでは22キロあたりまでいけますが、それに近いスピードが広島で楽しめることは、シーカヤッカーの方もほとんどご存知ないでしょうね。一度いかがですか?」
乗る!ぜったい乗ります(笑)。
ということで、ご先祖様の血の導きに従い、来月中にでもアウトリガーカヌー・デビューする。

コーフン覚めやらぬまま、帰って執筆業務。2日かかる、と思っていた原稿が3時間でフィニッシュ。嬉しいことがあると、仕事もすすむ。

*写真:仕立てが完了したオリーブ(樹高150cm)。これで店頭価格は1万円オーバーは確実だ?!

カルチャーセンター (2010.09.22)

午前中、当道場にてIさん指導。
午後より、通常業務。
その後、今日から新しく我が皆実町道場に入門した小学3年生Y君を指導。平均的な運動能力レベルに満たないと聞く彼のために、特別に工夫を凝らした稽古をあれこれ試してみる。武術と平行して、まずは身体能力のバランス向上を目指したい。荒削りで良いから、当面は「思い切る」「全身全霊」がテーマ。
そんなわけで、気がつけば一日中空手着で過ごしておりました(笑)。

*写真:門下生のIさん。彼女は元々オタマのバイオリンの生徒さんでもあり、心体育道稽古の直前までスタジオでレッスンを受けていた。なんだかカルチャーセンターみたいだな(笑)。

新しい業態、、、85通りの解、、、 (2010.09.21)

終日、雑務&企画業務。
当日報の根強い読者の皆さんは「またか」とお思いだろうが、今度こそ、オフィス春駒の法人化を検討中である。というか、今度こそ真実みがあるのは(自分で言うか?)、コピーライターやらナレーターやら編集者やら、現在進行形の広告表現に関するすべてを内包する業務名を思いついたからである。その名称さえ口にすれば、落語「寿限無(じゅげむ)」のごとく、延々肩書きを並べ立てる必要もなくなるはず。っつーか、「広告業」はすでに虫の息だ。だから当然、新名称は、未来のない広告業とは明確な線引きをしていることも示唆するものである。心から思うんですがね、クライアントと広告代理店とクリアイターの三者のみで自画自賛し合う「作品」など、それこそ資源の無駄遣いではありませんか。いや、クライアントは、とっくに気付いている。「で、キミらの呼びかけで、結局何人が振り向いたというのかね?」と。俺が目指すのは、「土用のうなぎ」を考案した平賀源内だ。

ところで、我が広島カープは、今シーズン初となる5連勝を達成。これは偶然やマグレでは決してない。5連勝イコール、同一スターティングメンバー5日連続なのである。野村監督は、このラインナップにたどり着くまで、じつに85通りものオーダーを試した計算になる。これが「解」であるなら、これまで繰り広げてきたもどかしい戦いは決して無駄にはならん。少なくとも、来期を期待に胸膨らませて迎えることができる。

*写真:当アジト屋上の「空屋」から望む、雨上がりの夕景(クリックで拡大します)。正面にうっすら宮島。

敬老の日 (2010.09.20)

午前中ラジオ。この一カ月は、前夜に1時間ほど本番のシミュレーションをやっているので、トークも快調。

午後、強い睡魔に抗えず、少し昼寝。季節の変わり目は交感神経と副交感神経が役割をチェンジするため、眠くなると聞いたことがある。ということで、一応は秋へ向かっているようだ。

さて、本日は敬老の日。
夕方、千田町の介護老人ホームに入所しているばあちゃん(初代春駒)を見舞う。元・芸者のプライドか、年をとっても日本髪を結えるよう髪を長く伸ばすのが常であったが、ショートヘアーになっていて驚く。90超えてるのに、すごくチャーミングに見えた(笑)。

