Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2008年07月の日記

その先へのひと押し (2008.07.31)

今すぐというわけにはいかないが、「土日限定ピンポイントライブツアー」というプランを夢想している。この一ヶ月、まったく無休でぶっ飛ばして来たが、もっと要領よくやれば、土日は休めるのではないか。「要領よく」とは、たとえば、喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古するのに近いとはいえ、通うのが手間だし、雨でも降ると気が萎えることもある。しかし、来年5月には(あくまで予定だが)スタジオ、道場、住居、ビアガーデン(笑)を兼ねたオフィスが完成する。こうなれば、やりたいことはやりたいときに出来、すべての日課が30%アップで効率よく回転する計算なのだ。オタマもレッスン仕事のいくつかは今後自宅スタジオを使ってやることになるだろうから、通う時間が省けるし、その分俺も子守りせんで済む(笑)。そうして空いた土日を、「ピンポイントライブツアー」に充てるのだ。その他のウィークデーは、これまでのように執筆業務に励めばよろし。
っつーか、同業者が俺の現在の執筆環境を見たら100%卒倒するであろう。詳しくは書かんが、それでも俺の仕事が粛々と片付いているのは、並外れた発想力&集中力あってのことだ。だから環境が整えば、さらにドえらいことになるぜ!と言い切れる。やるヤツはどんな環境でもやる。だが、さらにその先へのひと押しには環境への投資が必要と思う。
セガレの入院、、、次のステージ、、、 (2008.07.30)

セガレがいわゆるプール熱にかかり、熱が下がらず脱水気味なので、念のため昨日から市内の某救急病院に入院中。しかし、コドモっつーのは弱るのも早ければ快復具合も実にわかりやすいねぇ。今日など若い看護婦さんに得意のオリジナルダンスを披露したようである。この調子じゃ「おうちに帰るのイヤ!」言うかもしれんな(笑)。

振り返ると、なんと激しい一カ月だったことか。ここにはまだ書かんけどね、俺はもう次のステージを見てますよ。というか、見えて来たよ。まったくもって、ウヒヒの気分だよ。このクソ忙しいのに、あれやこれや、もの凄いトレーニングを積んでたりして。あとは実戦で試すのみ。
ヒート、、、高松行き高速バス、、、 (2008.07.29)

ちょっと前、水漏れのする冷風扇を、某Dに修理を出していたのだが、修理担当者からデンワがあった。
「お預かりしておりました商品ですが、お客様ご指摘の通り、水漏れ箇所を確かに確認しました。ですが、メーカーによりますと『一度、分解した形跡がある』とのことで、残念ながら5年間保証が効かず、4,000円の有料修理となりますがいかがいたしましょう?」
ふざけんな、でございます。分解などした記憶もないし、そんなヒマも必要もない。その旨をきわめて紳士的に説明すると、
「わかりました。そのようにメーカーに伝えます」
ときたので、ブチきれた。
「あのね、『伝えます』じゃないでしょうが。客であるボクは分解をしていないと言うとるんです。あなたはメーカーと俺の間に立って静観してるだけなんスか。というかね、ボクが分解していないのはハッキリ自分でわかってるんですよ。とすれば、メーカーは『分解した形跡がある』ようなデタラメな不良品を出荷し、オタクはそれを売ってることになるよね。カンケーないとは言わさんよ」
「ですからメーカーに一応連絡させてください」
なるほど。それじゃ、とっととデンワしたまえ。
で、小一時間後、先ほどとは違う担当者からデンワ。
「社内で協議しました結果、修理費は全額Dが負担いたします。お客様にはたいへん不愉快な思いをさせましたこと、心より陳謝致します」
あたりまえじゃい。客の言い分も聴かずメーカーのコメントだけを鵜呑みにして一方的に通告するなんざ、とんでもない暴挙なり。というか、「分解した形跡がある」という未熟なブツを出荷して客に罪を被せよるメーカーMさんよ。そういうのを自作自演っつーのよの。猛省しなちゃい!

まぁそんな気分悪い話題はどうでもよろしい。
仕事の合間に、週末の香川県高松市でのソロライブツアーの構想を練っていると、「高速バスで行く」という素敵なアイデアがひらめく。さっそくネットで調べると、おお、広島駅から高松駅までを3時間40分で結ぶ便が1日7往復も走っとるじゃないですか。しかも料金が往復で7,000円たぁリーズナブル。主催者の盟友ツッチーによると、車なら高速代だけで往復約16,000円。しかもこれにガス代が加わることを考えるとアーコリャコリャ。うむ、バスを使うなら道中寝れるし(この一カ月完全に超寝不足!)、ライブの打ち上げで調子こいて泥酔しても問題なし、なのか?!
胸突き八丁 (2008.07.28)

