Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2005年07月の日記

歯ヌケ男、快進撃 (2005.07.31)

執筆続行。この3日間だけで、某マンションのパンフレット約24ページ、HPの数コンテンツ分のテキスト、その他、、、、ええい、細かい計算も出来んようになっとる。とにかく異常なハイペースでバク進中であることは確か。通常の3倍速イッてます。でも仕事はキレイです。歯が抜けたっつーのに(苦笑)。

オフクロからの連絡で、一週間前に植えたモリンガ18鉢のうち、ナント11鉢が見事に発芽したことを知る。前回27鉢植えて、2週間かかってわずか3鉢しか発芽しなかった(結局それも枯れてしもうたが)ことを考えれば、けっこうな打率。水やりのタイミングがうまくいったようだ。忙しくても毎日実家へ戻り、水やりだけはかかさなかった。順調に育てば、希望者にお譲りします(すでにこのHPを立ち上げてくれたT嬢からの予約あり)。大きくなったら、さほど神経質に世話しなくてもいいらしい。それよりズバリ、甘やかしたらダメなんだと。赤ちゃんの時は愛情を注いでしっかり世話してやり、オトナになったら突き放す。うーん、人間と似ている。

*写真:クイックルワイパーを杖がわりにし、ペコタン、ペコタンとものすごいスピードで脱走中のクー。声をかけると「ちぇ、見つかっちゃった」というような顔をする(笑)。目が離せんぞ〜。

カンベンしてくれ (2005.07.30)

さぁ、山のように積み上げられた仕事のオファー、一体全体、来週末の締め切りに間に合うのか?! 死ぬ気で挑まねば勝ち目はない。
不義理であることは充分わかっているのだが、昼に予定されていた親族の法事もキャンセルさせてもらい、終日、ひらすら執筆に没頭。クーが泣こうが、オケツに出来た汗疹が痒かろうが、ひたすら忍の一字。歯ぁ食いしばってキーを叩き続けるんじゃあ!、、、、、、ぬぬぅ?なんじゃイキナリ、口の中でゴリゴリする異物は????、、、ひえっ!歯ぁ食いしばり過ぎて歯、歯が、奥歯の詰め物が、ポロリと取れちまったじゃにゃぁかぁ!(下の写真参照)
ショック。ヒマもカネもないっつーのに、あんまりじゃおまへんか。

世界のはずれで、アホがうめく (2005.07.29)

複数の案件のため、終日打ち合わせ。
その間も、ひっきりなしにケイタイが鳴り続け、新規オファーが続々舞い込む。ラジオ特番、CFナレーション、某マンションパンフ執筆、HP構成ウンヌンカンヌン。夕方、ヘロヘロになってオフィス(俺んちじゃ。モンクあるスか?)へ戻り、メールをチェックすると、、、、げげげっ、死んだはずだよお冨さん!なんと半年前に終わったはずのレギュラー仕事がゾンビのごとく復活するとの情報が。しかも今度は違う某最大手代理店が仕切るとな?今度はこっちが死んだフリする番じゃい!  
うそですよん。いやホンマ、ありがたいことである。こんなアホでも必要としてくれている人がいるのだ。終わった企画が蘇生したのも、ひとえにあの仕事を愛してくれていたスタッフの尽力あってのことである。もちろん当方に迎撃の用意あり。休日なんぞいらぬ。たとえ一夏仕事に忙殺されようとも清水の舞台からフルチンで飛び下りる覚悟でお引き受けいたす。しかし、マジで「ひとり上海雑技団」だな。たのむ、最後にひとこと言わせてくれ「ひでぶっ!」。
モリンガの里 (2005.07.28)

複数の案件と順次格闘。

昼からはWEBデザイナーの梶山クンと佐伯の山奥の某クライアントオフィスを訪ね、新規HPのためのフォトセッションを敢行。春に来た頃は、ここで栽培されているモリンガもわずかに芽吹いた程度で、これがホンマに奇蹟の木?ぐらいにしか感じなかった。今はどうだ、さすが北インド原産だけあってこのところの耐え難い暑気を思い切り吸収し、夏空に向かって競うように葉を茂らせている。「これが三年モノよ〜」とYサンに指し示されたのは中でもひときわ大きな木。直径30センチの鉢が裂けるんじゃないかと思うほど暴力的に逞しく漲った幹。適宜、剪定し高さは1メートル程度に抑えてあるが、放っておけば二、三年で十数メートルにまで達するというのもうなずける。
リベンジで植えた我が家のモリンガも、今度こそうまく発芽して欲しいッス。

