Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

 HOME仕事のご依頼LIVE36.5°DISCOGRAPHY屈折日報
 人間世界遺産PROFILEMAIL 
2010年03月の日記

ただ粛々と (2010.03.31)

終日、企画&執筆業務。午後イチ、当道場にてJさん指導。

本日締め切りの案件がいくつかあり、出来た端からメールでそれぞれ所轄のプロダクションや代理店に送りまくる。一週間前「間にあうのだろうか」と少しだけ心配したが、いつものようにソフトランディング。杞憂であったス。
まったくもってありがたいことに、執筆業、企画業、ナレーション業と万遍なくオファーが続いてる。レギュラー業務にくわえ、新規案件が増えたのが嬉しい。

*写真:オタマの家事を率先して手伝うようになったセガレ。料理がまったくできぬオヤジを反面教師としたか(笑)。

站椿功ふたたび (2010.03.30)

終日、執筆&企画業務(2つの案件同時進行)。
例の絵本原作の件、オファーをくれた東京のデザインプロダクションから連絡があり、クライアントにかなり好評だったとのこと。俺の方こそ、やってみて相当に楽しかったのでまたお願いしたい。実は、いつか出版社に売り込むつもりでいる絵本の原作プランがある。いや「いつか」などといわず、この春にでも?

夕方、当道場にてIさん指導。その後、1時間ほど独り稽古。そんでまた企画業務に戻り、メシ食ってからTVでカープを見るもイライラする展開にてすぐヤメにし、ふと思い立って10年ぶりくらいに念入りに時間をかけて気功をやってみる。そう「ぷるぷる気功」を知るず〜っと以前、達人級のK師に半年ほど習った「站椿功」だ。したら、その方法で出るわ出るわ、掌から分厚い気の塊が。「ぷるぷる」でなにかしらの回路が開いたのかもしれん。これでどうにかなるのか、ならないのか。せっかくだから、毎日続けてみるとするか。どんなに多忙であっても、一日20、30分の時間が取れないっつーことはありえんのだ。気功は「陰のパワー」が強い夜の方が修練に向いているらしい。K師は深夜、秘密の山中で站椿功に励んだというが、俺は絶対イヤだね。だって幽霊でも出たら困るでしょうが。
次なる地平 (2010.03.29)

午前中、高校時代の同級生で、卒業後も同じ広告業界で生きてきた盟友T氏が来宅。彼の花も実もあるプランを拝聴。詳しいことは書けんが、この業界が今、臨界点を迎えつつあること、そしてその先に、視点の持ちようで情熱をかけるに値する新しい地平がドヒャーンと拓かれる気配が濃厚であることを共通認識す。なにか面白いことが一緒に出来れば良いねぇ!

午後より通常執筆。しかし、なんなのだこの寒さは?! 例年であれば、桜の咲く頃が俺の「衣替え」であり、アロハシャツorTシャツに半パン、ビーチサンダルという「正装」へとスイッチするはずなのだが、未だダウンジャケットがしまい込めぬ状態。
未だ不明 (2010.03.28)

終日、惚ける。
茫洋とした脳内に、昨夜のリゾネーターのスライドがときおり春雷のごとく響き渡る。アコースティックギター&ハーモニカ33年、ウクレレ10数年にしてようやっと、それぞれ俺流の鳴らし方を確立できたような昨夜のライブであった。ま、これも一応「通過点」程度のことだ。良寛の「戒語」にある「悟りくさき話。学者くさき話。茶人くさき話。風雅くさき話」ではないが、俺ももっともらしく「ミュージシャンくさき話」をするのはヤメよう。「まだわからん」でエエんです。
せとちとせ降臨、、、リゾネーター吼える!、、、 (2010.03.27)

終日、オタマの生徒さんが先週同様、当スタジオを使って発表会のリハ。俺の仕事場と、順番待ちをする生徒さんが待つリビングを隔てる仕切りは無いも同然なれど、まったく支障無し。音楽が生活と混在している風景は、俺の憧れる沖縄、ジャマイカなどではごくフツーのもの。これでいいのだ。しかし、次々と訪れるコドモから年配者までの生徒さんに、片っ端から話しかけ、オモチャを自慢したり歌を歌ってみせたりするセガレ(笑)。この男の辞書には「人見知り」という文字はないようである。