その後、家族と両親とで、吉島の某イタリアンレストランにて食事。しかし、こうしてテーブルを挟んで親と向き合ってみると、おお、2人ともすっかり年とりましたですね(笑)。彼らが今の俺の年齢の頃は、親兄弟の莫大な借金(ウン億円)を肩代わりした事件をはじめ、次々と押し寄せる難題に毅然と立ち向かっていたはず。我が家庭をギリギリの状態で支えながら必死に生きていたのだ。その凄みは、彼らが何も言わなくても背中を見ているだけで充分に伝わってきた。俺には到底マネのできることではない。これからはのんびり好き勝手にしてほしいと願うのみ。
仕立ての差、、、田中一村、、、 (2010.09.19)

午前中、当道場にて20代女性の体験レッスン。
午後より、家族と湾岸エリアを散策。1万トンバース横のインテリアショップ「カクタス」では、観葉植物の「センスの良い仕立て方」をじっくり見て研究す。たとえば、先日ホームセンターにて1500円で手に入れたオリーブは、ここでは同じサイズのものが7、8倍の価格で売られている。俺は適正価格と思う。価格の差は「仕立て」、つまり鉢の形のユニークさとか、土の上部に敷かれている木片やカラフルなマーブルだったりする。素材をどうアレンジするか。観葉植物ウンヌンはともかく、このような解りやすいアレンジ実例から学ぶことはすごく多いのだ。
その後に寄った「コーナン」では、例のネムノキの仲間「サマーチョコレート」買っちまいました(笑)。1500円だけど、数日のうちに1万円以上に仕立ててご覧にいれましょう。

夜、NHK「日曜美術館」で、日本人で最も好きな日本画家の一人、田中一村の特集。100万円積まれても絶対に売らない、と本人に言わしめた晩年の代表作「不喰芋(くわずいも)と蘇鉄(そてつ)」に隠された秘密を知り、戦慄す。まさに生老病死、生々流転。この件に関しては少し日を置いて書いてみたい。ちなみに我が家にはクワズイモもソテツ(愛称ソテッチャン)もございます。

*写真:竹富島で一番古い民宿「泉屋」の庭に咲いていた不思議な花。赤い花弁に見える部分は葉。花は中央粒状の緑。誰か名前をご存知ないですか?

魂よ、風に翻れ (2010.09.18)

昨日に続きひたすら雑務。
どういうわけか知らんが、これまでさっぱり意識の視野に入ることのなかったいくつかの事象が急に気になりだした今日この頃。それらと一つずつ向き合うことにより、徐々に「次のステージのカタチ」が組み上がってきた。無意識の中で望んでいた方向のようでもある。
20代前半、バイブルのごとく愛読していた某ロック漫画の中の主人公のセリフにこんなのがある。

「人が手前で選べるような運命なんて、たかが知れてるんだ、、、、
とてつもない理不尽な嵐にホンロウされて、、、
もしも魂(ソウル)が生き残ったら
その時こそ歌をモノにできる自由を感じることができる」

今、これがなんともヒクツな考えに思えてしょうがない(笑)。というか、当時の俺も主人公同様、相当に屈折していた。「たかが知れてる」つまり自分勝手に「わかっている」目で世の中を見ても、なにかの感動が得られるわけないじゃん。決めつけることをせず、魂を風になびかせながらヘラヘラと気持ちよく流れて行こうじゃないか。そしたら歌なんぞ自然に降りてくらぁな。

戦闘準備、、、2種類追加、、、 (2010.09.17)

終日、雑務。
請求書起こし、メダカの水槽の掃除、そして来週から再開される某季刊誌冬号の取材準備(昨日、秋号の入稿が終わったばかりというのに)。現在3種類の季刊誌編集を請け負っているが、これ以上増えると、、、、もっと嬉しいゼ(笑)。アイデアはいつも勝手に降りてくるし、楽しくやれそうな気がするのだ、根拠ないけど。

夕方、観葉植物でも見に行こうと、オタマと近所のホームセンターを2軒ハシゴす。コーナンで「オリーブの木」、ダイキで「ソテツ」をゲット。これらは直射にもめっぽう強いらしい。ネムノキの仲間で「サマーチョコレート」なる、南国テイストいっぱいの珍種(葉が茶色がかった深い紫)にも心惹かれたが、また次回。よって当フロアの植物は計21種となった。そのうち、植物園でもやりましょう。