*写真:I社の敷地内にあるモリンガの実験農園。今後もさまざまなデータをとり、いずれは日本の風土に合った種に改良したいのだとか。

ビーサン男ひた走る、、、戦争に大義なし、、、 (2005.07.27)

ギックリ腰から8日経過。かなり復調。発症以来、痛くて出来なかった「火の呼吸」基本ポーズの第2動作(仰向けの状態で両足を揃えて15センチほど浮かせ、上体は足先を見るようにやや起こす。両手の先を足先に向けるように、床と平行に伸ばす。この姿勢をキープしたまま1分間200回呼吸)もなんとかクリア。
「まだ無理は禁物」という忠告と「まだまだやれる、やらずにどうする!」という叱咤が、俺の中で鬩ぎあう。フツー俺の齢ぐらいになると、肉体的にいかにラクするかを考えるのに、気持ちはアホらしいくらい前向きなのが自分でも嬉しい。その勢いで裏庭(比治山)へ登り軽くジョギング。専用のシューズなどは履かずにビーチサンダルのまんま。これが以外と速く走れるのだ。江戸時代の飛脚だって草鞋で未舗装路を時には一日100km以上、飛ぶように駆け抜けていたのだから、別に不思議ではない。ただし、ビーサンで踏ん張ってはいかん。コーナーで急激なGがかかると脱げちまいます。足裏を浮かせるような踏み出し&着地を心掛けるべし。半パンにタンクトップにビーサン、、、はたから見ると、とてもトレーニングしているようには見えんだろう。ノゾキを見つかって遁走中のヘンタイ中年か?!(笑)。っつーことで途中出会った中学生運動部の一団にものすご〜く奇異な目で見られちゃいましたとさ。

新規のオファーが続々寄せられ、過酷な夏となることがほぼ確実。今週末からは休日も返上せねば追付きそうもない。

中国にある撫順戦犯管理所は、第二次対戦中、日本軍がかの地で犯した残虐な行為を後世に伝える貴重な資料が今もそのまま残されている。今夜のNEWS23で、当時、そこに戦犯として捕らえられていた元日本兵4名が謝罪の為、再び撫順を訪問、現地人の主催する歓迎式(!)に参加する様子が放映された。歓迎式団の中には、日本兵に息子を殺された年老いた現地女性の姿もあったが「私は心から謝罪する戦犯を許します。彼らは今では友人です」と涙ながらに語っていた。たとえば南京大虐殺が完全に日本軍だけの所業にはとても思えない(中国民兵が日本軍の侵攻を防ぐため、現地人を『人の楯』に使ったという旧日本兵の証言は信憑性が高いと感じている)のだが、多かれ少なかれ、日本軍は大陸で相当酷いことをしたのは事実なのだ。
悪質なのはハルビンの731部隊。中国人、モンゴル人らをモルモットのごとく(日本軍は生きた実験体をマルタ=丸太と呼んでいた)数々の細菌兵器開発のサンプルにし、3000人が犠牲になったと言われている。戦争終了後、731部隊の部隊長であった軍医中将 石井四郎以下幹部達は何故か東京裁判で裁かれなかった(細菌の人体実験データを米軍に渡すことと引き替えの特赦の可能性あり)。『民医連医療No285(1996年4月)52-53』の資料によれば、彼ら元731部隊の多くが高額の退職金を手にし、官公庁、国立大学(東大、京大、阪大、大阪市立大、防衛大学、金沢大などの医学部教授)、薬学研究所、病理学研究所、製薬会社(武田製薬)、自衛隊などにまんまと再就職をしてしまうのである。薬害エイズ事件の旧ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)を設立した内藤良一は、石井四郎の部下だったし、設立当時のミドリ十字東京工場の北野征次は石井四郎の後釜として部隊長を勤めた人物。非加熱製剤の危険性を充分認識していたにも関わらず、平然と出荷・販売し続けたその心根は、人を人とも思わない731部隊の悪行をそのまま継承しているとしか思えない。