夜はスタジオDUCKにて俺のソロライブ。ゲストには、今年1月に高松RUFFHOUSEでやらせてもらった際、オープニングアクトをつとめてくれた、せとちとせサン。最近ようやっと「Fコード」が押さえられるようになったばかりというが、弾き語りのキャリアに関係なく、聴く者を強力に魅了する才人は確かに存在するのである。っつーことで今回はライブを3部構成とし、フロントアクトではなく、中盤の2部を彼女にお任せした。

1部:春駒/ウクレレ・モード
「カプチーノもう一杯」>「此岸の朱/わったー島うちなー」>「愛しいひとよ」>「月の下ジントヨー」>「はてのうるまの祈りうた」>「雨のラブホテル」

2部:せとちとせ
「マニアックソング」>「オムライス」>「広島」>「一番大切なひと」>「自然治癒力」>「なんか変」

3部:春駒/アコースティック&リゾネーター・モード
「トラベリンマン」>「なごり雪」>「つかのまの天気雨」>「桜吹雪」>「喫茶こばやし」>「ドゥ・ザ・ロックンロールwithリゾネーター」>「ドウジャイ」>「夫婦蛸」>「大文字」>「地球のうた〜46億年のファンク」
(アンコール)
「スロウなブギにしてくれ(南佳孝)」>「赤いスィートピー(松田聖子)」>「タイガー&ドラゴン(クレイジーケンバンド)」>「その男ヨシオ」

せとちとせサン(以下ちとっちゃん)は、歌詞、メロディ、声、雰囲気、すべてが秀逸。これからどんどんステージを踏んで行けば、面白いことになりそうである。お客さんやDUCKのスタッフも喜んでくれた。
一方俺は、最近やってない曲(大幅に加筆修正したnewバージョン)やら、本邦初公開となるリゾネーター弾き語りやら、歌謡曲カバー特集(アンコールで披露)やら、いつにも増してやりたい放題。リゾネーターは重いので座りでやったが、DUCKくらいの広さだとマイクで拾わずとも生音で充分過ぎるほどのド迫力。共鳴板内蔵ギターの、まさに「本領発揮」。弾いてると電流が体内を貫くほどのエクスタシーを感じ病み付きになりそう。これ、出番をもっと増やしますかね?
500円ハープ (2010.03.26)

午前中ラジオ。
その帰り、A♭キーのブルースハープを買いにキサダ楽器に寄るが、あいにく取り寄せになるという。明日のライブに間にあわんのでパルコの島村へ行ってみると、ここでもホーナーやトンボのものはなく、「S・Yairi」製のみ一個あった。通常のハープが3000円前後するのにこれは500円。ギターメーカーのものだから悪くはなかろうという判断で購入。
午後よりスタジオに籠って明日のライブのリハ。で、早速500円ハープを試してみたところ、子供だましのようなレベル。音の抜けが全然だめ。こういうハンパなものを売ってはいかん。
その他、日没まであんな曲こんな曲をやってみて、なかなか面白い構成に着地する。セットリストの半数が、この2、3年やってないものばかり。

夜はラジオでカープvs中日。野村新生カープ、マエケンの好投、一個でも先の塁を目指そうという気迫の攻めで3-1の開幕白星スタート。ああ、ついに始まってしまいましたねぇ。
最長ナレーション、、、ブースの提供、、、 (2010.03.25)

朝9時半より、西区の某映像プロダクションでナレ録り。今回は、クレーン操作など荷吊り作業に関わるスキルを紹介する、アニメと実写を組み込んだ1時間オーバーの映像。ほぼぶっ続けでマイクに向かってしゃべり続け、1時半にフィニッシュ。収録した俺のパートを聞き直すだけで40分(笑)。なかなかに面白い仕事でした。っつーか、こんなに長いナレーション収録は人生初。

夕方より当道場にてSさん指導。
夜は某プロダクションに山沢君と出向き、ネットラジオに関するプレゼン。な、なんと、こちらの代表&副代表さんが、我々弱小ラジオ局のために、無料でブースを提供してくださるげな!嗚呼、ありがたや。
スケジュール (2010.03.24)

