Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2008年06月の日記

空手着ライター、、、イカの姿干し、、、 (2008.06.30)

数日前から、自宅で仕事するとき、「空手着」の下履きを着用している。腰痛対策として数十分おきにイスから立ち上がって軽い運動をせよ、と医者から言われたのだけど、これを履いているとすぐ型稽古や蹴り・突き・投げなどの鍛錬法に移れるのだ(笑)。1回10分を、たとえば一日6回実施するとトータルで1時間にもなる。イスに座り続けることによる腰の負担を軽減できるし、稽古不足解消にもなり、一石二鳥。そしてなにより空手着は、涼しいっ!!
今のところかなりいいカンジ。他人、とくにクライアントにはあんまり見られたくないですが(笑)。

そんな具合で、終日快調。取材の段取りやインタビューシートの作成ほか、興がのってきたので洗濯にも手を出す。所用から帰って来たオタマ、自分のパジャマのパンツが針金ハンガーに「イカの姿干し」状態で吊るされているのを見て驚きよる(笑)。俺は洗濯物と「会話」する。彼らにどのように干してもらいたいかを訊き出したうえでの「姿干し」であるからして、気にせんでもよろしい。サノヨイヨイ!
読書三昧 (2008.06.29)

晴耕雨読に倣い、終日読書。
夕方近くになると陽が射し始めたので、比治山をランニング。
そんでまた帰って読書。
嗚呼、至福っ!

原油の高騰で、さまざまな業種が存続の危機に陥っている。イカやマグロの漁師達も燃料代が高過ぎて海に出られず、おかげで料亭や寿司屋もネタの入手が困難になってきているとか。こんなのは序の口で、庶民の暮らしは今後ますますキツくなっていくだろう。いや、原油ならまだいい。食糧が入って来なくなったらどうすんだろうね。拉致問題しかり、この国の政治屋はホンマに使えない連中ばかりだ。
それなりの理由 (2008.06.28)

昨日、トータルで3時間近く筋トレやストレッチをやったので、さすがにあちこち痛い。
独身時代、実家に居た頃は、武道稽古するにも歌い込みをするにも、やりたくなったら階下にある喫茶こばやしスタジオに降りるだけという恵まれた環境にあった。現在もなんとかトレーニングは続けており、こんなにも時間に不規則な稼業に身を置いていることを考えれば「ようやるわホンマ」としか言いようがないけど、いろんな意味で頭打ち。
しかして、来年早々にもオフィスと音楽スタジオとトレーニングルーム(狭いけど)とを兼ねた新居が完成すれば、この停滞感も打ち破れると思う。なにかをなし得ようとすれば、やはり「投資」は必要だ。そしてそれには必ずリスクも存在する。っつーか、経済的にけっして羽振りが良いわけではない俺が珍しくムキになっているのには、もうひとつ、サプライズな理由があったりする。実は、新居のど真ん中に、打ち合わせスペースを兼ねた「ビアガーデン・コーナー」を組み込んでいるのだ(笑)。4m×4.5mの四角に切り取られたプライベートな夜空の下、10人程度が閉店時間を気にせずにビールが飲めるという趣向の空間を目指している。なに、応援したくなった? カープの「たる募金」みたく、サポート大歓迎っすよ。うひひ!
日と月と刀 (2008.06.27)

午前中ラジオ。
午後より、来週明けからの取材行脚のための資料集め等の準備に追われる。

夕方、気分転換に手にした、丸山健二の最新刊「日と月と刀」を開くと止まらなくなった。なんなんだこの小説は。本でありながら絵巻物を見ているかのような精緻にして豪奢なビジョンが圧倒的なスケール感で目の前に現出する。いや、光景だけではなく、匂いや味、痛み、湿気、熱さえも行間から立ち上ってくる。
カンペキな図 (2008.06.26)

午前中、某大企業会議室にてミーティング。俺のアイデアが、最前線で活動する営業マンたちの実際の仕事をうまく手助けするものであるかどうかを確認したく、ヒアリングの機会を設けてもらったわけである。結果、ほぼジャストミート。いくら奇抜でオシャレなデザインであっても、現場で使えなければただのゴミ。狙いが外れていなくて一安心。これで本腰入れて取りかかれる。っつーか、フツーのコピーライターはまずここまで踏み込むことはない。
「事前にどうしても営業マンの生の声を聞いておきたいんです」
そんな俺のワガママな要望を快く受け入れ同席してくれた広告代理店、プロダクション、クライアント担当諸氏に感謝。俺はいつもスタッフに恵まれとるの〜。

午後からは、某所にて別件の打ち合わせ。当日報にも書いたけど、数週間前の明け方、俺は夢の中であるヒラメキを得た。すぐにフトンから這い出して忘れぬように図におこし、後日、その道のプロに見せたところ「イケそうです」ということであった。
そして本日、彼の手により縮尺の添えられた正式な図面として描き起こされ、目の前に広げられたのだ。複雑に交錯したあらゆるニーズをバランスよく満たすだけでなく、発想自体があまり例を見ない斬新なものであるようだ。
「だはは、自画自賛したくなるような図面ですね。でも、この分野に関してボクはシロウトですから、悪いところがあればはっきりおっしゃってくださいよ」
「いや、これはカンペキです」
イイ仕事をすると広島でも評判の業者がそう言うのなら間違いなかろう。それにしてもプロも絶賛してくれるカンペキな図を、夢の中で俺にヒラメかせたのは一体誰なんでちょね? 不思議じゃの〜。
市井に生かされてこそ (2008.06.25)