*写真:100年以上生きると言われるソテツ。「ソテッチャン」と命名。

偏向報道アゲイン (2010.09.16)

午前中、当道場にてJ氏指導。
午後より執筆業務。

先の民主党代表選、管氏が勝利したが、ほぼ全マスコミが言うところの「圧勝」に異議あり。サポーター&党員票の「ポイント制」なら、たしかに大差が開いたかのように感じるが、純粋に「票」の数で見るなら「3:2」で、接戦だったことになる。「小沢=カネと政治の問題不説明」の連呼が「人権侵害」だったのに続き、これまた偏向報道だ。
選挙中のマスコミあげての小沢バッシング、鈴木宗男氏の上告棄却など、なにがなんでも「小沢首相」誕生を阻止しようとする検察側の水面下工作は見え見えだった。いや、あえて、あからさまにしたのは、「小沢を推すヤツは、鈴木宗男、佐藤優、植草一秀、高橋洋一のように、いつでも好きな時にしょっぴいてやるんだからな」という、民主党議員への無言のメッセージなのかもしれん。
つまり、本当に命をかけるつもりだった小沢氏に比べ、本来なら小沢に一票を投じるつもりだったけれど直前で気が変わった民主党議員には、その覚悟はなかった。彼らをビビらすには充分効果があったのだ。
投票前最後となる民主党大会の演説で政策をよどみなく堂々と語った小沢氏に比べ、始終キョロキョロと落ち着きなく視線を泳がせていた管氏。これだけ見ても、いろんなことが読み取れる。「管よ、シンパイするな、勝たせてやる。そのかわり<我々>に歯向かうな。言うことをきけ」と、国家権力を握っている誰かさんに言われていた、とかね。管内閣すなわち傀儡政権。官僚&検察の天下はつづくよどこまでも、、、、、
以上、三代目春駒の時事放談でした(笑)。

そんなことはさておき、随分涼しくなってきたので、暑過ぎて休業中だった当アジト屋上の無許可オープンカフェ「空屋(そらや)」の営業を再開。とはいえ、美女以外は突然来られても困るので、要予約を(笑)。っつーか、なにか注文しても出てこないからね。一銭もカネ取らないかわりに全部持ち込みだからね(笑)。

*写真:「空屋」から望む夕景。

多次元メディアミックス (2010.09.15)

午前中、通常業務。
午後、当道場にてSさん指導。

夜、当スタジオにてインターネットラジオ/ミミクル「ハックルベリーの庭」の収録。このプログラム3人目となるゲストは、「せとうち山楽会」の隊長、曽我部裕之さん。実質的には「会長」なの
だが、それだと形式張ったイメージがあるから「隊長」にしたとか。そんな隊長とは、昨年11月30日、湯来町にある広島市の最高峰「大峯山(おおみねやま。1050m)」に登頂した際、登山講師として「らくちん登山」なる秘技を教わったのがご縁となった。彼の口から発せられた面白過ぎる奇譚は、いずれ番組で。
さて、6月にヤマサワ教授と二人で立ち上げた、プライベート・ネットラジオ局/ミミクルもようやく軌道に乗ってきた。もちろん、目指す方向は開局前から具体的にイメージしていたが、実際にオンエアをスタートさせ「走りながら考え」てみると、立ち上げ前には気付かなかった意外な可能性が見えてきた。これまでのゲストも、良い意味で「規格外」の方ばかり(笑)。シブトク続けて情報を集積することにより、新しい地平を拓くための知の宝庫=音声ライブラリーの役割を担ってくれると思う。また、これとは別にユーストリームを使ったネットTV局も年内に立ち上げたい。武術、音楽、執筆&広告デザイン、ラジオ&TVをリンクさせ、多次元メディアミックスを展開する。
野菜の受難、、、悔しいと思う気持ち、、、 (2010.09.14)

今夏の暑さにまいったのは人間だけではない。農作物も強すぎる日射しに葉焼けを起こし、水まきも間にあわずに枯れたものが少ないと農家の方から聞いた。この秋は野菜が高くなるだろうね。
ウチの2鉢のハイビー(ハイビスカス)も同様に夏場は調子を崩し、ここに来てようやく元気を取り戻しつつある。朝方、赤い方のハイビーが花をつけている夢を見て、起きて確認するとホンマに咲いておりました。予知夢でせうか?