すっかり曜日の感覚がなくなってしもうた私。ボンクラこいていた10代後半の俺がみたら卒倒するくらい、本日もマジメに業務に勤しむの図。
ページ数が多く、締め切りも決まっている仕事でキツイのは、ラストの1ページだ。まさに胸突き八丁。それまでなんともなかったのに、カッコええエンディングをキメようと力むのか急にペースダウンしてしまうです。ははは、まだまだ俺も青いよのう。

夜、喫茶こばやしスタジオにて日課の歌い込み&独り稽古。開始から10分で蒸し風呂状態となり全身汗だく。それでも3時間フントーす。おそらく、こんなに過酷な歌い込みをしているミュージシャンは世界でも稀であろう。減量中のボクサーじゃないんだから。っつーか、俺はいいのだが、楽器やアンプが湿気でやられないか心配である。
うるとらオヤジ (2008.07.27)

日曜日? ンなもんカンケーねぇス。いよいよ執筆業務も追い込みっス。
夕方、予定の業務をフィニッシュし、空気を吸いに近所を散歩。なんか、俺だけ完全に夏に乗り遅れている気がする(笑)。しかし、人間には、この「圧縮」期間が必要と思う。負け惜しみでなくそう信じる。ググッと体を沈めることで、強い爆発力が生み出せるのだ。今後、俺の人生において「音楽」と「武道」の両輪は中心軸から径を伸ばし、とてつもない回転数で宙へ飛びあがるやいなや、悠々とM78星雲を目指すであろう(意味不明)。
さぁ、どんどん行きましょい。嵐の中にこそ慰安がある。口笛吹きながら行きましょう。
号砲一発 (2008.07.26)

昨夜ニンニクをたらふく食い、早めに寝たおかげか、本日は屋根を吹っ飛ばすかのような俺の豪快な「屁」によって爽やかに目が覚める。こりゃ「目覚まし時計」ならぬ「屁覚まし」だな(笑)。「ブッ」とかいうようなもんじゃなく「ドカッ!」っつー体が浮き上がるぐらいの迫力で、一瞬、外で車が事故ったのかと思ったほどだ。意外に思うかもしれんが、俺は家族はもちろん、親しい友人といる時でも屁はしない。俺のオヤジなどはところかまわずぶっ放すが、屁というものはいろんな意味で場に与える影響が大き過ぎる(笑)。よってTPOおよび使用上の注意をわきまえるべし。

終日、執筆業務。きわめて快調。予定通り、来週前半には季刊誌2冊、HP原稿あれやこれやが一応の終息を見るであろう。で、土曜日には香川でライブ。ますますヒートしたろうじゃん。
轟沈 (2008.07.25)

午前中ラジオ。
午後から執筆。数日間は取材に出なくていいので、ようやく腰を落ち着けてとりかかれるっつーもんよ。夕方、メールで送ることのできない特殊な画像データや資料を持って某デザインプロダクションを訪ねると、かなり早いペースで俺の原稿が進んでいることがわかる。ちょっと安心。
しかし、蓄積疲労はいかんともしがたく、「探偵ナイトスクープ」までもたずに轟沈す。
出雲神話街道ファイナル (2008.07.24)

今月3度目の中国山地越え。本日は島根県松江市内の宍道湖畔に立つ某老舗ホテルを取材。しかしなんだね、ここら界隈の佇まいは「千と千尋の神隠し」のロケーションによう似とる。八百万の神々が一堂に会する出雲と軒を接する古くからの温泉街で、アニメ同様に真ん中を可愛らしい電車が貫く。湖対岸には夜になると美しいイルミネーションが輝くし、向こうから見ると電車は湖面を走っているように見えることだろう。さらに今回の相方である長身痩躯のSカメラマンも、なんとなく<顔なし>を彷彿させるではないか。となると俺はやはり<カエル>か?(笑)
夕方4時過ぎにすべてのスケジュールをこなし、来た道と同じ出雲神話街道をホイサッサ。途中、今回の取材ですっかり常連となったレストラン「掛合の里」に立ち寄ると、入口の饅頭屋のオバチャンから「おかえり!」と声をかけられる始末(笑)。
「今度は私らが住んどる村を取材にきなさいや」
「え、オバチャンの村ってのはどこ?」
「ここから7キロほどの<吉田村>ゆうとこよね。鑪(たたら)の郷でね、宮崎駿さんの『もののけ姫』のモデルになった場所よね」
げっ、また宮崎さんスか。なんかますます引き込まれちゃうねぇ。
崖の上 (2008.07.23)