企画、執筆、デンワやメールでの取材交渉で日が暮れる。が、しかし、座りっぱなしは腰に毒。一時間毎に立ち上がって部屋の中をウロウロ歩いたり、夕方には比治山を走ったり。

プロのダイバーをやっている古い友人からデンワ。今のところ雇われダイバーだが、独立したい意志があるようだ。どうすれば効率よく仕事を得られるかアドバイスが欲しい、とのこと。企業のイメージ戦略アドバイザーをいくつかやった経験から、手伝えることがあるかもしれん。江戸時代、うなぎ屋の主人に頼まれて「土用のうなぎ」なるキャッチを発案した平賀源内のように、俺のアイデアも市井の一般人に役立ててもらいたい。
静かなるフントー (2008.06.24)

終日、企画業務。いくつかの案件を同時進行で考えるので適度に気がまぎれ、煮詰まることはない、、、と思っていたが、情報の大海原にて幾度となく迷子となる(笑)。

先日いくつかプレゼンしたものに関しても大半が採用。「再提案をお願いします」と返事のあった2、3のコンテンツも明日中には準備できそう。

なにかのビジネス書に「明日、手を付けることを寝る前にすべて書き出しておくと熟睡できる」とあったので、実行してみると、あれやこれややりたいことが一杯でてきた。おかげでコーフンしてすっかり目が冴えちまったじゃねぇかい。アホか?!
戦闘準備 (2008.06.23)

腰痛療養終了後からはじめた比治山ランニングで、全身に活気が漲ってきたというか野性が取り戻せたというか。やはり室内トレーニングだけでは不十分。全身の運動機能バランスを整えるのには走る、歩くが肝心のようだ。

午後より、某企業会議室にて企画プレゼン。概ね好評。
来週から怒濤の取材&執筆業務の火ぶたが切って落とされるのである。まずは腰痛対策イスの確保だ(笑)。それから、深夜2時就寝を2時間早く切り上げる。その分朝のスタートも早くなるわけで、日中の光合成、もとい、効率性を高めたい。いや、早起きすると「得した気分」になるし、夜更かししても身もココロもダレるばっかりだから。
休日返上、、、エミリー・ウングワレー、、、 (2008.06.22)

名古屋に住む親戚が緊急入院し、朝イチでオタマは新幹線でお見舞いに。
俺はセガレの子守りをしながら明日の2件のプレゼンへ備えて企画シートを執筆。俺自身、身震いするほどの出来映え(自画自賛?)。こりゃ明日が楽しみになってきたど〜。しゃべり倒すど〜。

夜、NHK新日曜美術館でアボリジニ人画家、エミリー・ウングワレーの特集を見る。やっぱ、この人すごいわぁ。オーストラリアの赤い大地から得たインスピレーションのみでよどみなく描く色彩の爆発は、それが80歳を超えた老女の、しかも芸術的な教育をほとんど受けたことのない人物の手によるものとはとうてい信じがたい。アボリジニである彼女にとって「描く」という行為は大地や精霊を讃え、そのメッセージを次世代へ託す重要な儀式でもあったようだ。歌が聴こえ、ビジョンが見え、命が萌え出てくる絵。巨視であり微視である。ああ、酔ってしまいそうス。
激烈トークと猛烈空腹 (2008.06.21)

昼前より、東広島市の某企業にてプレゼン。夕方までほぼぶっ通しで激烈にしゃべり倒す。昨日深夜まで粘って考えた企画、概ね好評。月曜には別の2つの案件のプレゼンが控えているので、土日返上ですのう。

5時頃デザインプロダクション氏の車で送ってもらって自宅に一歩足を踏み入れた瞬間、猛烈にハラが減っている事に気付く。そういや昼飯食っとらん。寝食忘れて没頭しているときは調子のいい証拠。能力以上の仕事が出来る。
カンナ、、、遥かなるアニキ、、、屋久島のH氏、、、 (2008.06.20)

午前中ラジオ。
歌のゲストは、神戸より4月にメジャーデビューしたばかりのアカペラグループ「Cooley High Harmony」。
2年前、メンバーの一人が原爆資料館を訪れた際に見た「焼け跡に咲いたカンナの花」の写真がきっかけで作られた「カンナ」のほか、神戸震災を歌った「しあわせ運べるように」など、ただ耳に心地よいハーモニーを聴かせるだけではない、頼もしい4人組。頑張って欲しい。

メジャーであろうがなかろうが、音楽を仕事にするのは生半なことではない。先日の勇造アニキも、来年はいよいよ還暦だが、今年のライブ終了後には、ライブツアースケジュールの組み立て方など個人的にアドバイスをいただいた。それから、今回はじめてお小遣いもらっちゃったんだよね。
「師匠からギャラをいただくわけにはいきません!」と毎年固辞してきたのだが、
「いつもそう言うけどな、今回だけはどうか交通費だけでも受け取ってもらわな俺の気持ちがおさまらんさかい」と、わざわざ封筒に入れて、さらにペンで「Dear 小林くん Yuzoより」とヨレヨレのサイン(勇造アニキ酔ってたもんで)まで書いてくれて、「どうかこれからもエエ歌、ずっと歌い続けてな」と。正直、目頭が熱くなったよ。
人に言わせればたかだか数千円かもしれないが、俺には重く尊い。彼は70年代前半よりプロシンガーとしてギターを唯一の相棒に、靴をすり減らしながら気の遠くなるような長い旅を続けているのだ。勇造アニキ、俺はこのサイン入り封筒を家宝にします。え、中身はどうしたって? はい、老眼鏡買わせていただきましたとも。ふははははは!