午前中、当道場にてIさん指導。
その後はひたすら雑務。
夕方、昨日体験レッスンに来た男の子のお母さんからデンワがあり「ぜひ習わせたい」とのこと。
運動神経の悪さから、学校でも相当に肩身の狭い思いをしているらしい。俺とて空手をやり始める前までは自分の身体能力を勝手に過小評価していた。人と同じことが出来なくて悔しい、と思う気持が、武術を修練するうえで強力な原動力になることを経験上知っている。ということで指導を引き受けることにした。

憧れるということ (2010.09.13)

昨夜のアルコールが抜け切らない状態でスタジオ入。
「酒クサ〜!!」
と、相方アヤちゃんやサッカーコメンテーターの安孝氏にも大不評(笑)。以後気をつけます。

夕方、当道場にて小学3年生の男の子の体験レッスン。相手が子供でもオトナでも無理に入門を勧めるようなことは口にしないようにしている。武の門は「どうしてもやりたい」という強い意志をもって、自らの手で押し開けねばならんのだ。
昨日、廣原先生からいただいたばかりの新作DVD「心体育道・杖術」を繰り返し見て再認識。やっぱこれは世界最高レベルの武術で間違いないでしょう。出会えた俺はラッキーだが、やはり好きだからここまでこれたし、遥かに先を往く廣原先生に1ミリでも近づきたいという想いはさらに強くなった。っつーことで「憧れる」気持ちが一番大事よの。

*写真:昨夜の試写会での廣原先生。出会ったのが俺が16で先生17の時だから、30年を超えている。いまだ進化を続ける、その達人ぶりは、くどいようだがDVDで!

DVD「心体育道杖術」完成 (2010.09.12)

終日、ボ〜〜〜〜〜〜〜〜ッと過ごす。

夕方、市内某バーを借り切って心体育道の最新DVD「心体育道・杖術(じょうじゅつ)」の完成記念試写会。心体育道6本目となる今作品は、タイトル通り杖術の演武&用法に特化したものだが、これまで俺がビデオやテレビで目にしたことのある古武術としての「杖道」とは、まったく違うように思う。心体育道の術理を応用すれば杖、木剣などの武器が手足の延長のごとく無理なく自然に使いこなせることを廣原先生自らが実演し、証明している。だから、空手や拳法などの打撃系格闘家が見ても参考になる箇所は多いだろうし、剣道や長刀をやってる人にも面白く見てもらえるのではなかろうか。というか、心体育道師範代の俺でさえ衝撃を受けているのだ(笑)。本当にスゴいものはただ「スゴい」としか言い様がない。あ、特典映像では宇品の直轄道場で師範連中の組手の様子が紹介されており、俺も出てます。故・芦原秀幸先生の秘書をやっていたこともある兄弟子Sさんの打撃がモロに入り痛がります(笑)。
発売は今週末あたり。全国の有名書店でどうぞ。

星が立つ (2010.09.11)