朝から怒濤の執筆モード。
この暑さに、この忙しさである。さすがに、、、、、ちょっとばかし、、、疲れてきたかも(笑)。まぁいい。明日は再々度、島根県日帰り取材だ。あと数日で出張も執筆もすべて予定通り一応の終息を見るであろう。そしたら「崖の上のポニョ」でも観に行こうではないか。ぽ〜にょ、ぽ〜にょぽにょ、サカナの子〜、、、、、、久しぶりに、まじヤバイ状態かも(笑)。っつーか、まさに「崖っぷちのオヤジ」だな。ひでぶっ!
続・中国山地越え (2008.07.22)

某季刊誌の取材で、島根県松江市へ。本日の相方は、超多忙なAカメラマンの代打で、Sカメラマン。片道200km、所用タイムは往復で7時間。朝9時に広島を出て、帰り着いたのは夜8時というわけだ。明後日は再び、ほぼ同じ場所へ行かねばならん。この2週間で車での移動はトータル2000kmオーバー。キツイのはキツイが、狩猟民族的資質の強い俺には獲物を追って移動しまくるのが性にあっておる。しかも取材対象者は「会えてよかった!」と心底思える人ばかり。縁の不思議。
ダイブ (2008.07.21)

当然のごとく、終日執筆。昨日の段階で攻略を考えあぐねていた某案件、一瞬のうちに突破口が見つかり、あとは自動操縦のように原稿がスラスラ。「ハチワンダイバー」という将棋もののドラマをやっていたが、アレに近い。「潜る」というか俺の場合は「沈む」感覚。水の底から見上げれば、完成形が大写しになっている。最初に答えがわかり、あとでなぞっていくという具合。

セガレが「どっかへ連れてって」とうるさいので、ベランダに水を張ったタライを置き、行水させてやる。一年前に比べ、タライがえらく窮屈になっている。コドモの成長は早いわい。はしゃぐセガレを見てしみじみ。
と、今度はオタマが「こりゃどうかね?」と新聞広告を突きつけよる。周防大島の某宿泊施設が夏休み期間中、親子3人で25,000円ぽっきりというやつ。なるほど、考えとこう。っつーか、世の中はすっかりサマーバケイション気分なんだな。ところで俺の執筆地獄はいつ明けるんスかね?
世間の騒ぎをよそに、、、カープおやじ、、、 (2008.07.20)

なにやら世間は連休だの海開きだのと騒いでおるようだが、本日も拙者、心沈めて終日執筆。いやぁ、休日はデンワもかかってこんし、集中できますわいの。

夕方、早めに仕事を切り上げ、ラジオでカープvsヤクルト中継。解説の豊田泰光さんの毒舌トークが最高。特に3回の表、凡打のシーボルには「調子が悪いのに出てくんなっての!」、スクイズのサインを見逃した梵には「なにやってんだ!もう使ってやらねぇぞ。一昔前なら向こうずね蹴っ飛ばしてやるところです」などと小気味良い。それよりなにより、まったくこの二人を使い続けるブラウン采配こそ問題だ。
なに、負け続けてもあたたかく声援を送り続けるのが真のカープファンだと? 一生懸命やって負けたのならしょうがないが、最近のようなプロらしからぬダレた試合をして、なにが「あたたかく」じゃい。先の二人だけでなくピッチャー陣の臆病さときたら救いがない。チンコついとんかっ!
それにしてもカープのこととなると、どうしてこう熱くなるんでちょね。7回裏の高橋ケンさん39歳の魂の投球こそが救いでありましたとさ。豊田さんも感動して泣いとったで。っつーか、オタマに言わせれば試合内容より、ラジオにかじりついて一喜一憂する俺を見ている方が面白いらしい。ハレルヤ!
なにを捨て、なにを活かすか (2008.07.19)

水漏れのする冷風扇を修理に出したり、反射用画像データをデザイン事務所に届けたり、なんやかやしているうちにまったく執筆できぬまま夕方。よかろう、明日明後日とも休日返上である。っつーか、今月に入って一日も休んでいない。

最近のカープを見ていてつくづく思う。絶対にトップに立てない采配とはこういうことをいうのではなかろうか。勝つためになにを捨て、なにを優先するか。「戦略」に関していえば、意外なことに野球と広告はかなりの部分で符合する。求められるのは圧倒的なインパクトと、効率の良さだ。