午前中、企画業務。
昼前から当道場にてIさん指導。
午後から業務を再開し、夕方、某広告代理店で某季刊誌次号の打ち合わせ。
この調子では6月一杯まで、すったもんだが続く気配。フリーになってからの数年間、一年の間に幾度がヒマ谷(ヒマな谷間)があったものだが、今年はレギュラー業務が増えたこともあって、下半期もこの調子でいくことはほぼ間違いない。いや、このようにスケジュールが詰まっているほうが、実は旅やライブの計画も立てやすいのである。ヒマだと、いつ何時、仕事が入りやせんかと気になって動けなくなるのだ。嗚呼、小市民!

*写真:アジアン雑貨のサイトで見つけ、注文していた「ティンシャー」が届いた。直径約4センチの円盤を、一つは水平、もうひとつは垂直に持ってぶつけ合うと「チイィィィィ〜ン」と何とも言えぬ澄み切った音が響く。もともとチベット密教の法具で、心身を浄化し、チャクラを活性化するために使用するらしいが、俺の今週末のライブで初お披露目となろう。もちろん楽器としてだが。

二つの決心 (2010.03.23)

終日、企画業務。

ふと思い立ち、春駒家では本日より食事の際にTVを見るのは禁止とす。メシとちゃんと向かい合わねば、日々の糧にありつけることの有り難さが希薄になるし食物の「気」を取り入れることができぬ、という判断から(当たり前スよね)。っつーか、TVを一番見るのは俺なのであるが、セガレに悪い習慣を引き継がせたくない。今後ますます「TV離れ」は進むことになるでしょう。いい番組が無いうえに、ニュースや報道番組さえ偏向&欺瞞に満ちている。

さて、もうひとつの決心。やっぱり新しいギターを買うことにした(笑)。何年も不調続きのテイラーをステージで使うことは今後ない。それをまた、まともに修理してくれるところがないのも問題なのだ。次は「生涯補償」のギターでないと。
気持ちいい方向 (2010.03.22)

10時頃、もっさり起床。昨夜、後半の記憶が部分欠落。
やや惚け状態で通常業務。

昼前あたりから夕方まで、オタマのバイオリンの生徒さんが発表会のリハ(ピアノ伴奏者との合わせ)で続々と来宅。スタジオ順番待ちの方はリビングで寛いでいただく。こういう図も、当宅設計段階で頭の中にあったわけだが、ここまで上手いこと機能してくれるとは、やはり俺は天才(笑)。っつーか、ゲストルーム、ビアテラスも含め、住空間の約半分が客をもてなすためというのも珍しいよのう。計画当初「やり過ぎか」と思いつつも「気持ちいい方向」にこだわって正解だった。

*写真:シシャモが大好物なセガレ。しかし、シシャモと言えず、なぜか「シャモジ」になっちまいます。

音楽は正しい (2010.03.21)

終日、惚ける。時々掃除。

夜、西区のライブスポット「アップルジャム」にて、梶山の弟子であるところのパイグーの結婚パーティーにFarEastLoungeファミリーで参加す。バサク氏、コーサク、シローさん、瀬川さん、ハッチャン、力氏、キンチャンなど、約半分が10年〜30年付き合いのある音楽仲間。こういうことだけでもう、ほのぼのと嬉しく「音楽やっとってエカッタね」なのである。音を出して楽しめる連中は、決して戦争なんぞやらない。「武器より楽器」は正しいのだ。ところで新婦のメグミちゃんはユニクロの店長だそうだが、今夜の俺は奇しくもシャツもジーンズもユニクロでございましたとさ(笑)。
架空ワールド (2010.03.20)

春の気のなせるワザか、変性意識状態は続くよどこまでも。ふと「わかる」こと多し。が、それにより、相反する別の何かを批判したり攻撃する気分にならず、朗らかでいられるのは悪い兆候ではない。