環境保護団体グリーンピースジャパンのメンバーが逮捕された。TV取材に応じた代表者の顔を見てびっくり。作家のH氏ではないか。俺は彼の著作が好きで、数年前やっていたラジオ番組に、彼の住む屋久島からデンワ出演してもらたことがあった。グリーンピースの活動は一部評価できるところもなくはないが、「正義は我にあり。そのためにはなんだってやっていい」というような一方的でときに力ずくの行動には問題がある。今回の事件もきわめて甘ったれオボッチャマ的な正義感から出たものに感じた。そこへなぜ彼が? どうもしっくりこん。
次なるステージ (2008.06.19)

なんだったのだ、この一カ月の息苦しさは。たっぷり丸一年もかけて打ち合わせをして建築許可がおりたばかりの新居プランが一瞬で白紙になったり、腰痛療養に2週間以上もかかったり。しかし、状況は確実に好転しつつある。同時に、ヒラメキも次々と去来。そのうちのひとつを、午前中、某プロダクションオフィスでの打ち合わせ時に投げかけてみたところ、良い感触。

昨日、某環境月刊誌のスタッフから、今後の誌面展開に関して相談を受けた。創刊から月イチで約50回ほどコラムを連載したことがあるが、スタッフのハナシの様子では俺にまた執筆を再開してもらいたいような雰囲気が。でも、それは今の状況&条件では受けられない。この雑誌を立ち上げた親友は、志半ばに逝ってしまったが、彼が生きていたら俺が執筆を再開するのを喜んではくれないだろう。なんとなくそんな気がする。
父親として、、、不景気前線、、、 (2008.06.18)

セガレ、4回目の誕生日。俺は自宅で仕事しているから必然的に彼と接する時間もほかのオトーサンに比べて圧倒的に多い。これは素直にラッキーと喜びたい。彼から学ぶことが実に多いのだ。
一方で先日、アキバでの無差別殺人でトラックで轢き殺された20歳の大学生の父親のコメントが今も頭から離れない。
「息子が小さい頃、もっといっしょに遊んであげればよかったと思うんです」
いくつになっても子を想う親の気持ちは変わらない。俺がセガレと向き合って、オヤジが俺をどう見ていたかが近頃やっとわかってきた。切ないね。愛おしいね。

梅雨あけもまだだといいのに、この数日の暑さはなんだ。というわけで馴染みの散髪屋Bへ。
「独立してから17年目ですが、今年は最高に景気が悪いです」
と店長。しかし俺らのような個人営業者にとって、ほんとにキツくなるのはこれからではないだろうか。憂鬱だね、などと話しているうちに、手の早い店長、例によってあっちゅー間にフィニッシュ。はたして鏡の中の俺のヘアスタイルは、小林よしのり「おぼっちゃまくん」のそれに限りなく近いのであった。へぽーん!

午後からは企画業務。アチラを立てればコチラが立たず、というような攻防が続き、夜になってなんとか糸口を見出す。企画のいくつかは「旅」をテーマにしたもの。取材の名目で、どっか行ければいいのだがね。
中年ダッシュ、、、ついに購入、、、稽古はじめ、、、 (2008.06.17)

2週間も不自由を強いられた腰痛のせいで、もう大丈夫とは思いながらも、すっかりビビッてしまい、これまでのように120%出力でトレーニングできない私(笑)。
まぁボチボチいきましょうというわけで、本日は久しぶりに比治山へ登り、アップダウンが続く遊歩道を何度もダッシュ。陸上部の連中より速く短距離ハードルを走った事もある十代後半の俊足にはとても及ばんが、トシの割には異様なほど軽快な韋駄天中年(しかもビーサンだし)。っつーか、脳ミソだけは10代よりさらに軽くなっていると断言できる。

そして午後。
つ、ついに買っちまったぞい。
、、、、、、老眼鏡。
通常業務では、ほとんど必要ないが、たまに資料等で極端に小さい級数の文字を目にすると、ピントが合うまでに数分を要することがある(笑)。また、光量の弱いライブハウスなどでは、セッティング時、プリアンプの目盛りやスイッチのオン&オフが見えねぇんだよ。ちくしょーめ。
家に帰り、さっそくテスト。まずはCDの歌詞。ばっちり読めるど〜!
次にベランダに出て、ハイビスカス。ぐぉ〜、アブラムシがいつのまにかギョーサンたかっとるじゃんか!ゆるさーん!
とほほ。世の中、こんなに見えてたのね。アタシ、ちょっとコワイくらいだわよ(オカマ風に)。

夜、自宅にて、オタマによるセガレのバイオリン指導が正式にスタート。仕事しながらその様子を聞き、さすがにインストラクターだけのことはあると関心。はじめチョロチョロ中ぱっぱ。そのうちイヤがって泣いたりしだしたら、オタマはどうすんのかね?(笑)
大きな自由 (2008.06.16)