終日、雑務。

夕方、一通り片付いたのでウクレレ弾いてると、新曲の断片が降りてきて夜には完成。今年の八重山ツアー2日目に宿泊した西表島の星立(ほしだて)の海岸で天の川を眺めたとき、「これを曲にしたい」と思ったのだ。これまでもナガンヌ〜慶良間諸島=「星の波間に」、久高島=「月の下ジントヨー」、波照間島=「はてのうるまの祈りうた」という具合に、沖縄の月や星がモチーフになって出来た曲は多いのだが、不思議なことに島によって夜空は一様ではなかった。沖縄本島近海の離島は、やや藍色がかっているように見えたが、西表のそれは、今まで見たことのない光沢のある深い漆黒。宇宙空間でしか見れない「スペースブラック」というのは、こんな感じなのかと。そこに、白い煙のように天の川が立ち上り、さらに周辺を目も眩むほどの強烈な数の星々が過激にギラついている。俺が今見ている星の光は何万光年と離れた場所から発せられたもの。ということは、「過去を見ている」ことになる。つまり、この宇宙空間においては、過去も未来も、実は渾然一体。まてよ、「未来が先」ではなく、「時間は未来に巻き戻されている」のかも?! ああ、ドキドキしてきたわい、、、、などと取り留めもなく想いを巡らしたものだ。
新曲のタイトルは地名の「星立」にちなんで「星が立つ」にした。
おっと、FarEastLoungeオンリーのライブが11月7日(日)に決定しました。場所は「シェルター69」です。新曲発表はここで(笑)。詳細はまた。

『星が立つ』

星が立つ
黒いビロードの 
空一面 散りばめられて
ティンガーラ(天の川)
過ぎ去りし日々の宝石
またたいて
永遠の夢紡ぐ

星が立つ
ただ一度きりと
わかってる だから愛しい
またひとつ 流れ星 
きらめいて
空の果て消えた

熱い胸の想い
星に託してみるよ
時の静寂(しじま)を渡り
明日は誰と出会うのだろう
ケツ裂ける、、、福袋男アゲイン、、、敦煌への道、、、 (2010.09.10)

先日(セガレのバイオリン発表会を見に行った日の夜だ)、家でメシ食った後、何気なく片足立て膝にした股間に目をやって驚いた。なんと買ってから半月しか経っていない半パンのケツが裂けてパンツが見えているではないか。
、、、、いつ裂けたのだろう、、、、午前中の千田わっしょい祭?それなら遠慮のないメンバーの誰かかが目ざとく発見し、笑い者にしていたはずだ。するとバイオリン発表会か?会場の後ろに立ってビデオ回していたが、何度かウンコ座りで休んだっけ。
まぁいい。覆水盆に返らず。避けた半パンも自動的には修復しないのである。
で、本日。
これを買った「ゆめタウン」の「ライトオン」へ持って行ったです(もちろん洗濯&アイロンかけて)。「乱暴に履いた訳でもなく、しかも購入して一カ月も経たんのに、コレはないでしょう」と。「穴」を見るなり女性店員、縫製に問題があったことを理解したようで、メーカーに伝えてからしかるべき措置を取らせていただきます、とのこと。

その帰り、1F中央のイベントスペースに寄ると、やっぱりおった!一昨日の日報にも書いた例の「福袋男」が(写真下)。
閉店間際の一昨日と違い、買い物客でごった返す昼間の彼は、声にも表情にも活力が漲っておりました。ああ、よかった。何度見ても癒される。明日も居たら、勇気を出して話しかけてみようかな(笑)。

夕方、ちゅーぴー梶山が、ザックを借りにくる。久保との敦煌ツアーが来週末に迫ってきたのだ。土産話を楽しみにしとるで。

大掃除、、、だんござむらい、、、 (2010.09.09)

午前中より、この2カ月間で溜まりに溜まった資料の山を整理&処分。そのうちノッてきてワークスペース周辺やベランダにまで手が伸び、気がつきゃ夕方(笑)。捨てた資料や書類、ゴミの総重量は10kを軽く超えたと思う。そもそも、PCとプリンターさえあればやれてしまうのだ、俺の仕事は。深く考えず、もっと身軽でイイんです。