ゆめタウンの紀伊国屋で見つけた丸尾広末の「パノラマ島奇譚」がおもろかった。原作は江戸川乱歩の同名小説であるが、妄想世界をそれはもう絢爛豪華かつ猟奇的に描き切っている。現代社会の発展は、たまたま発明した何かか起点になっている。LEDのように従来とは違う発光システムが、もっとずっと前に発明されていたら今の世の中は違う表情になっていただろう。だから架空ビジョンであっても、ありえぬ話ではなく、そうなっていた可能性もある、つまりもう一つのパラレルワールドとして肯定するのは、自分の抽象度を高めてくれる良いスパーリングになる。
動きやすさ (2010.03.19)

午前中ラジオ。

午後より通常業務。
合間に、ふと思い立ち、ステージ衣装のチェック。いや、笑わないで欲しい。俺はこれでも、ライブのステージでなにを着て出るのか、いつも考えているのである。「考えた結果がアレなのか」とさらに吹き出される御仁もいらっしゃることであろう。
俺の場合、見栄えよりも優先するのは、「動きやすさ」「楽器の弾きやすさ」である。ギターもウクレレもボディをパーカッションのごとく叩きながら弾くので、袖が弦に引っかからないよう長いものは必ず肘の手前付近までまくり上げる。下は基本的には半パンだが、10月〜4月まではそれだとさすがに寒い。今月末のスタジオDUCKでのソロライブでは、ひょっとするとヤバ系オヤジ風になるかもしれません。
規格外化すすむ (2010.03.18)

終日、執筆。某絵本のシナリオ(原作)とサムネイルを夕方アップし、東京のプロダクションへメールで送る。
そのほか、某ハウツーもののビデオ(残念ながらAVじゃないぜ)のナレーション仕事が入ってきたりと新規オファーが続き、有り難い限りである。

夜、ゆめタウンのユニクロでスリムフィットの長袖シャツL寸を購入。帰って着てみたら、上から3つめのボタンまでとめることができなかった。とめたとしても「フン!」と胸を張れば、ケンシロウのごとく瞬時にひきちぎれること間違い無し。マイ道場を開いてからというもの、指導がてら必然的に俺の稽古量も増え(昨日一日だけでも5時間だ)、広背筋が一層逞しくなってしまったのだ。ふはははは!(泣)
アベコベが正しい (2010.03.17)

午前中、執筆業務。
某絵本のシナリオに本格的に着手。未知なる分野だからこそ気持ちがワオワオ!と高ぶる。
昼前より当道場にてIさん、Jさんと2人続けて指導。夕方から再び執筆。

最近、世の中の見え方が全然違ってきている。最たるものが「時間の流れ」だ。ドクター苫米地が言うところの「時間は過去から未来ではなく、未来から過去へ進んでいる」っつー意味が、ひょっとすると理解でき始めているのかもしれん。
理解の端緒は、たとえば昆虫。「落ち葉にそっくりな蛾」や「花びらにしか見えないカマキリ」などの超高度な擬態を進化論で片付けるには無理があるのではないか。彼らが鏡に我が姿を投射しながら、「だんだん似てきたが、あそこの色をもうちょっと濃く」などと調整するのは不可能。鏡があったとしても彼らの目や脳はその微妙な色調を判別できるほどの解析能力を備えていないのだ。だとしたら、完成された理想のカラダを持った未来から過去へ下って行くしかないと思わんスか。つまり「進化論」を逆のベクトルとして捉えることで「進化論」を説明するのが正しい(なんかヘンな言い方ですね)。
人間を含む万物だって、実は足で地球にブラ下がってるんだし、かなりの部分、俺らが通常認識している世界は、実はアベコベなのだ。もうひとつ、そうあれば嬉しいと思うこと。決まっている未来は、実は、自らの意志で書き換えることができる、、、らしい。
サンクチュアリ (2010.03.16)