気持ちいい目覚めの朝。勇造アニキのライブの翌日は、宿便がきれいさっぱり出切ったように(汚い表現でごめんねアニキ)体もココロも軽い。
昨夜、聴きに来てくれたチューピー梶山の細君のコメントにすべてが集約される思いだ。
「3年前、死んだおばあちゃんがよく言ってたんですよ。いいお経は意味がわからなくても毛穴からスッとしみこんでくる、って。勇造さんの歌は今夜も毛穴からいっぱい入ってきました」。
まったく、彼の歌と出会わなかったら、今ごろ俺もどうなっていたか(笑)。というわけで、持っている彼のCDを並べ、じゃんじゃんかけまくる。どれも素晴らしいが、ベストを一枚あげろといわれれば、1980年にジャマイカにて、現地のミュージシャンといっしょに作られたレゲエテイストの「血を越えて愛し合えたら」ですな。なかでも、1曲目「大きな自由」を生で、それも目の前で聴いたときの衝撃は、30年近く経った今でもまったく色褪せない。

  今朝手紙が着いた 北の街から
 悲しいことが重なって
 今年は雪が憎いという
 そんなお前に送りたいものがある
 軽やかなブルーズ
 インド土産の胡椒
 水色のバンダナ
 雪で冷やしたワイン
 そしてしっかりやって来い
 大きな自由

 『大きな自由』

あ、今思いついたのだが、今度ちゅーぴー梶山と、勇造さんの曲だけを歌うカバーライブをやってもエエね!

午後、ちらほらと新規オファーあり。こりゃ7、8月はまたたいへんなことになりそうだが、秋あたりには沖縄ツアーを計画したい。ムクムクと、かま首もたげる、歌心。
夜を重ねて (2008.06.15)

鼻の奥と喉が熱っぽく、典型的な風邪の症状。とはいえ、本日は師匠、豊田勇造氏の「OTIS!」でのライブのフロントアクトで2カ月ぶりのステージゆえ、なんとしてでもベストに近いコンディションで挑みたいのでおじゃる。ならば逆療法=歌い込みしかあるまい、というわけで午前中、喫茶こばやしスタジオにこもり、みっちり2時間ウォーミングアップ。

夕方6時15分より本番。お客さんもほぼ満席。と、ここで初っぱなからトラブル発生。ウクレレの音がまったく出ん。実は5年連続、ここでライブをやるときは必ずと言っていいくらいこのようなアクシデントに見舞われているのである。不思議なことに、その原因がわからないまま突然音が復活し、ライブは無事に終了するのだよ。本日はそういう事態に陥らないよう、ジャックの接触や今日デビューとなるワイヤレスシステムのチェック等、しつこいくらい点検して臨んだのにだ。結局、ワイヤレスから突っ込むDIのスイッチが入っていなかったのだが、リハではまったく問題なかったし、俺もマスターのS氏ももちろん触っていない。たぶんこのライブハウスには、イタズラ好きの精霊がいるんだろうね(笑)。

セットリスト
「テビチ記念日」>「はてのうるまの祈り歌(新曲)」>梶山ソロ「ダンス(新曲)」>「その男ヨシオ」

ライブを2カ月もご無沙汰すると、前に出て暴れようとする気持ちを抑えるのに必死で、歌に集中できなかった(笑)。いや、それでも、70点は出せたと思う。新曲も勇造師匠はじめ多くの人からお褒めのコトバをいただきました。間を置かず、次のライブを用意したい。飛び道具=ワイヤレスシステムも予想以上に使いやすかったが、バッテリーの減りが早いので要注意。

さて、我が師匠の勇造氏、相変わらず素晴らしかったねぇ〜。こんな鋭い視点から物語を紡げるシンガーソングライターは国内随一と思える。
聖と俗、光と闇、正気と狂気、ハッピーとドン底の狭間を寸分違わず「ゴルゴ13」のごとく撃ち抜く魂のスナイパーである。
随分昔、自衛隊に潜伏取材して内情を暴き、某政治団体に3度も自宅を放火された経験を持つ反骨の報道写真家F氏と彼の周防大島の自宅で一晩語り明かしたことがある。その時彼はふと俺の眼をじっと見つめ
「私はね、人間という存在すべてにとことん絶望しきったんだよ」と言い放った。
当時20歳だった俺は老写真家に向かって反射的に吠えたものだ。
「そんなふうに世の中を見る人間にボクは絶対になりません!」と。
たぶん、同時期に毎日聴いていた勇造さんのこの歌の一節が、俺を咄嗟に熱くさせたのだ。

  世の中で一番みにくいものを 
  人の心に見て
  世の中で一番きれいなものも
  人の心に見る

  『夜を重ねて』より

あれから25年。俺は相変わらず人に絶望していない。勇造アニキ、ほんまにありがとう。正直に言いますわ。ボクはあなたの歌のおかげで、気が狂わずに済んだ人間の一人です。
震度6強、、、マイケル・ヘッジス、、、アーユルチェアー、、、 (2008.06.14)

岩手・宮城で震度6強の地震発生。被災者情報もさることながら、原発の状態が気になる。ドでかい地震がどこに起きてもおかしくない日本に、この発電方法を備えた施設を置くのはどう考えても尋常ではない。安全な場所などあるわけなかろ?