その後すっかり仕事をする機(気?)が失せ、スタジオに籠って「新・八丁念仏」を激しく弾き倒す。生音的には、ペグを替えただけだから変化は起こらないはず。しかし、長年連れ添っている愛機ゆえ、グッと調子を上げたことがハッキリわかった。先日のライブ効果? 人前でやると、楽器の魂も昂るのかもしれんね。「もっと出させろ」と言ってます。
おっと、「八丁念仏」のネーミングの由来だが、伝説の妖刀「八丁念仏団子刺し」にあやかりました。某侍が、刀の切れ味を試すため、坊さんに斬りかかった。が、坊さんは斬られたことも気付かず、念仏を唱えながら八丁(約870m)も歩いたところで、まっぷたつに割れたんだと。さらには、この刀を杖にして歩いたら鋭利過ぎる剣先が地面に転がっていた石を次々と貫き、まるで団子のように連なったという「ンなアホな」の世界です。っつーか、これぞ「だんござむらい(写真下)」じゃん(笑)。

反逆する風景 (2010.09.08)

午前中、企画業務&当道場にてSさん指導。
午後、市内の某企業会議室にてプレゼン。
帰ってから執筆業務。

今日のように終日働き詰めのシメは、近所の「ゆめタウン」をブラつくに限る。閉店間際の人もまばらな大型スーパーほど、心休まる場所はない。「世界の果て」のようでもある。と、突如異様なオーラを察知。1F中央のイベントスペースにうずたかく盛られた安売り商品。その中に、「福袋」を被った男が立っているではないか。頭部にヒモの「取っ手」もある。顔の部分のみ丸くくり抜かれており、鼻にはピエロが付けているようなでかいボールが。背後に回ると後ろ頭には「大入」とある。マイクを手に商品説明をしているところを見ると、れっきとした正規の店員らしい。夏バテなのか沈み切った表情&声に「福」は感じられないし、閑散とした売場に「大入」はかえって場末フィーリングを強めるばかりだ。その突拍子もないセンスに不思議なカンドーを覚え見入っていると、福袋男がこっちを向いた。
「さぁ、、、いかがですか、、、」
思わず後ずさる私(笑)。いや、これは面白いわ。明日も見に来よう。
マスコミが公然と行う人権侵害 (2010.09.07)

終日、黙々と企画業務。
台風接近で久々の曇天。涼しくなるのかと思いきや、蒸し暑いったらありゃしない。しかし、これを機にググッと秋に近づくのであろう。波照間の民宿「うるま家」のオッサンが言っていた。「今年の夏は台風がまだ4個しか来てない。でも、最後にはちゃんと辻褄が合うようになってるさぁ」と。かの島では、台風が来ると強風のため3、4日まったく外出できない日が続くこともあるそうな。自然の美しさと厳しさは正しく比例するのかもしれん。

さて、民主党代表選で小沢サンに再びスポットが当たっている。NHKはじめ民放各社、大手新聞社が相も変わらず「カネと政治の問題」を引き合いに出しているが、小沢氏は検察の執拗な取り調べを何度も受けた結果、今のところ「シロ」なのだ。それを「まだ怪しい」と決めつけ、あたかも容疑が晴れていないかのような偏向報道に終始する体質、これは俺から言わせれば100%「人権侵害」に等しい、と、俺は昨日の自分のラジオで言い切った。だって、誰も言わないんだもん。国民の小沢不支持の大半はマスコミが垂れ流すネガティブキャンペーンの<成果>である。
ついでに言わせてくれ。先の参議院選挙に、俺が心よりリスペクトするN女史が小沢氏に推されて立候補した際、そのアクションに対する、同じく民主党である某候補者の嫌がらせに、取り繕うことの出来ない反小沢一派の下品さがありありと見て取れた。これまた敬愛する齋藤令介さんの原始思考法で読み解くなら、切り口は「小沢氏とそのサポーターが政権を握ると一体誰が困るのか」ということだ。副島隆彦さんと佐藤優さんの共著「小沢革命政権で日本を救え/日本文芸社」、苫米地英人さんの「あなたは常識に洗脳されている/大和書房」にも、ここらへんの驚くべき背景が詳しく書かれている。たとえ、役立たずの政治家がトップに居座っても、俺はのうのうと楽しく生きる自信はあるが、この代表選の行方には注視している。