一方、昨日だったか、B29原爆投下機に同乗していた某クルーが60年ぶりに広島を訪れたが、被爆者との懇談の席上で「私は謝罪しない。それより『真珠湾を忘れるな』だ!」とのたまいよった。ハワイだってアメリカが勝手に侵略したというのにこの横暴きわまりないメンタリティー。戦勝国の歪みきったナショナリズム。「やられたらやり返せ」ってか?腹がたつやら悲しいやら。
自身のシベリア抑留体験をモチーフに、作品を描き続けて74年に没した山口出身の画家、香月泰男は生前「指導者という者を一切信用しない。人間が人間に対して殺しあいを命じるような組織の上に立つ人間を断じて認めない。戦争を認める人間を許さない」そう語っていたそうだ。力いっぱい同感。彼の作品展がひろしま美術館で8月21日まで開催中である。是非、見に行って欲しい。国と国で向き合うことをやめ、あくまで「個」と「個」の意識でふれあわねば、この世はとてつもなく無慈悲で孤独だ。

*写真:自分に子供が出来て、よその子も、他国の子もその親も兄弟も友人も、とても愛おしく感じる今日この頃。国家思想にからめとられることなく、丸裸の人間として付き合えればサイコーじゃん。最近洗濯カゴがお気に入りのクーは、このあと見事に足が引っ掛かり転倒、大泣きモードへ(笑)。世界のお友達よ、いっしょに仲良くしてやってね。

ゴミの処理vsムダ毛処理 (2005.07.26)

心配された台風は中国地方を躱し、中部・関東以東へ。

週二回の生ゴミ他、隔週の資源ゴミまで、ゴミ出しはすべからく俺の担当である。ゴミは回収されるまで、西側のベランダにビシッと分別保管しているのだが、ふと、妙なことに気づく。最初ここに越して来た当初は狭いながらもキャンプ用のテーブルセットなど置いて、天気のいい日にはオープンカフェを気取ってメシ食ってたりしたもんだが、今はそのテーブルもゴミに占領されて見る影も無し。なんだってこんなにゴミが増えたのか、、、そう、クーが生まれたからなのだ。とくに粉ミルクの缶やオムツ関係等の生ゴミは相当の量。必要なものはしょうがないとしても、その他のゴミを減らすことを少し意識してみたい。

夕方、いつものように放送一時間前に局入りすると、ノーメイク&首にタオルを巻き付けたお馴染み<夏仕様イコマ>が、あろうことか電動シェーバーで腕のムダ毛を処理中。しかも局内を歩きながら!たのむけぇ脇の下じゃのVゾーンじゃのは、人目につかん場所でやってくれ。
台風直撃もありうると、本日のラジオはあらかじめゲストを入れないようにしていたので、空いたコーナー枠を使い、夏のおもひでなど、へっぽこアシスタントのイコマとつれづれなるままバカ話。選曲の心は「私を渚に連れって/潮風ミュージック特集」。俺がいまひとつ夏気分になれないでいるのは、今年まだ一度も海に入っていないからだ。たいてい毎年5月くらいから泳いでいたのに。

*写真:イコマからわけてもらった某演歌歌手、南 一誠さん自家栽培産ジャガイモ。俺の祟徳高校の大先輩である氏は、風変わりな趣味人でもあられるようだ。彼の暑さ対策もなかなか笑える。日中外を歩く際は、パック入りの刺身を買った時に付いてる保冷剤を脇の下に挟んだり、夜はペットボトルに水を入れて凍らせたものをアイス枕として使用。しかも明け方ノドが乾いたらそれを飲むのだとか。アイデアマンというよりは動物的と思う(笑)。

眠れぬ夜の、、、 (2005.07.25)