などとエラそうなこと言いながら、俺とて発展途上人。もっとレベルアップを目指したい気持ちは常にある。些細な見落としがないか、たまには他人の視点を利用して判定してみる。そんなわけでナガオカケンメイ氏と佐藤可士和氏の本を購入。
プロダクション在籍時代、某大手広告代理店の営業氏から「言われたとおりのことをさっさとやってくれりゃいいんだよ!」と逆ギレされたことがある。「こうすればもっと面白くなりますよ」と、俺らが別提案を出したことが気に入らなかったのだ。言われたことをやる、というのは一見マジメのように思えるが、それではクライアントとプロダクションの間を行き来する「伝書バト」程度の能力しかない。
そんなことがあったり、社員が増え、業務をシステマティックにこなそうとし始めた会社の空気からも浮きに浮いた俺は、ほどなく身を引くことになるのだが、それは正解だったね。
46億年のファンク (2008.07.18)

午前中ラジオ。
午後から夕方まで執筆業務。

夜、喫茶こばやしスタジオにて恒例の独り稽古&歌い込み。数カ月前に、厨房機器だけでなく、エアコンも撤去したので約19坪のスペースはたちまち蒸し風呂状態。しかし、その熱気の中で、突如、歌が舞い降りて来た。最近、バラード調の曲ばかりで、そろそろ原始人の雄叫びのような激しいヤツが欲しいと思っていたのだが、ここまでハジケまくったのは十数年ぶりか。

『地球のうた』〜46億年のファンク〜

俺のじいちゃん ハワイ生まれ
そしてばあちゃんは 芸者だった
原爆落ちても 死なんかった
爆心1キロ 奇跡だった

 原始時代から今日まで
 200万年続いてる
 200万歳 サンキュー! このイノチ

人類生まれて 200万年
地球に迷惑 かけてまんねん
ずうっと前は ミジンコだったのに
みんな悩んで悩んで 大きくなった

 46億続いてる
 地球のうた 歌おうや
 46億 ブラボー! このイノチ

(ドリフっぽく)
エンヤー、コラヤット、ドッコイジャンジャン、コーラヤット
エンヤー、コラヤット、ドッコイジャンジャン、コーラヤット

歌え歌え イノチのまま
踊れ踊れ イノチのまま

捨てんな捨てんな オマエのイノチ
燃やし尽くせ ホネのズイまで
愛し尽くせ ホネのズイまで

、、、、、とまぁ、こんなカンジ。はっきり言って相当にアホである。しかしな、通り魔連中がカンタンに命を奪うかと思えば、自ら電車に飛び込んで、これまたカンタンに命を捨てるバチあたりが多いこの異常な国に、俺は魂の讃歌を叩きつけたいココロなり。
どうせなら前例がないことを (2008.07.17)

一カ月前、某映画館からオファーを受け、ロードショーのスケジュールの入った新聞折り込みチラシを制作することになった。最近のクリエイターなら、ほぼ言われた通りのことしかやらない。デザインで少々凝ったことをやるぐらいが関の山であろう。しかし俺はいつものように、「前例がない」「効果歴然」「予想以上」にこだわり、チラシでありながら四つ折りにすることによってリーフレットにも使える、いわば2way方式の新しい媒体を提案した。加えて、スケジュールやプログラム紹介だけでなく、「やっぱり映画は映画館で見たい」と思わせるような、大胆な仕掛けを散りばめてみた。驚いたことにクライアントはこの案をすべて受け入れ、本日、その刷り上がりがクライアントから送られて来たのだが、デザインプロダクションの冴えたレイアウトと相まって、それはそれは素晴らしい出来映えでしたとさ(笑)。おそらく、(っつーかコレがもっとも大事なことであるが)この映画館の入場数は、目に見えて増えることであろう。この媒体を他の映画館が真似る可能性も大。

さて、すったもんだはあったけど、来年5月あたり、小さいながら画期的なオフィスを実家の皆実町に今度こそ旗揚げするど。俺が描いたラフデザインを、プロの建築士さんがほぼ忠実に図面に起こしてくれている。これが実際カタチになると、世界的にみても珍しい相当ぶっ飛んだ空間となるはずで、同業者を威嚇&牽制するには充分だ(笑)。いや、対外的なインパクトより、俺の発想力を宇宙レベルにまで解き放つために不可欠な<非日常性>を盛り込んだのじゃ。ここを新しい拠点とし、俺の仕事のブランド化を加速させたい。思想なきコピーライターの時代はとうに終わっている。これからは独自性を発揮して果敢にオモテに打って出るコピーライターしか必要とされない。とにかくみんな、遊びに来てくれ(おいおい着地点は結局そこか)。
仕事道具、、、憧れの武道稽古場、、、 (2008.07.16)

午前中、SATYからメッシュチェアが届く。さっそくコイツを使って怒濤の執筆モード。原稿を書いていて、核心に迫ってくると俺はスポーツでもやってるように全身がカッと燃え上がるのだが、うむ、これならケツが熱くならず実にク〜ル。夜までに2本の原稿をプロダクションに無事送信。