午前中、執筆業務、、、のつもりが、ついBSつけたら「世界里山紀行」やってて、雲南省で竹林とともに昔ながらの農耕生活を営むタイ系民族のムダがなく豊かな暮らしに釘付けとなる。たとえばその「豊かさ」は、そのまま映し出される絵画のような1シーンの連続に見て取れる。もちろんカメラマンやディレクターの腕に依るところも確かにあるが、人、植物、昆虫、動物、すべてが素の状態でイケてる。ミーハー的に言うなら「カッコイイ」のだ。都市生活などのインフラが望むべくも無い環境でこれを演出するのは不可能。竹林に適度に人の手が加わることで、鳥やほ乳類が快適に過ごせ、彼らの活動によってまた竹の健康が保たれる。しっかり根を張った竹林は洪水から田畑を守る強固な防波堤となり、生活道具一式を生み出す材料でもある。ラストシーン、村の古老が産まれたばかりの孫のために竹の株を庭先に埋める。次の世代のために豊かな竹林を手渡すためだ。行ってみたいと思うが、こういう場所には立ち入らない方がいい。絶妙のバランスで成り立っている奇跡のサンクチュアリだから。

*写真:毎朝、あまりにも見事なセガレの寝グセ。本日はトグロ巻いてます。

ハウツー本 (2010.03.15)

終日執筆。
午前中は、ヤマハの担当氏がやってきてスタジオにあるピアノの調律。引っ越してからそのまんまだったので、さぞかし調律のしがいがあったと思われる。

この2カ月間で20冊近い本を読んだ。そのほとんどが、いわゆるハウツー本であるが、アチキがエライのは(自分で言うか)、良いと思ったら実践することだ。本で知り、10年以上継続しているものが少なくない。新しく仕入れた知識が我が血肉と化すのか化さないのか、続けてみないとわからないのだ。っつーか、続けているとそれなりに効果は期待できる。
三回忌、、、誕生日会、、、 (2010.03.14)

義父、オサムさんの三回忌。吉浦の寺で法要後、プリンスホテルのレストランで親族揃って食事会。盟友である竹本節子さん、原哲之さんが数年前に亡くなった時もほぼ同時期で、以来、春は俺にとって物悲しい季節でもあるのだ。

夜は中央通りのタイ料理屋「サワディ」にて心体育道の兄弟子、里さん、上岡さんの満50歳を祝う合同誕生日会。廣原先生以下、計8人の古参が集合。俺が35歳で入門した時、ここにいる兄弟子はほぼ全員が黒帯だった。あれから13年。あの頃より何倍も強くなっているのがスゴイことだし、それが心体育道の術理の正しさを何よりも証明している。
意識改革 (2010.03.13)

終日雑事。
昼過ぎ、TVでカープvcソフトバンク戦。1-5から1点差まで追いついたところで放送終了。その後、9-5で逆転したというではないか。打線も好調だし、ヒットで出塁しても、もうひとつ先の塁を狙おうとする気迫がうかがえ、野村新監督の言う「意識改革」は効果をあげているようである。人は思う通り以上のことは出来ない。逆に言えば、明確なビジョンを描き、そこから巻き戻して、今、ビジョン実現のためには何をするべきかを考えて行動に移すことを続ければ、絵空事で終わることはない気がする。その意味から「Aクラスではない。優勝を狙うんだ」と檄を飛ばした野村監督は正しい。スポーツでもほかのことでも、結局はメンタルが需要なのだ。
島よ、島よ (2010.03.12)

午前中ラジオ。
放送終了後、1FロビーにてY氏と打ち合わせ。
午後より執筆に取りかかり、約2カ月続いた某案件が今度こそフィニッシュ。

「GWはどうする?」との声が回りでチラチラ聞かれだした。俺はどうするんでしょう。「ラッシュ」「渋滞」というものが我慢ならんので(好きな人もおらんでしおうが)、原発立地計画で眠れない夜を過ごしている上関の祝島へ行こうと。ここは暴風対策として回りを石垣で囲った家が多く、沖縄を思わせる不思議な景観とか。沖縄の離島がそれぞれ独自の文化を形成しているのと同様、数千の島々が点在する瀬戸内海の彩りもまた趣があるのだ。
ゾンビ案件 (2010.03.11)

午前中、執筆業務。その間、怒濤の電話ラッシュ。その中の一件は某広告代理店O氏からで、約2年間保留になっていた提案がようやく採用されたとのこと。こういうのを俺は「ゾンビ案件」と呼んでいる。ま、ゾンビでもなんでも、とにかく某大手デザインプロダクションを相手にしたズルムケ長期戦に我々傭兵的少数チームが勝利したのだから文句があろうはずもない。