*写真:石垣島の街路樹バナナとビーサン・カウボーイ。

体験レッスン (2010.09.06)

午前中ラジオ。
まったり、ゆったり、楽しいトーク。

午後より、通常業務。
心体育道小林道場へ体験レッスン申し込みが殺到しており、そのスケジュール調整も。
8月はさすがにどうにもならず「9月に入ったら」ということでかなりの人に待ってもらっていた。執筆やナレーション&パーソナリティなどのクリエイティブ業、音楽、武術は俺の場合、まとめて1セットである。それぞれのフィールドで得たインスピレーションが互いに干渉し、あらたな地平を見せてくれるので、すべてが欠くべからず重要なライフワークなのである。
さて、時々「心体育道をやると精神力が強くなりますか?」との質問が寄せられます。武道や格闘技を修練することにより「礼儀作法が身に付く」「心が強靭になる」というような副産物的効果が得られることはあるかもしれない。だが、「礼儀作法」は、そもそも家庭で親が教えるものだし、「心が強靭」に関しての部分は、心体育道は重要視していない。強靭=タフであるより「しなやかさ」であることが肝要であると。強靭は、ときに「頑さ」を生む。こうなると視野が狭まり、新しいことが受け入れられなくなる。それより、しなやかで、みずみずしい精神(感性)と肉体。理不尽な暴力から身を守る「護身」は、あくまで最後の切り札。心身合一により、お互いに尊重し合い、響き合い、世界との繋がりを発見するための総合メソッド。俺はまだまだ途上なれど、一緒に学びたいという人には助力を惜しまないつもりだ。

というわけで、さっそく夕方から小学5年生の女の子の体験レッスン。しかし、最近の子供って、ほんま脚が長いスね。俺なんか前時代的体型の典型だ。はは。

*写真:ペグがグローバーのゴールドからゴトーのブラックに替わり、男前度が増した愛機「八丁念仏(テイラー610)」。昨日の千田わっしょい祭デビューも難なくクリア。

音楽家族 (2010.09.05)

昼、千田わっしょい祭にFarEastLoungeで出演。前回このイベントに出演させてもらった時は3月初頭で、歯の根が合わぬほどの寒さに震えながらの演奏。で、本日は真逆の酷暑なり(笑)。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「恋のパパイヤ」>「アカバナー」>「月の下ジントヨー」>「ヨーデル潮干狩り」>「サティスファイ・マイ・ソウル」>「Be Free」>「幸せのキャンドル」

例によって、パーカッションでヨーコちゃん、チッチも加わる。その後、居合わせたミュージシャンでセッション。ベリーダンサーのノリさんの飛び入り即興ダンスもよかったねぇ。

夕方、西区民文化センターへセガレのバイオリンを聴きにいく。オタマとノリさん(こちらのノリさんはオタマのエリザベト音大時代の同級生で、弦楽四重奏団『ベルクアチュール』のメンバー同士でもある)の生徒による合同発表会なり。セガレの物怖じせぬ演奏っぷりに春駒DNAを見た気がする(笑)。家族揃って音出しまくりの一日でした。

*写真:チョッケンさんの撮影です。いつもありがとうございます。

日はまた昇る (2010.09.04)

大手町のK楽器へ。
先日、愛機「八丁念仏(テイラー610)」に、ギブソンJ-50に装着していたサンライズのピックアップとゴトーのペグを移植するという例の件、バッチリ仕上がっておりましたとも。
ペグの色もゴールドからブラックになり、表情もキリリと引き締まって男前度アップ。なんといってもサンライズの出音のパワフルなこと。テイラー610のマホガニーボディならではの立ち上がりの良さが存分に引き出され、さらに斬れ味増したです。サンライズが発売以来25年モデルチェンジせず世界中の一流ミュージシャンに使われているのは信頼の証。シンプル・イズ・タフネス。「音が出ない、理由もわからん」なんつーダサ過ぎるトラブルともオサラバじゃい。
春に購入したテイラー314の軽さ、弾きやすさ、ドンシャリ感は文句の付けようがない(意外にもマーチンっぽい)が、これじゃ新・八丁念仏も黙ってはいないだろう。デビューは、明日日曜日の「千田わっしょい祭」(詳細はLIVE 36.5で)。ライブスタートは12時あたり。生まれ変わった妖刀の凄みをその耳でお確かめくださいませ。「サンライズ」で、日はまた昇る!