TVの封切り映画情報で、来週より公開される「奇跡のシンフォニー」の特番を見ていると、この映画がマイケル・ヘッジスから相当なインスピレーションを得ていることに気付く。事実、主人公の天才音楽少年がストリートで弾くギタースタイルはマイケルそのまんまであったし、監督自身もそれを狙ったとコメントしていた。久しぶりに生前の演奏が見たくなってYouTubeで検索(ええ時代になったもんじゃわい)。音声だけで聴くと、ループを使っているのではと思うほど、ゴージャスな音の雨アラレ。

昼過ぎ、東急ハンズに、椎名女史から推薦のあった「アーユルチェアー」を見に行く。座骨で座る姿勢を保つために開発されたイスで、腰痛予防のほかにもいろいろと効能があるようである。実際に座ってみると、腰がピタリとキマり背筋も自然に伸びる。長時間座り続けた場合はどうなのか不明だが、仕事道具と考えればケチってはおられん(4万8千円)。数日中に結論を出したい。

腰が治ったと思ったらまた風邪だ。今度のもセガレ経由で、彼の幼稚園では親御サンも含め咳や発熱のバトンが盛大に繰り広げられているとか。そんなわけで俺のほかに、オタマ、オヤジもしっかりキャッチ。勘弁してくれ。
忍者記者、、、セガレからのプレゼント、、、 (2008.06.13)

午前中ラジオ。
カープ応援コーナー「コイの手ほどき」に、コメンテーターとして週代わりで登場する中国新聞カープ担当記者の話が毎回笑える。本日は、自らの気配を消し去り、対象者を油断させて素顔を引き出す事に長けた忍者記者、G氏。彼の俎上に引き出されたアレックス選手が、というよりは彼を見つめるG記者の相当ヘンテコな視点が面白くてハラがよじれるほど笑いましたです。
「G記者、次回はアレックス選手がなぜバッティンググローブに毎回ベッチョリと大量の唾をなすりつけるのか訊いてください」
「わかりました」
っつーか、こんな会話がはたしてカープの応援になっているのか、大いに疑問を感じるところではある(笑)。

午後より通常業務。某代理店氏よりデンワで新たなるミッションが下る。数日前にオファーのあった他のでかい案件と完全にカブってしまうが、今回も問題なく任務を遂行する所存なり。ただ、再び「ギックリ腰」に見舞われぬよう、負担の少ないイスを早急に準備したい(笑)。

セガレが幼稚園から帰って来るなり「はい、これ」と手渡してくれたもの。それは彼がクレヨンで描いた俺の顔であった。いつかこんな日が来るとは、道なき道をひた走って来た20代30代には想像だにしなかった。ありがとう。
夢のアイデアを現実に、、、ハナレイ・ベイ、、、 (2008.06.12)

午後イチ、某所にて、先週夢の中で閃いたアイデア(6月8日の当日報参照)をその道のプロの前でプレゼンテーション。2つのパートのうち、ひとつに関しては完璧、残るもうひとつもかなりいいセンいっているようである。2週間後、これをもとにあるプロジェクトがスタートする。うまくいけば、夢から得たメッセージは本物だったということになる。

昨日購入した村上春樹「東京奇譚」が面白い。俺が好きだった彼の初期の作品の匂いがある。特に「ハナレイ・ベイ」は「中国行きのスロウボート」に収録されている短編「午後の最後の芝生」を彷彿させた。本格的な夏を迎える前に読めてよかった。
しなやかな覚悟 (2008.06.11)

沖縄が梅雨明けしたのと入れ替わり、中国地方はようやっとイン。予報ではこれから約2週間、ぐずついた天気が続くらしい。
SATYに本を買いに行ったついでに文具売り場で度数の違うお試し用シニアグラス(平たく言えば老眼鏡)をとっかえひっかえかけてみる。み、見える!ぐぉおおお!かなりショック。1500円と意外に安い。どうするよ俺?!

昼飯食って、TVをつけると某トーク番組に樹木希林サンが。おおよそ尋常ではない人生をあっけらかんと話す彼女。その局面局面でのしなやかな覚悟にジンときた。
「乳がんだとわかったとき、我が身の不自由さに添ってみよう、ゆだねてみようと思ったのね。そこで夫(内田裕也氏)に添ってみようと。相手に不足なし、でしょ(笑)」
彼女の出演最新作「歩いても、歩いても」を観に行きたくなった。
素晴らしいH (2008.06.10)

終日、溜まっていた雑務を粛々とこなす。
夕方、喫茶こばやしスタジオにてたっぷり3時間歌い込みしたあと、腰の回復具合を確かめるため、ひっさしぶりにウエイトトレーニングにトライ。片方30kgのダンベルを使い、恐る恐るダンベルフライなどやってみるが、まったく問題なし。よっしゃ、明日からは全トレーニングを解禁としまひょ。

筋力や心肺機能は衰えるどころかアップしているカンジなれど、眼がいかん。3月にコンタクトの度をあげたら近くが見えづらくなったと、ちょっと前の日報にも書いたけど、このところ、遠くが異様にくっきりハッキリ見えるようになった一方でさらに近くがダメ。老眼鏡の出番かも。今日も某ミュージシャンのCDに付いていた歌詞カードを読んでいて「素晴らしい日」というのが「素晴らしいH」に見えてしまったり。なに、ただの欲求不満ですと? とほほ。