午後より当道場にてSさん指導。それからM女史が来宅し、某イベントプランの打ち合わせ。こちらのほうも、画期的な進展があったようでなにより。

夜は、崇徳高校時代の後輩(彼はバレーボール部)で、現在フランス菓子のパティシエをやっているフトッチャン&その彼女と居酒屋で3者密談。大いに盛り上がり、家に帰り着いたのは2時前。
ますます不明 (2010.03.10)

終日執筆。
ふと思うことあり。広告業に関して、これからは「コピーライター」を名乗るのを少しずつ辞めようと。取材時等、インタビュー対象者には便宜上使うこともあろうが、アートディレクター、コーディネーター、ナレーターなど兼任し、一般的なコピーライターの範疇を大きくはみ出している今、出来ることを限定するイメージを先方に与えてしまうことが、最近は不利になってしまうシーンがよくあるのだ。狭く語ってしまうと、人はそれ以上を見ようとしない。とはいえ、「仕事の顔」を全部説明しようとすると「ジュゲム」みたいになっちまう。なので、ただ「春駒です。いろいろやらせてもらってます」にしましょう。どうよ、これでますます「不明」じゃろ?
(2010.03.09)

目覚めると霙まじりの雨。TVのニュース中継によると同時刻、ここから3キロほどしか離れていない広島駅では完全な雪。さらにずっと奥の広島空港になるとドカ雪で、すでに何便かが欠航になっている。広島もけっこう広いねぇ。

午前中、執筆業務。
午後イチ、当道場にてJ氏を指導。
夕方、デザイナーのH女史がやってきて某冊子の打ち合わせ。彼女、今度の日曜に厳島神社で挙式が控えている多忙の身。ほんとに申し訳ない(笑)。式の後は、京都方面へ一週間ほど新婚旅行だとか。
「こんなに長い休暇を取るのは社会人になって初めてなんです」
いや、遠慮せず、どんどん旅するのがよかろうて。今や業界での経験則が通用しなくなってきた時代だ。今後は、リアルな非日常体験のフィードバックによって得られる「心地よいノイズ」こそが、クリエイターの武器になり得ると思う。というわけで私も今年は八重山方面に逐電する予定になることでしょう。以上、現場からでした。

*写真:通販で購入した小型のトーキングドラム(1万円)。先日、極寒の「千田わっしょい祭」に出演した際、藤田ヨーコちゃんが叩いていたのとたぶん同じヤツ。人が持っていると欲しくなる性分でして(笑)。

いつのまにか背後に、、、日本人は止まって見える、、、 (2010.03.08)

午前中、市内の某広告代理店で打ち合わせ。その帰り、チャリで流川あたりを通過中、ふと「気配」を感じて右後方を見やると、手で触れそうな距離にトヨタのプリウスがいて驚く。ほんとに音がしないのだね。視覚障害の方が恐怖を感じているというのも頷ける。

午後より粛々と雑務をこなす。この時期、同業者の多くがヒマになるというのに、今年は仕事に切れ間がない。有り難いこってす。

知人が上関原発建設に反対して72時間のハンストを行うとのメールが古い友人から送られてきた。原発が安全かどうか、<原始思考法>で考えればきわめて簡単に結論が出る。その建設によりどれだけ法外なカネを地域が受け取とることになるか。報償額は、大抵の場合「労力の高さ」に正比例する。この場合は「危険手当て」ということだ。
俺はセガレに「生きた学問」をして欲しい。現在の偏差値で表されるところの「学力」「教育」など、これからの時代ほとんど何の役にも立たんどころか、学びの本質を見失わせるという点では「やってはいけない」くらいヒドいものと思っている。個々の五感の感じ方の差異を「個性」と認めず、均一の「解」へと騙し向けている。その結果、自分のアタマで考えたり創造することの出来ない大人になる。かつてオシムは「日本のサッカー選手は止まって見える」と言った。だから「走れ走れ!」と喚き続けたのだ。それは単に運動能力についてのみ言及したものではない気がする。イマジネーションの有無が身体を支配する。
寒風ライブ (2010.03.07)