ハッピーアワーはまだまだ続く (2010.09.03)

終日、執筆業務。
夕方、某季刊誌秋号最後の原稿をアップ。ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
もう一回、
ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
これまでの人生で最高に濃い二カ月間だった。中国地方5県をくまなく回り、長崎や沖縄・八重山へも飛び、季刊誌2種類、プレゼン、商品ネーミング、ライブ数本、武術指導、ナレーション、ラジオ、作曲(某イベントテーマソングやら、田口ランディさんの詞に曲をつけたり)etc。だが、ナーバスにはならず、バテもせず、ず〜っと元気でやれた。しばらくはのんびりしたい、などとは全然思わんね。こういうチャンプルーなライフスタイルが俺には合っている。なにも問題はない。八重山の強い日射しで一皮ムケたが、それは精神面についてもいえる。
新しく出会った人の数も過去最高。一緒に遊んでくれた(もちろん仕事も含まれる)皆さん、ありがとうでした。さぁ、どんどんいきましょう。

懐かしいヤツら (2010.09.02)

午前中、執筆&当道場にてJ氏を指導。朝のうちの稽古は格別に気分がいい。

午後より、怒濤の執筆モード。なにがなんでも明日までには決着をつけたい。
夕方、ジイサンとムシ取りに出ていたセガレがエンマコオロギを4匹連れ帰る。この近所にも、まだこんなのがいるんだね。大きめの飼育ケースに入れ、日陰が好きな彼らのために段ボールを加工して家を作ってやる。しかし、こうしてエンマコオロギと対面するのは小学生のとき以来か。顔を見れば可愛らしいが、遠目にはゴキブリと判別がつかん(笑)。オタマが仕事から帰ってきたら、卒倒するのではあるまいか。っつーか、ためしに一匹家の中を脱走させてみたりして?!

*写真:いまだに頻繁にフラッシュバックするのは波照間でのこの風景。バナナ、サトウキビ越しに果てしなく広がる青い空。

「インパクト」より「フィット」 (2010.09.01)

某季刊誌秋号の取材で、市内の某大学を訪問。これにて2カ月間続いた2種類の季刊誌同時編集作業は、本日の取材を原稿に起こせばオシマイ。で、来週からは冬号のプレゼンだ。

夜、久しく会っていない某広告代理店の方から新規プレゼン案件のオファー。「インパクトが強烈な提案をしたい」と。それで俺を思い出し声をかけていただいたようで、それはそれで嬉しいことである。
が、最近俺の中では「インパクト」というものは(なにをもってインパクトとするかの定義は難しいのだが)、さほど重要ではなくなってきていることに気付いた。俺が身を置く広告デザイン業界では、その制作物が「目立ってナンボ」で評価されることは否めない。でもそれだけでいいはずはない。作ったものが、ターゲットにちゃんと届いているか。もっと具体的に言うなら費用対効果があるか、つまり「儲けさせることが出来るか」なのだ。
派手だったり見栄えが良かったりするだけの表現の時代はとっくに終わっている。逆に少々地味目でも、クライアントの最終目的をクリアできれば「良いもの」となる。
「インパクト」ではなく「フィット」するもの。ポイントを押さえたオートクチュールのごとく、着ている人に無理がなく、それを目にする人も楽しく心地よいラインを狙う。それでいけば、プレゼンにも勝てると思います。

*写真:竹富島で泊まった「泉屋」本館の入口。この島で最初に出来た民宿です。

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