昨夜は異様な暑苦しさのため、何度も汗びっしょりで眼が覚めた。クーラーはダイニング、寝室は扇風機のみ。独身時代、まだ俺の部屋にクーラーがなかった頃、やっぱり熱帯夜に「うぉおおおおおおっ!」と絶叫して跳ね起きた記憶がある。あの時は我慢出来ずにアイスノンを枕にし、マットのシーツを剥いでゴザを敷き、素っ裸で寝っ転がり、扇風機を『強』にし、やれやれこれで、、、、、ますます眠れんっつーの!扇風機の音がデカ過ぎるっつーの。グォオオオオンとまるでゼロ戦でも攻めて来そうじゃんか。
俺ひとりならかように汗まみれでのたうちまわれば済むことだが、クーは熟睡させてやりたい。なんとか策を考えねば。どなたかローコストな真夏の夜の快眠法、ご存知ないかえ?

昨日、チューピー梶山とデンワで話したときもヤツから言われたのだが、最近「Far East Loungeをヤメてソロ活動をメインにするんスか?」と聞かれることが多い。ンなこと全然考えてないよ〜ん。ソロはつまり、自分自身の腕試しであるんだよ〜ん。今後も、県外でやる場合などF.E.Lでまとまっていける場合は少ない。ただでさえ、見せるテクのまるでない俺である。チューピーやツンチャンのゴージャスなサポートに頼らず、ピン芸人としての技量を高めておかないとハジかきまっする。そんな理由で今年から公開スパーリングとして「スタジオDUCK」で始めたガチンコソロライブもすでに3回。ひとりでも二時間ぐらいならどうってことないぜ!
おっと、久々のFar East Loungeも、8月6日(土)、ネオポリスホールで特別イベント「愛と平和のロックンロール(ナカハラさんよ、なんとかならんのかこの名前)」に出演します。出番はおそらくPM9時前後で約35分のステージ。チケット前売り2000円。新曲のバンドバージョン、聴かにゃ寝ささんぞ!(なんのこっちゃ)
Shall we sumou? (2005.07.24)

腰、まだ少し違和感がある。日常生活に支障をきたすほどじゃないけど、この暑さの中、さすがにイライラする。

相撲の人気離れが言われているが、俺は今がメチャ面白い思う。関取も国際色豊かだし、日本人も高見盛はじめ、キャラクターがハッキリしていて楽しめる。俺の場合の「いい相撲」とは、関取の生きざまがそのまま出ている取組だ。

*写真:2敗で並んだ琴欧州と朝青龍がそれぞれの取組を前にニアミス(笑)。貫禄充分の朝チャンに対し、ブルガリア出身の琴チャンはやや意識し過ぎか(笑)。結局、朝チャンの5場所連続(史上4人目)、13度目の優勝決定。しかし、世界広しといえど、これほどヘンテコな格闘技は唯一無比であろう。だって西洋人もチョンマゲを強要されるんだぜ。

核とテロ、、モリンガリベンジ、、関東震度5強、、 (2005.07.23)

核兵器廃絶を掲げる世界的な科学者で結成される組織「バグウォッシュ会議」が昨日から広島市内で評議会を開いているが、その中で、核を使用するテロへの憂慮が議論の中心になっているという。 考えたくもないが、そのような大惨事の可能性がいよいよ現実味を帯びてきたということだ。
日本も核武装すべし!の声が一部政治家や、ゴー宣でお馴染み小林よしのり氏からあがっている。今さら核を装備してどうなるというのだろう。持っていればそれで敵対国を牽制出来るわけがない。全くのナンセンス。テロをやるヤツはなにがあってもやる。それを防ぐ手立てはない。

再度モリンガの種を植えたぜよ。今度は18鉢。水やりには相当デリケートにならねばなるまい。誰かの詩で「明日この世が終わるとしても、今日私は林檎の木を植えよう」というのがありましたな。その気持ち、なんだか今はすごくよくわかる。

夕方、関東南部で震度5強(東京足立区)発生。震源地は千葉県北西部でM6。この数日間、広島でも見られた前兆現象(7月19日付け日報参照)の結果なのだろうか。俺の知識では近いうちに大きな地震が来るのはわかっても場所が全然特定出来ん(笑)。