新作封切りを間近に控え、プロモーションでTVに出まくってる某映画監督さん。俺はどういうわけか彼の表現するところの「喜劇」が、ちっとも面白いと思わないのだ。むしろ、見ていてイライラしてくる。このようにして、世の中は俺を置き去りにして行くのであった(笑)。
決死のパラシュート、、、魂の花屋さん、、、飛び道具、、、 (2008.06.09)

今朝方の夢。
宇宙ステーションではないが、地球上空を低い周回軌道で飛ぶハイテク施設にいる俺。ところが、これが十数分後に落下するとの連絡がNASAより届く。俺と、あと2人の飛行士は脱出の準備をするが、俺だけ一人用緊急ポッドが見つからない。
「これで我慢して」
と船長から手渡されたのは、普通のパラシュート。おいおい、これじゃ成層圏突破時に燃え尽きちまうじゃんよ。
「いいや、キミなら大丈夫。いざとなればこれで空気も吸えるし」
こら。水を撒くのに使うホースでどうしろっての。おまけにこれはホームセンターで普通に売っとるヤツじゃろが。などとモンクいいながら脱出ハッチに向かったりして、ああ、どこまでお人好しなんじゃい。っつーところで目が覚めた。やれやれ。

夕方、広島三越6Fで開催中の、魂の花屋、真島嬢とその仲間たちのグループ展を見に行く。生花も観葉植物もダメ(それを扱うテナントが入っているため)というがんじがらめの制約の中で、彼女が素材として選んだのはチランジア(エアプランツ)。これをコンクリートブロックの台座に差した自然木(これも白にペインティングされている)の上にディスプレイ。シュールでナチュラル。「静」ではあるが、乾いていない。値段も手頃で、ほとんど売約済みとなっていた。ううむ、今後はいろいろと相談にのってもらいたい。彼女のセンス。かなり冴えてます。

その後、K楽器に寄り、SAMSONのワイヤレス・システム「AirLine」を俺のウクレレ「赤い彗星」に繋げてテスト。ギター用ピエゾを後付けした「赤い彗星」は、出力はメチャ弱いが感度はバツグン。プリアンプで音量をあげると、動いてシールドが擦れる度にガサゴソと雑音を拾ってしまう。ならばシールドを使わなくて済むジャック式ワイヤレスなら問題なかろうと考えたわけだが、ズバリ的中。おまけにシールドから開放されるし、ワイヤレス・システムがプリアンプの役割もはたすので一石三鳥じゃわいの。
「O店長、このシステムの有効エリアは?」
「30mは飛ぶねぇ」
そりゃスゴイ。この飛び道具があれば俺は文字通り<彗星>よろしく、ますます野放しになりますわな。買いませう、嗚呼、そうしませう。
夢のメッセージ、、、幼稚園バザー、、、 (2008.06.08)

夢の中で、素晴らしいヒラメキが降りてきて目が覚める。時計を見ると午前4時。このまま寝ると絶対忘れてしまうので、気合い入れて起きあがり、そのイメージをイラストにして驚いた。昨日丸一日かけても攻略法が見出せなかった某案件の、複雑に絡み合った課題をすべて満たす答えがそこにあった。ふふふ。やはり俺は俺は天才のようじゃの。いや、喜ぶのはまだ早い。専門家の意見も聞いてみねば。

昼前セガレを連れ、彼の通うS幼稚園のバザーに行く。ゲームコーナー、うどん・たこ焼き・ところてんを売る屋台、オモチャのワークショップなど、バザー以外の催しも充実。さほど大きな幼稚園でもないのに、グランドも教室も体育館も人でごった返している。っつーか、園内の設備がすべてお子様サイズのため、気がつけばこちらも身を屈めてソロソロ歩いており、また腰を悪くしそう(笑)。
オタマはバザーコーナーの販売員担当。この幼稚園、保護者やOBのノリがすごくいいらしく、率先していろんな役を引き受けるんじゃそうな。それと、やはりセレブ層が多いのか、オカーサンはみな育ちが良さそうだし、高級時計をしているオトーサンもやたら目につく。俺はといえば、半パン半ソデの国籍年齢不詳どこでも寝れまっせスタイル。「そのカッコだけはヤメてほしかった」とオタマ(笑)。
とにもかくにも、こうして約2週間ぶりに社会復帰したでおじゃる。サノヨイヨイ!
煩悩アゲイン (2008.06.07)

腰、さらに回復。
約10日ぶりにヨガも再開。フルメニューとまではいかないが、8割方はこなせる。ああ、五体がちゃんと動くって、こうまで有り難いことなんスね。
復調と同時に、ムクムクと煩悩様御一行が。そのうちの一つ、ウクレレのシールドにちょっとした細工を施すことを思いつき、K楽器O店長にデンワで相談。
「今度テストしてみようよ。ウクレレ持って来て」
「へぇ、了解」
このような小さな出費が積み重なって、腰のみならず、やがて首さえも曲がんようになるのである(笑)。
北斗の医者 (2008.06.06)