午後、ちょっと仕事を抜け、実家にて某建築業者と、新居プロジェクトの打ち合わせ。音楽スタジオは10帖ではなく約8帖の勘違い。逆に、某フロアに設ける予定の武道稽古場は、最大3.5m×4.5mまで広げられる可能性が出てきた。そうなれば4人くらいは一緒に稽古できるんじゃなかろうか。あんまり欲張って再び予算オーバーとなってはシャレになりませぬが、魅力は大いにあるなぁ。
山あいの人家 (2008.07.15)

某季刊誌の取材で、Aカメラマン、Yデザイナーと島根県雲南市へ。道中、中国山地の人里離れた深い山あいに、ぽつんと人家があったりするとギョッとする。っつーか、ただただ圧倒されるのみ。こんな場所に住んでいる人の暮らしとはどういうものだろう。中国地方の中山間地域は、訪れる度ごと衰弱しているのがありありとわかる。ただ、このままで終わらんだろう。なにしろ、中山間なくしてこの国はなりたたんのだから。つまり中山間が終わる時、ニッポンも終わる。いや、ニッポンが終わった時、中山間が息を吹き返すのかも。
待つ身のつらさ、、、店頭展示品、、、 (2008.07.14)

午前中からフルスロットル。
執筆の他、取材交渉、取材ルートの確認、画像データの提供以来なんやかや。俺が自分で動いたり問い合わせたりする分については、なんら問題はないが、ひたすら返事待ちを強要されるとなんともいえんストレスを感じる。多少ではあるが、俺にも広島でいうところの「イラチ」の気があるのでせうか(笑)。

先週土曜日にSATYのインテリアコーナーで見つけたメッシュのチェア。店員が「在庫が無い」というのでメーカーに問い合わせてもらっていたのだが、デンワがあり「生産中止になっておりましたので商品は入荷できません」とのこと。フツーの客なら「そんなモノを店頭に置くな」とモンクを言いそうなところだが、俺はフツーではない。むしろ「しめた!」と思ったね。
「ということは、店頭展示の現品しかないということですよね。それを安く売ってくださいよ」
「え、それでよろしいのですか?!、、、、、じゃあ、半額でいかがでしょう?」
っつーことで、3万円のものを1万5千円でゲット。ちなみに使用していて不具合があればカネを返してくれるらしい。どうせ仕事用である。多少の汚れやキズなど気にせんです。
ひたすた執筆 (2008.07.13)

ウクレレ一丁で、全国ソロライブツアーをする夢を見た。うむ、悪くない。

終日、執筆業務。きょうは、木曜日に取材させてもらった乳がん自助グループ代表のN女史のインタビュー原稿をまとめる。彼女が企画運営する「ピンクリボン39ビル」は全国的にも珍しい乳がん検診や治療に特化した施設。当然地元広島のメディアも多く取り上げているけど、文字媒体の中では「やはり春駒サンの記事がサイコー」と言われたい。というか、ラジオやテレビでは表現不可能なセンも狙っている。俺の取材を通じ、彼女らの活動が、いかに社会的意義の大きいものであるかをしっかり伝えきりたいのだ。
ニンニク効果、、、煮えるケツ対策、、、 (2008.07.12)

昨晩、夢にまで見たニンニクちゃんをたらふく食ったおかげで体力ふっか〜つ! 鼻息も吹き上がること火焔のごとし。
そんなわけで終日、今週の取材行脚で得たネタをもとに、怒濤の執筆業務。毎回そうなのだが、インタビューモノは書き始めるまでは闇また闇の混沌ワールド。しかし、最初の一行が出て来たら、あとは潮が満ちるようにコトバの奔流が押し寄せてきて、溺れちゃいけねぇというような無意識に近いカンジで手が勝手にキーを叩いてくれる。
はたしてこれが冊子となって刷り上がり、じっくり読み返すと「ほう、うまい文章だな」と自画自賛することとなる?!(笑)。結局、執筆業も音楽も、反射神経のみでやってるってことだね。

途中、息抜きにSATYをブラついた際、インテリアコーナーで俺の理想とする執筆スタイルにピッタンコのイスを発見。高さを一番低く設定すると、座った時に腿と床がほぼ平行になり、腰の負担が最小となる。フツーのオフィスチェアはここまで下がらんのだよ。また、座面と背もたれがオールメッシュなのも有り難い。夏場、汗かきの俺は煮え煮えのケツに悶え苦しむことしばし。心頭滅却しても暑いものは暑いのである。秋までこのイスで乗り切り、新オフィスへ移ってからは腰痛予防に特化したアーユルチェアでいくというのはどうだろう?