夕方道場へ。腰は大分良くはなったけど、一応用心して見学。本日は主に投げの稽古。心体育道の投げは、柔道や合気道のそれとはまったく違う独自のもので、しかもシンプルで習得しやすく、そしてここが大事なのだが、恐ろしく効果大。心体育道門下の襟や腕を不用意に握るでないぞ、エライ目に会うでぇ〜。

水の女神達 (2005.07.22)

世界水泳のシンクロに釘付け。人間というよりなにかもう別の生物のような、超絶美技の競演に不覚にも涙ぐんでしまった。一体、彼女らはここまでくるのにどれだけのものを犠牲にしてきたのだろうか。プロポーション的に欧米に劣る日本選手(選手というよりダンサーだな)のハズが、世界のトップと互角に張り合っているのも素晴らしい。こういうの見せられると、男より女のほうがエラく思えます(笑)。

結局、モリンガ、発芽した3鉢全部枯らしてしまった。水を毎日やったら根が腐ってしまうし、かといって二日間やらないとダメ。う〜ん、まだ種はたっぷり残っているのでリベンジじゃ。

客への配慮 (2005.07.21)

このところ、他人のライブのやり方に感心した事、2件。ひとつは「OTIS!」での豊田勇造師匠ライブ。ライブが始まる前、主催者のY氏がマイクを持ってひとこと「え〜、本日はお忙しいところおいでくださり本当にありがとうございます。あのう、演奏中の喫煙は極力ご遠慮くださいますでしょうか。強制ではありませんよ、できるだけガマンしてください(笑)」。
全国のいたる場所で禁煙・分煙措置がとられる中、バーやライブ会場は愛煙家にとって最後の聖域なのかもしれんが、実際、俺はタバコの煙りに耐えられず、せっかくのライブ観賞を中座した事が何度かある。観客の喫煙率が90%を超えると、もうアキまへん。呼吸困難、吐き気、頭痛、、、、いくら体力に自身があっても嫌煙歴42年の俺は1時間が限界。っつーことで大好きな勇造師匠ライブでの「極力禁煙お願い」はありがたいものだった。
そしてもうひとつは、行ってないけど山口さんちのヒロシくん率いるHEATWAVEライブ。なんと、腰が悪い人など健康に障害を持つ人のために、予約制でイスを用意するというもの。ロックといえばスタンディングが当たり前という風潮の中、これはなかなか心ニクイ英断ではないか。やっぱ洋くんらしいね〜。
真のミュージシャンは、いい演奏をやるのはもちろんのこと、観客への細やかな心配りも忘れないのだ。
俺もいいところはどんどんマネしたい。そして、わざわざカネを払い、時間を作って足を運んでくれた人に目一杯楽しんでもらいたい。

ただ今、PM11:33。子育てと俺のお守で満足に練習出来ないオタマが、ようやく自分の時間にたどり着き、音漏れを気にしてエアコンなどない暑苦しいトイレにこもり汗だくでサイレント・バイオリンを弾きまくっている。好きなことをやり抜くとはこういうことさ。いや、クラシック・ミュージシャンっつーのはスゴイぜよ。

*写真:15日のライブに来てくれたプロカメラマンA氏が素敵な写真をくださいました。撮り方によっては俺もこのようにカッコいい?!

すっかりイラストレーターきどり? (2005.07.20)

終日執筆。集中力が全然途切れなかったため、当初、明日いっぱいまでかかると思われた膨大な量の原稿&イラストが夜までに片付く。
某環境月刊誌の表紙イラストもこれで4作目。カワセミ/鳥類>ハコネサンショウウオ/両生類>ヤマメ/魚類ときて、今回は「タガメ」に挑戦。日本で一番でかい水生昆虫であるタガメを俺が三次の用水路で初めて捕まえた(それも一度に2匹!)のは小学4年生だった。当時から珍しかったが、農薬の影響で今では絶滅危惧種にまでなっていると聞く。描いているうちに捕まえた時のコーフンを思い出してドキドキソワソワ(笑)。地味でメリハリのないボワ〜ンとした茶色なので鉛筆で描くのは難しかった。それにしてもたいていの動物が描けることはこれで一応立証されたよの。人間だけはおいそれと描けん。おいそこのセクシー美女、俺の為だけにヌードモデルやってくださらぬか?そしたらメチャ張り切るスよ〜。余談ながら、俺の父方のジイサンは広島初のヌードカメラマンもやっておったのだにゃ。
カサンドラのジレンマ、、大地震の予兆?、、満身創痍、、 (2005.07.19)