午後イチ、FarEastLounge(with藤田ヨーコちゃん)で千田わっしょい祭に出演。予報では曇り時々雨。空はなんとかもってくれたのだが、寒いのなんの! 何年か前に出た大晦日屋外ライブの比ではなく、指はかじかみ、歯の根もあわず。そのせいだろう、どの曲も走る走る(笑)。

セットリスト
「Dreamin'」>「テビチ記念日」>「ヨーデル潮干狩り」>「スロウなブギにしてくれ(南佳孝)」>「大文字」>「夫婦蛸」>「空蝉サーカス(インスト新曲)」>「ひかりのうた」

歌詞も何度か吹っ飛んじまいよったが、おしくらまんじゅう的にメンバーの音が密にからみ、FarEastの持ち味が出せた気がする。まったくリハ無しで挑んだ「スロウな」「空蝉」もお客さんに喜んでもらえたみたい。

*写真:共演した子供ミュージカルチーム。寒空の下、彼らの歌声が観客の心を温めてくれた。負けました(笑)。

夢でヨカッタ (2010.03.06)

死んだはいいが、ゾンビになり死ぬに死ねない。顔や腕が腐り始めてエエ男が台無し。どうしてくれる!ということろで目が覚める。2日続けてロクでもない夢。いや、こういう場合は「夢でヨカッタ!」と喜ぶべきか(笑)。

夕方、セガレと「ゆめタウン」の某蕎麦屋へ。
「ご注文は?」の店員の問いに
「ザル(ざる蕎麦)」とセガレ。
で、それを食いながら
「む〜、うまいっ!やっぱココが一番よのう!」
っつーか、オマエは通か。
家電ハカイダー、、、画期的絵本、、、 (2010.03.05)

午前中ラジオ。
その帰り、K楽器店に寄り、預けていたワイヤレスシステムを取りに行く。1月の高松ライブで調子悪かったもんで、O店長に徹底的にチェックしてもらったのだが、結局シロ。ほんと、俺はこのような電気機材トラブル頻発者である。で、調べてもらっても、大抵問題は見つからないのだ。ある気功師によると、俺自身が特殊な強いナニかを放電しているからだと(また、ある自称霊能者からは「悪霊はアナタを避けている」とも)。そういわれれば、ウチの家電もありえないほど高い確立でおかしくなる。テレビで見たが、某国には、下を歩くだけで街灯を破裂させる、はた迷惑な御仁もいるらしい。俺も大事なモノには、春駒放電流を防止するシールドで包むなど保護対策を施さねばならんのスか?

午後より、いくつかの新規案件に取りかかる。某絵本のシナリオに関しては素晴らしいアイデアがおりてきたので、オファーしてくれた東京のプロダクションに企画意図をメールしたところ、かなりウケよし。ひょっとしたら、ひょっとするかも。いや、ぜひ、ひょっとして欲しい。

独立自尊 (2010.03.04)

終日、執筆侍(なんで「サムライ」かは不明)。
午後より、当道場にてJ氏を指導。
それが終わってからも1時間ほど一人稽古。
夕飯食ってからはスタジオで歌い込み。
きのうもほぼ同じような一日だった。というか、こうして振り返ってみると今が一番「執筆業務」「武道」「音楽」のいずれもがメチャ濃いうえにバランスもとれている気がする。ああ、ありがたや。
昔、音楽やっているヤツから「アンタは逃げこめる場所が多過ぎてズルい」といわれたことがある。
ふむ。じゃあオマエ、3日間、俺と同じスケジュールで生活してみるか?
それこそ緊張感と身体的なシンドさで1日ももたずに逃げ出すことになるだろう。ケケケ。「寄れば大樹」というが、フリーランスになって5年。大樹も小樹もそばにない俺は、これからもヘラヘラとまかり通らせてもらうぜ。すべてが我が裁量にかかっている毎日、いとをかし!

*写真:すっかり日課と化した「ぷるぷる気功」。その考案者が、この張 永祥オジサンです。マジで効きます!