あ、ついでに新オフィスの件だが、5月末の時点で1年間以上練ったプランが水泡と化して大いに打ちのめされたのは日報に書いたとおりだけど、あれから別の業者と組み直し、なんとか突破口を見い出すことができそうだ。前プランが坪単価約100万円(!)に対し、今度は坪55万円に事前設定。さらに、値段はほぼ半額でありながら、俺が朝方見た夢からヒントを得て新しく描いた図面が素晴らしく良い出来で(プロも絶賛してくれた)、前プランより敷地面積は狭いのに各部屋はいずれも大きく使いやすくなり、工期も短縮するという嬉しい誤算も。俺らファミリーの占有する3Fには10帖の音楽スタジオのほか、オフィススペースに接して4.5×4メートルの中庭というかズバリ、ビアガーデンを設置するど。2人が稽古するには充分なマイ道場も。たのむ、今度こそはポシャらんでくれ!!
ニンニク絶ち、、、結局ビール、、、 (2008.07.11)

午前中ラジオ。
「入浴中、風呂場に蚊が侵入してきたら、口に水を含んで<テッポウウオ>みたいに狙い撃ちするとよい」
などと、かつて俺が実際にやったことのあるアホアホなエピソードを披瀝するなどして朝っぱらから盛り上がる。

放送終了後、局の入っている中国新聞本社ビルの1Fロビーにて、デンワでクライアントとしばし打ち合わせ。このような瞬時の<切り替え>は難なくこなせるのだが、さて帰ろう、と立ちあがった途端、軽い目眩。日曜日から県外を含む出張インタビュー取材を連続4本、デンワインタビューを2本、ライブ、ラジオを各1本、その他、打ち合わせや執筆、企画構成など通常業務をまさに目が回るような勢いで敢行し、さすがに疲れが出たようだ。特に、インタビューする際、相手に失礼だからと、「ニンニク」を食べるのを控えていたのがいかんかった(笑)。ハードワークには、ニンニクパワーは欠かせませぬよ〜。

それはいいのだが、本日はオタマの35回目の誕生日。ラジオに行く前、セガレとパンツ一丁になって正座させたオタマの回りを「ハピバースデイ、ホーホーホー!」と奇声を上げつつグルグル踊り狂うというハートフルなパフォーマンスをやったところ「ヤメテ!」と不評。なので、口直しに夕方家族でシャンパンを買いに行くが、結局っつーか、やっぱりビールになる。ハレルヤ!
三川町の聖母たち (2008.07.10)

午前中、Aカメラマンと、広島市内の中心部、三川町に出来たばかりの「広島ブレストセンター(ピンクリボン39ビル内)」を訪ね、乳がん検診自助グループ「きらら」代表のN女史をインタビュー。
2000年42歳の秋に彼女自身が乳がんを発症。その治療や術後のケアなどを同じ乳がん患者たちと話し合ううち、自然発生的に「きらら」が発足。その後、いろんな出会いが連続的に重なり、全国的にも珍しい乳がん検診に特化した施設が、市内の一等地に完成したというわけ。やっぱり、いくつもの想いがうまく繋がれば、奇跡なんて案外軽々と起きてしまうものなんだなぁ。
どのフロアもエステティックサロンと見まごうオシャレな内装が施してあるほか、検査機器も最先端のものばかり。また、患者や検査を受ける人の精神的負担を和らげる「交流サロン(ここもほとんどカフェ状態)」を8Fに設けるなど、ビル全体に乳がん患者の視点から生まれた工夫が散りばめられている。N女史の指示で交流サロンを案内してくれたボランティアスタッフの女性も乳がん体験者。しかし、N女史といい彼女といい、なんという素敵な笑顔なのだろう。自分だけで痛みや恐怖を抱え込むどころか、同じ立場の人達を「大丈夫!」と支えてあげようとしている。その献身的姿勢と開かれた心を思うと、インタビューをしている最中、不覚にもジワッときてしまった。
彼女たちは、日々、否応無しに死と向き合いつつも、トラウマだのなんだのという類いの言い訳など絶対に必要としない人生を今、懸命に生きている。しかも朗らかに。
「乳がんになってしまったことは私の人生で最悪の出来事でした。でも、乳がんになったからこそ、何ものにも代え難い多くの人との出会いがあったし、『私ってこんなにも愛されていたんだ』と気付かせてくれたのも事実。そして、そんなふうに感じられる自分自身が愛おしくもあるんです」。
聖母、というのがいるとしたら、きっとN女史みたいな女性なんだろうな。こんな時代にも、<希望>は確かに存在する。
下松2日目 (2008.07.09)