午前中ラジオ。
オフクロより借用した腰痛コルセットを装着してのスタジオ入り。
番組終了後、そのまま近所のY形成外科へ。かなり良くなっており、ほったらかしでも数日で完治するとは思ったが、またブリ返すのがコワイのと、ひょっとしてヘルニアだったり内臓疾患が関連していてもイヤなので、「腰痛ならY形成外科!」とのオフクロの熱烈プッシュに従った次第。
さて先生、俺を前屈、上体反らしをさせて様子を見たあと、診察ベッドにうつ伏せにさせ、
「うむ。痛いのは、、、、、ココじゃろ!」
とケンシロウのごとく一発で秘孔、いや、ポイントをグリグリしよった。
「ビ、ビンゴっす(くすぐったいったらありゃしない)」
「レントゲンを見るかぎり、あんたは実に奇麗でまっすぐな背骨をしとる。ヘルニアも内臓疾患も起こしとらん。まぁすぐ治るじゃろ。仕事はデスクワークじゃそうなが、イスの高さに問題あると思うがの」
やはりそうでしたか。早急に対策を検討せねば。イラストを用いての彼の説明によると、腰を下ろした際、腿が床と平行になるか、腿がちょっと高くなるくらいが、負担がかからんのじゃげな。ギタリストやピアニストが腱鞘炎になるように(俺はなったことないが)、文筆家は腰痛地獄から逃れられないさだめなのか。っつーか、もうこりごりじゃわいの。
夏、香川でライブ、、、はてのうるま、、 (2008.06.05)

香川在住の友人より、「こちらでライブやりませんか?」との嬉しいオファー。もちろん喜んで。8月初旬になりそう。
見るな、といわれてもありありと想い描ける光景、それは俺が楽器を手に全国を歌い歩いている姿。いつかそれが叶うのか叶わんのか俺にもわからんが、結局はなるようになる(意味不明)。信頼している何人かのプロミュージシャンによれば、俺は充分音楽でやっていけるレベルにいるらしい。だが、それ一本でやって行こうと心に決め、果敢に実行している潔い彼らに比べ、俺はあまりにも意志薄弱&動機不純と言わねばならん。ひとたびステージに立てば、一切の言い訳をしないで済むよう、日々独り稽古に明け暮れてはいる。っつーか、そんなの当たり前のハナシですけどね。

それはいいとして(ナニがええんじゃ?)、先日披露しそびれた新曲「はてのうるまの祈り歌」の歌詞をリクエストにこたえてアップしときます。詞は「島々かいしゃ」や「十九の春」といった近代島唄のスタイルを踏襲した。「はてのうるま」とは、果てにある「うるま(珊瑚礁に囲まれた島の意)」であり、これがなまって「はてるま=波照間島」になったんだとか。
波照間島は日本最南端の有人島で、国内で唯一、南十字星が見えるそうな。小さい島ながら、昔から芸能が盛んで、特に唄は様々な事象や心情を表現したものが多い。それだけでこの島の豊かさがわかるというものだ。近いうち、ここでもライブやりたいねぇ。

『はてのうるまの祈り歌』

はてのうるまの 恋の歌
波間に消えた 恋の歌
今宵もそこから 見守って
南十字のやさしさよ

はてのうるまの 想う歌
遠いあなたを 想う歌
引き潮待って フネを出し
白い月の路をたどる

はてのうるまの 願う歌
我が子の幸せ 願う歌
大きく育て すこやかに
天の恵みをその瞳に

はてのうるまの 祈る歌
あなたの幸せ 祈る歌
今宵もそこから 見守って
南十字のやさしさよ
南十字の清ら光よ
芍薬甘草湯、、、大注目カード、、、 (2008.06.04)

そもそも低気圧の接近とともに具合が悪くなった腰なもんで、この天気の崩れでまたブリ返すのではと心配していたが、昨日よりまたちょっと回復。
実はもう、あれこれトレーニングを再開したくてしょうがない。っつーか以前の俺ならとっくにやっているのだがね、今回はばっちりドクターストップがかかってる。あと数日は我慢。こっちのほうが気分的にイタかったりして(笑)。
この数日ラクになったのは初代春駒から頂戴した腰・膝の痛みに効果がある漢方薬「芍薬甘草湯(シャクヤクカンソウトウ)」のおかげもあるかもしれん。自分が寝たきりに近い状態なのに、不肖の孫をいつも気にかけてくれてほんまにありがとう。はよ治して前線復帰を果たしたい。

夜、カープvs日ハムのラジオ中継にかじり付く。今夜の先発は、世界No1のポテンシャルを誇るダルビッシュ。対するカープはこれまたセリーグ随一のルイス。今交流戦の中でもっとも見たかったカードのひとつである。期待を裏切らない両エースの奪三振ショーもさることながら、光山英和氏の解説が素晴らしい(近鉄時代は野茂の女房役)。野球をよく知っているだけでなく、さまざまな方向から戦況を立体的に分析。それを素人にもわかるよう具体的な例えを引き出してレクチャーしてくれ、ゲームの理解が深まる。現役選手を引退してなお、球界になくてはならない人材でいられるのは、彼が「伝える手法」を研究してきたからだろう。ちなみに大阪府内に4軒の飲食店を経営しているようなので、商才もあるんスね(笑)。
そんな彼が絶賛するほど、今夜のカープ打撃陣はあの手この手でダルを序盤から揺さぶり、行き詰まる熱戦の末に1点差で逃げ切る。いや、ダルを打ち負かした今日の一勝は選手にとっても大きな自信となるでしょう。思わずラジオの前で勝利の舞を踊る俺。ありゃ、腰、大丈夫だったりして?
ギックリ腰のメカニズム、、、いまだ拘留中、、、 (2008.06.03)