8月6日、予定では昨年に続きPステ特番のナビゲーターをやる事になっている。内容をどうするかこの一カ月思い悩んで来たのだが、ようやく考えがまとまりつつある。タイトルは「<国際平和都市ヒロシマ>解体新書〜カサンドラのジレンマに陥らないために〜」。被爆から60年間、世界初の被爆都市という十字架を背負った広島はヒロシマ、あるいはHIROSHIMAとして後世に核の恐ろしさを伝える語り部の機能を担って来たわけである。しかし、ただ純朴、旧態依然に「反戦」「平和」だけを訴えていればいいのだろうか。記憶の風化への懸念も含め、俺は生っ粋の広島人として、我が愛する郷土がこれから果たすべき効果的な役割を提言したいと思う。堅苦しいことは言うつもり無いし、記憶の継承を「義務」などと押し付ける気も全然ありませぬ。俺、家族、仲間、恩師、それからまだ会った事のない世界のヤツラと、気持ち良い時間を共有したいだけだ。
ハッキリ感じるのは、この日報で何度も書いたように「国」というカテゴリー同士で話し合ってうまくいくものなどほとんどなかろうということ。「日本人」にしてもすでに多彩すぎるのである。戦時中、大日本帝国本営発表のようなプロパガンダなど通用するわけがない。ひとつの宗教思想、イデオロギーに収斂されない、世界でももっとも開かれたリベラルな国のひとつ、それが現代ニッポンではないだろうか。だから可能性はある。たとえ今は世界一自殺率が高い国だとしても。
ちなみに「カサンドラ」とはギリシャ神話に出てくる絶世の美女。太陽神アポロンから彼の愛を受け入る事を交換条件に未来を予言する力を授かったものの、結局アポロンを愛せなかったカサンドラは、彼に呪いをかけられてしまう。それは「誰も彼女の予言を信じない」というもの。それからギリシャ軍侵攻も「トロイの木馬に兵士が隠れている!」という警告もすべて無視され、彼女も悲惨な最後を迎えることとなる。つまり「カサンドラのジレンマ」とは正しい事を必死に伝えているのに、聞き入れてもらえない状況をさす。彼女はストレートに進言するのではなく別の手段を工夫すべきだったと俺は思う。一例を挙げれば、「ギリシャ軍は絶対に攻めてこない」「トロイの木馬の中はカラッポです!」という具合に。ダメ?!

午後、14時現在、裏山のカラスどもの騒ぎっぷりが尋常ではない。数十羽のコロニーが形成されているのはずっと前からのことだが、今日はそいつらが一同に揃ってそこいらに出没、ギャアギャア喚きながら周辺マンションでベランダのゴミや洗濯物を悪さする狼藉を繰り返している。外に出てみれば、あれま、電信柱にもビッシリ整列でヒッチコックの鳥状態。こんなの俺も初めて見たしオタマもビビっている。なんか胸騒ぎがするなぁ。ここ数日の赤い月、地震雲、太陽に架かる虹(日曜日に見た)、カラスの集団異常行動、、、これらはすべて某アマチュア地震予知研究家達が大地震の前触れとして注目している自然現象である。おおっ、俺のギックリ腰ももしかして、、、カンケーねぇっつーの!

本日のラジオ、へなちょこアシスタントのイコマは中国新聞社の真ん前でチャリで転倒、膝とヒジから血を滴らせながらの局入り。日よけと排気ガスよけにと、アラビアのロレンスみたく、このクソ暑いのにタオルで顔をぐるぐる巻きにしてチャリを漕いでいたので酸欠になったか目測を誤った可能性もある。一方の俺はギックリちゃん。満身創痍でナニやってんでしょうな、ボクたち。

*写真:またまた咲いたぜ、ユミチャン印のハイビスカス今度は三連発でござい〜。

イカ奉行、、、出し抜けに、、、 (2005.07.18)