昼前、迎えのKデザイナーの車に乗り込み、昨日訪れたばかりの下松市へ。とはいえまったくの別件仕事で、本日は某カーディーラーを取材。西日本各地に店舗展開するこの外車ディーラーの女性スタッフは、やはりというかさすがというか、美女揃い。

夕方広島に帰ってからは、明日の取材のインタビューシートづくり。明日入稿予定の某映画館ミニコミ誌の追加原稿にも迅速に対応。これから2週間、ヤマ場が続く。サノヨイヨイ。
没頭、、、実戦志願、、、 (2008.07.08)

朝8時、Aカメラマンの車で、下松にある某企業の取材へ出発。
予定通り10時より取材開始。昼食休憩もとらず、2時まで敢行。
夕方広島へ戻り、通常執筆業務。
書いてしまうことこれだけのことだが、実に濃い取材ができた。没頭すると、「食う」ことすら忘れてしまう。

ところで、Aカメラマンとも話したのだが、最近は朝のラッシュ時など、車が減り、かわりに自転車ツーキニストが異様に増えた気がする。ガソリン代節約にもなるし、健康にもいいことだ。ただし、チャリとはいえ、安全には充分留意して欲しい。

昨日のPICOでのライブの反省点をふまえ(メンバーはいつものように素晴らしいサポートであった)、月に最低でも2回はどこかでゲリラ的にソロライブを展開することを決意す。どんなに個人練習を積もうとも、実戦に勝るものはなし。俺自身の精度を高める必要があるのだ。
得難い経験 (2008.07.07)

終日、明日からの取材行脚に備えて、資料やインタビューシートの最終チェック。
昼、ちょっと抜けてK楽器店へ「C」keyのハーモニカを買いに行く。ブルースハープと呼ばれるところのこの種の小型ハーモニカは、リードの寿命が短く、数週間、ときには数日で新品に買い替える人もいるらしいが、ほとんど本番のステージのみでしか吹くことのない俺の場合、最低でも2年はもつ。ま、俺がいかにハープを練習していないかがわかるというものだ(イバるな?!)。

夕方、デンワインタビューを1本こなしたあと、それを5分で400字の原稿に起こしてメールでプロダクションに投げ込んでから、ウクレレ持ってPICOへ。「開店2周年記念ライブ」ということだが、まだ2年? もう10年くらい経ってるような気がするんですが(笑)。
さて、俺らFarEastLoungeの出番は4つ目。やはり、月イチ程度のライブじゃダメですな。本番直前と合間に俺だけでなく、客の大半の集中力を乱すちょっとしたトラブルが発生(PICOの入っているビルの下に駐輪している自転車が業者によって撤去されるという情報が入り大騒ぎに。俺もエレベーターを使わず階段で4Fまでを2往復ダッシュし、チャリをあっちゃこっちゃへ移動)。
結局、なにをやるつもりだったか忘れてしまい、歌詞は飛ぶわ、気持ちは乗らんわ、制御不能。ようやくラストの3曲目にあえてバラードを歌うことでニュートラルに戻ったところで終了。
いやぁ、散々な出来じゃったわい(でも良い経験になった)。客もシラ〜としておる。まだまだ修行が足りんねぇと、馴染みの顔に挨拶をして帰ろうとすると、「FarEast、やっぱサイコーっす!」「前からファンです」「今度マイミクお願いします!」とあちらこちらから握手攻め。なんじゃい、一応ウケておったみたいでちょっとだけ安心。っつーか、声をかけてきたのがすべて男というのが気になるかも(笑)。
花と中年、、、旅とオンナ、、、暑さと自制心、、、 (2008.07.06)

昨日の日報に書いた「比治山のハイビスカス」だが、白い花をつける2本は、ハイビスカスではなく「フヨウ」とのこと(なぜかオフクロが知っていた)。どちらもアオイ科フヨウ属の仲間なので少々まぎらわしい。しかし、花の真ん中が赤いもう1本の木はハイビスカスに間違いない。数年前、ハイビスカスの鉢を友人からプレゼントされるまでは、ハイビスカスだけでなく花そのものにたいして関心がなかった。今はなにか咲いてれば自然と目が向いてしまう。

午後よりAカメラマンと、廿日市の久保直樹宅を訪問。遊びに行ったのではなく、某季刊誌の仕事で彼を「旅人」として取材。撮影に入る前に彼がポーズをとりやすいよう俺がいろいろ手本を見せてやるも、カメラを向けられた途端、硬直する久保。
「おいおい表情が硬いど〜! タイや中国で出会うたネーチャンたちを思い浮かべてみい!」と激を飛ばすと、たちまち効果あり、ニンマリす(笑)。