このところ、ほとんど「腰痛日報」と化した感のある当ダイアリー。皆様、いかがお過ごしでしょうか?(笑)
一昨日より昨日、昨日より今日という具合に良くなってきているが、なにをするにもギクシャクしており、ネジが2、3コはずれたロボコップのごとし。

昼過ぎ、すっかり馴染みとなった向かいの接骨院へ。マッサージを受けながら先生に質問。
「ギックリ腰がなぜ突然起こり、しばらくすると何ごともなかったかのようにきれいに消えるのでせうか?」
「ヘルニアでない場合、腰痛は『突き指』といっしょなんです。蓄積された歪みがある部位をガツンと攻撃し一瞬にして炎症が起こる。だから患部を冷やし絶対安静にしておかねばならんのです。温めるのはダメで入浴もおすすめできません」
まぁこれも人によりけりで一概には言えないそうだが、俺の場合は仕事のパターン、つまりハードなデスクワークに「突き指」を引き起こす要因が潜んでいるのは間違いあるまい。もっと絞り込むと「イス」に突き当たる。腰に負担のかからないイスが必要だ。至急、検討してみまひょ。そうしまひょ。

先日、某知人社長が薬事法違反容疑で逮捕された一件で、彼の会社に電話。スタッフによると、なんと彼はいまだ神奈川県警に拘留されているようだ。取り調べが続いているため、俺も本日スタッフから聞いた内容をここに書く事はできないが、「薬事法」という法律のデリケートさをあらためて実感すると共に、逮捕時にNHKが報道した内容に関しても強い憤りを感じた。警察発表をそのまま電波に乗せただけなのだろうが、「〜の疑いで」と表現した場合、その疑いが晴れたときのフォローもちゃんとしろや。これじゃ悪人のまんまだぜ。っつーか、俺は彼がシロである確信を持っている。
17年前、俺は某山中で一夏彼を手伝ってログハウスを建てたことがある。昼休憩、清流の脇で一緒に弁当を食いながら、木や森や水や動物や、その他あれやこれやがいかに大切なものであるかを彼は静かに話してくれた。いまでこそロハスだのなんだのと騒いでいるが、彼はずっと前から人が自然から真の健康を享受するにはどうすればいいかを考えていた人だ。たぶん一週間以内には釈放されるだろう。70近い彼が拘留で体調を崩していないかちょっと心配だが、会って話をしたい。
歪みの蓄積、、、主婦はタフ、、、 (2008.06.02)

朝から雨ながら、腰の容態はようやくピークを越えたきざし。焼きごてを当てられるような激痛も、そこまででもなく、晴れていたら外を歩いてもいいかな、と思えてくる。とにかく、快復への糸口をつかめてひと安心。
これほどヒドいのは、26、30歳と過去2度あったと記憶する。俺の場合、ラッキーなのは慢性になっていないことなのだが、そもそもなんで「ギックリ腰」になるのだろう。マグマのごとく蓄積された体の歪みが、ある日沸点に達してイッキに開放されるのか? 心体育道の兄弟子であり、江田島で「ケン整体健康回復センター」を開いている里さんによると、骨格の痛みはそのほとんどが頭骨の歪みに端を発しているらしい。腰が痛いと、そこだけに治療を集中させてしまうおうとするが、案外別の場所に原因があるのかもしれん。今後はそこらへんのバランスも考えてトレーニングしたい。

最近、セガレの通う幼稚園の、なにかの役員にオタマが選任されたようで、週数回、幼稚園に顔を出しているようである。しかも嬉々として。おかあさん仲間もどんどん増えているみたい。その順応ぶりは「スゲェ!」の一言。げに主婦とはタフであるよのう。圧倒されます(笑)。
苦渋の決断 (2008.06.01)

朝起きた時点で、ほとんど快復しておらず、ストレッチなどやってみてもさっぱりダメ。ウォーキングにも出られる状態ではない。声は出せるし楽器も弾けるが、誰かの支えを借りないと歩けないような具合でライブをやっても客を楽しませるどころか、かえって気の毒がらせてしまうと判断し、午前十時前、ツン氏、梶山、椎名サンに順にデンワして本日のライブ欠場の意志を伝える。代わって「しいなとシュウ」がステージに立ってくれることとなった。ありがとう&すまん!
18歳から本格的にライブを始めて28年。この間、体調不良でライブをキャンセルしたのはこれで4回目だと思う。どんなに気をつけていても、生身のヒトであるからしてダメなときはダメ。それはわかっているのだが、なんだろうねこのやるせなさは。トラブルやケガや病気は、なんらかのメッセージを含んでいると思う。我が身、我が魂とじっくり向き合えってことですかい。

その後、某プロアスリートのオススメの鍼灸院へ行くつもりだったが、一悶着あったのでキャンセルし、午後から仰向けやうつ伏せのままできるひとりリハビリを休憩入れながら数時間実施。夜になってなんとか歩けるまでに。
この経過をメモし、くり返さないよう予防に役立てようと思うのだ。
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