気配 (2010.03.03)

終日、執筆。
新規案件が2つ続けて舞い込む。1件は東京からで、約10年ぶりに絵本のシナリオライティング。漫画の原作と合わせれば生涯3件目。
午後より、当道場にてSさん、Iさんと2名連続指導。
俺の中でナニかが始まりかけている気配。感知できているけどコトバに言い表せない微量なレベル。脳機能学者、苫米地氏の言うところの「抽象化」の意味する領域へ、少し踏み込めたのかも。とにかく、かつてない頻度で嬉しい偶然が続いている。

*写真:数日前から、ウチの玄関脇に2鉢あるサクランボ(オウトウ)の花が咲き始めた。見た目、ソメイヨシノの良く似ております。

稽古初め (2010.03.02)

終日執筆。
このところオタマが東へ西へとオーケストラ関連の仕事で動き回っているので、午後からはセガレのお迎え(バス停まで)やらメシの準備やらフロやら、「主夫業」も粛々とこなさねばらなん。で、早いところ疲れさせて眠らしたろうと、昨日から当道場にて「キックボクシングごっこ」と称してパンチ&キックによる「ミット打ちトレーニング」を開始。教え方が上手いのか本人のスジが良いのか、5歳児にしてはシャープで力のこもった打撃を繰り出しよる。パンチからキックへのコンビネーションもすぐにマスター。しかも意に反して、なかなか疲れてくれない(笑)。なので、「ええか、コレは絶対、オトモダチに使うたらいけんど」と何度も言い聞かせておく。
社会問題になっている「イジメ」を無くす一番効果的な方法は、男の子に限って言えば、イジメを受けている本人が武術を身につけて強くなること。小学校後半から中学半ばまで陰湿な嫌がらせをされ続けた俺が言うのだから間違いない。理不尽な暴力に対しては適切に反撃する。ガンジーの唱えた「非暴力」は、なるほど立派な信条とは思うが、彼がそれを公然と口にできたのは、彼の社会的地位が高く常に守られていたからだ。そうでなかったら「ああそうですか」と、最初に叩き殺されていたはずだ。
セガレには自分の身だけでなく、友人や愛する者を守れるタフな男に育って欲しい。そして出来るなら、唇には歌を、手には楽器を、心にはギャグを。

芽吹く春、、、アイルランド慕情、、、日本音楽シーンの正体、、、 (2010.03.01)

終日企画業務。外は京都弁でいうところの「さぶ雨(冷たい雨)」が降っているが、我が家のハイビスカス、ニンジンガジュマル、パキラなど観葉植物連中は新緑の芽吹きが著しく、いよいよ春めいてきよったぜ。しかし、シュロチク、アレカヤシ、モンステラあたりは冬でも元気いっぱいに芽ぇ出しっぱだったな。飼い主(植物が相手でもこれで良いのだ)が変人だと、こうなっちまうのかしら。

業務の合間、息抜きにティンホイッスルをピィヒャラやってると、たちまち1曲できる。マイナーのインスト。タイトルは「アイルランド慕情」(意味不明)。

ところで、先日、国内では栄誉があるらしい音楽ナントカ大賞に某グループが選出されたそうな。しかも10コのタイトル、つまり「10冠達成」との報道で一瞬興味を持ったが、その受賞者がジャニーズさんちのソレ(ドレや?)と知って、いわゆるこの国の「音楽シーン」なるものの程度が知れ、ヘコみました。いや、アイドルグループを侮っているのではないのだ。彼らは精一杯やっていると思うし、CDが売れていることに文句はない。だが、一音楽ファンとして、彼らも含めヒットチャートの上位を占めている国内ミュージシャンのほとんどに興味がわかないのはやっぱり寂しい。
その一方、本日行われたカナダの五輪閉会式には、日本の音楽産業を支えているティーンエイジャーなどはほぼ100%名前すら知らないであろう「ニール・ヤング」なんかがフツーに出ていたりするのである(開会式は狂気のフィドラー「アシュレイ・マックアイザック」も出ていたな)。
日本とカナダ、比べてどうする春駒チャンよ。
だが、、、、あんまりだと思わんスか。こうなれば、俺がイクしかあるまい?!
バックナンバー
build by HL-imgdiary Ver.1.24

HOME仕事のご依頼LIVE36.5°DISCOGRAPHY屈折日報
人間世界遺産PROFILEMAIL


Copyright?2003 HARUKOMANIA All rights reserved