こないだの日曜日、俺が世界で一番好きな番組の一つ「NHKのど自慢」を見ておったら、なんとステキなことに今回の会場は韓国ソウル。日本人、韓国人ともに入り乱れ、一つのマイクをバトンリレーしながら、それぞれが好き勝手に熱唱。コレよコレ。反日感情高まる中、無為無策の政治家などアテにせず、こういう一般庶民が「歌」で繋がるのが一番よ。

夕方、旅仲間の久保直樹からデンワ。昨夜、島根沖の船釣りでイカを売る程ゲットしたから取りに来いとのこと。クルマを飛ばして宮内の久保邸へかけつけると、30センチ前後のイカが巨大な発砲スチロールの箱にぎゅう詰め。ネギチャンとふたりで300杯ぐらい釣ったらしい。俺も30杯近くわけてもらったス。なので、近所はもちろん、廣原師匠にも配ってまわる。

夜部屋の中で、クーを後ろから支えて「おいちに、おいちに」と歩行練習させよったら、「はううっ、、、、、」突然きよった、ギックリちゃんが。別段、腰に負担がかかったというのではないがいつもと同じ場所。憂鬱なり。

*写真:久保からわけてもらったイカ。なにイカか名前聞くの忘れた。

夢を釣る男 (2005.07.17)

某デオデオに修理に出していたMD/CDラジカセを受け取りに行く。修理費に一万円近くかかり、結局買い替えた方が得だったのかもしれないが、新品のごとくピカピカに磨きあげられて戻って来たのを見てちょっと嬉しい気分。なにしろゴミにしないで済んだのだ。

夜、千田町「ワンラブ」でプロ魚釣り師のO氏と飲む。こうして会うのは約2年ぶり、彼の経営する魚料理専門店「魚籠」以来のことなれど、あの時俺はかなり酔っており顔をよく憶えていないのでほとんど初対面みたいなもの。
真黒に日焼けした彼は、つい先日までブルーマリーン(カジキマグロ)を釣るためマウイに二週間滞在していたらしい。彼が参画している沖縄の「島プロジェクト」のこと、広島で展開している3店鋪のこと、NYはマンハッタンに出店準備中のバーのこと、東京にこれまた出店予定の店のコンセプト、それから彼を「続・ドロップアウトのえらいひと/東京書籍」に取り上げた作家の森永博志さんや、2016年に予定されている有人火星探査船のクルーに認定されたトルコ籍の友人など、ブッ飛んだ「快族」たちエトセトラ。少々のことなら驚かない俺も彼のハナシに大いに惹き付けられてしまいましたとさ。「サクセス」には、努力やストイックさも必要だろうが、俺が彼に見たのは「好きなものだけを追い詰める」という無邪気な覚悟。久々にホンモノの狩猟民族に出会った思い。プロの釣り師は、夢を釣るのもウマイのだよ。

*写真:一カ月前、オタマの友人ユミチャンからもらったハイビスカスが、またまた見事な花を咲かせました。これがあるだけで味気ないベランダもたちまち南国パラダイス!俺も夢を咲かせたる〜。

一難去って、、、 (2005.07.16)

ライブが終わって一夜明ければ、次なるミッションが手ぐすね引いて待っておりましたとさ。休ませてくれませんのー。
今週木曜日に提案した、某企業の広告展開提案。プロダクションからの連絡では、クライアントから全面的な了解が得られたとかで、週明けにはさらに内容を詰めたツール提案を準備せねばならん。これは素直にうれしい。そのほか、環境月刊誌のコラム&イラストの〆切り日繰り上げ連絡やらなんやかや。

昨日使ったギター、ウクレレ、ライブ機材の調整&掃除。最近はいつでもスクランブル発進が出切るよう、道具の手入れは怠らなくなった。頻繁にライブしているからか、大刀(ギター)、脇差し(ウクレレ)、吹き矢(ハーモニカ)、煙幕(ドラムマシン)にも生命体のようなギラギラしたオーラを感じる。っつーか、俺って忍者かい?