帰ってからは、今週3本予定しているその他の取材に関する下調べ。
しかし、なんじゃいこの暑さは。山口県は梅雨明けしたようだし、広島も夏本番か? どうせ自宅で執筆しとるんだからパンツ一丁どころか「全裸」になってもいいんだろうけど、そうなると、わずかに残された自制心さえ霧散してしまいそうな気が(笑)。
裏山のハイビスカス (2008.07.05)

昼過ぎ、比治山を走っていると、林道脇の林の中に清楚な白い花を3つ4つ付けている高さ2メートルほどの2本の木を発見。近づいてよく見ると、なんとハイビスカスではないかいな。かなり前に誰かが勝手に植えたのだろうけど、けっこう根付くもんなんだね。と、そこから数メートル下がったところに、ほぼ同じ樹高のハイビスカスをまたまた発見。花は白でもこちらは真ん中が鮮烈な赤! ほえ〜、比治山走る楽しみが増えましたです。
脱力系、、、人力生活、、、 (2008.07.04)

午前中ラジオ。
朝刊の記事から気になる話題を取り上げる10分程度のコーナーがあるのだが、新聞紙面に目を通しているうちに、本番中であることを忘れてしまう俺(笑)。毎週金曜、かように脱力系の番組をお届けしているのである。

午後、某所にて、あるプロジェクトの打ち合わせ。一度は奈落の底に突き落とされるような苦渋を味あわされたこの案件、いよいよマジでイッパツ大逆転の気配か?! もし、そうなれば、俺の粘り勝ちとなる。いや、そうなって欲しい。

実家にほったらかしにしていたYAMAHAのオフロードバイクTTR250。オヤジがうるさいのでいよいよ手放すことにした。一時期は大から小まで4台のバイクを同時所有していたパープーな俺。なにしろ当時は「映画のスクリーンとバイクの排気量はデカければデカイほど良い」とのたもうておったほどだ。これからますます自転車やシーカヤック、徒歩など「人力生活」にシフトしていきたい。距離を稼げるロードレーサータイプも来春購入予定。要するに排気量より「肺活量」で勝負となる(笑)。
一番蝉 (2008.07.03)

朝、今年初となる「一番蝉」が鳴く。梅雨明け近し!!

午前中、メールのチェックや仕事の段取り。
昼前から比治山を30分ほど走り回り、帰ってヨガ。そしてシャワーを浴びれば、アタマもカラダも吹っ飛ぶほどの爽快感。コレだ。この流れだ。
おかげで午後からの地味きわまりない執筆業務も集中力が途切れず快調。っつーか、気がつけば、仕事が早いとの定評のある俺自身がたまげるほどのスピードでフィニッシュ。あーこりゃこりゃ!
追い風 (2008.07.02)

今朝はうっかり10時まで寝過ごしてしまう。昨日、一昨日とパニくる寸前まで粘って仕事したので疲れが出たようだ。

8月に香川県高松市と広島県安芸高田市で予定されている俺のライブのチラシ原案が、それぞれの主催者からメールで送られて来た(高松はソロ、安芸高田はFarEastLoungeで出演予定)。どちらも気合いの入ったデザインで、「こりゃのんびりしちゃおれんわい」といっぺんでシャキっとなる(笑)。いや、人前で歌うようになって30年近くになるけど、手を抜いたことなどただの一度もないし、今後いつでもどこでも出力200%で臨む気概は持ち合わせているが、迎えてくれる側の熱い想いというのは、やはりなによりも強力な追い風となるもんだ。ありがとう。精一杯やらせていただきます。
天然モノの心意気 (2008.07.01)

先日俺が企画構成&プレゼンしたいくつかの案件がラフデザインとなって続々とあがってきている。くどいようだが、ただ見栄えのいいモノを作っても意味がないし資源のムダにもなる。そういう意味では今回もちゃんと人の気持ちに届き、クライアントもカネをかけるに値すると納得してくれるお茶目なブツに仕上がっていると思う。
俺のようなフリーになってからもほとんど営業巡りに出ない無精者は、「いい仕事をやること」しかアピールする手だてがないのよ。時間はかかったがこれでよかった。もっと安易に、たとえば同業者同士の懇親会にどしどし出席するとか、ネットワークに名を連ねる方法も全然否定はしないけど、「養殖モノより天然モノ」を指向する俺は、あえてキケンだらけで後ろ盾のない激流の中に身をさらすことを選んできた。おかげで変化に強く、しなやかな発想体力が養われた気がしている。これから俺のような天然モノこそがますます珍重される時代が来る、、、、のか?!

夕方になると、今度は取材交渉をしていたあっちゃこっちゃから返事があり、この10日間のうちに市内数カ所、山口2カ所、島根1カ所をインタビュー行脚することが決定。にわかにキンチョー感が高まってきたど〜。
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