夜、「続・ドロップアウトのえらいひと」に紹介されていた魚釣り名人O氏よりデンワ。明日の夜に市内某所で会うになる。詳しい事は知らないのだが、月の半分は広島を離れ、沖縄、東京、はたまたNYでも過ごしているようだ。

三代目春駒炸裂形態 (2005.07.15)

夜、富士見町スタジオDUCKにて「三代目春駒小林一彦ソロ・エピソード3/香川大介壁画完成記念ライブ」。前回ここでやったときはサッカーW杯予選とカブり、客の入りがメチャ悪かったが、今回は満員御礼。立ち見にならないよう急遽、補助席をたくさん出してもらって早くも熱気ムンムンの中、15分遅れで本番スタート。

本日のセットリスト
「上を向いて歩こう(カバー)」>「あの空(新曲)」>「ポジティブ(新曲/以前の同タイトル曲とは別モノ)」>「ウィンディ(インスト)」>「往く道は、風」>「天国よりステキ」>「月の下ジントヨー」>「真夏の出来心(新曲)」>「その男ヨシオ」>「ホライゾン(新バージョン)」

15分の休憩を挟んで第二部
「つかのまの天気雨」>「テビチ記念日」>「ハナレイムーン(インスト)」>「星の波間に」>「ヨーデル潮干狩り」>「ラップ・ニシキタクシー完全版(新曲)」>「黒いストッキング(ファンクバージョン)」>「サティスファイ・マイ・ソウル」
アンコール:「ひかりのうた」

以上2時間。今回は新曲や新アレンジが多く、相当緊張を強いられるステージだったけど、かなり満足のいく出来。「ハナレイムーン」と「星の波間に」ではDUCKの有線チャンネルから「波音」をセレクトし、BGで流してもらいながら演奏したところ、常夏ビーチの臨場感が出てバッチリ成功(今後このような会場の特性を利用した、いわば「環境利用演奏法」も俺のカラーにしたい)。ドラムマシンを使ってやった「ラップ・ニシキタクシー」「黒いストッキング」のファンクメドレー、これまでライブで一度もうまくやれたことのなかった「往く道は、風」も好評。ひと皮ムケた俺を見てもらえたのではないだろうか。そしてなにより、セットリストの半分が今年作った新しい曲で、しかもウケがいいというのが俺自身一番ウレシイことである。今、高知で足留め食ってる(笑)大介君にも聞いてもらいたかったな。

来てくれた皆々様、ホンマにありがとうござんした。客がたとえ1人であっても全力で歌う気構えなれど、今夜のように大入り状態だと増々ハッスルしちゃいますです。ああ、ツアーしたい(笑)。
あたふたな一日 (2005.07.14)

午前中、某プロダクションにて、担当者レベルでのラフ案チェック。一応、俺のイメージした路線がほぼ間違いないなかったようで一安心。

午後からはレギュラー原稿の送り、今手掛けている某企業とのHP制作の見積もり交渉(かなり値切られちゃいました。泣)etc。おーい、誰か秘書やってくれませぬか、ギャラ払えんけど。忙しいのはいいことであるが、これからはボランティアでやっている仕事を本気で減らさないと、特に今月前あたりからやばいことになりそうだ。それともうひとつ、最近自然の中での遊びがたりん。海や山ともっと戯れたい。時間、作らにゃ。

夜、明日のライブの最終リハ。ギリギリになっても新しいアイデアがいくつもひらめく。面白そうだが、どうしようかね。難儀な男じゃの、俺って。

毎日がスターウォーズ (2005.07.13)

終日執筆&プランニング。

夜は喫茶こばやしスタジオで通しリハ。っつーても、どうせ本番直前でセットリスト変わっちまうんだろうが自分?!

このところスターウォーズの旧作が毎日のようにTV放映されているけど、ヨーダをはじめ出てくる多くのミュータントに対し、並々ならぬ親近感を感じている。やっぱそうか、俺の友人達は性格や生き方だけでなく、ルックスも個性的というか、「日本人離れ」を超えて「地球人離れ」までしていたのだった(笑)。

*写真:そしてここにもひとり珍しい一才児が。最近のクーは、ラジカセのスイッチを自分で入れ、PLAYボタンを押し、ドロ臭いアコースティックブルーズやファンクに合わせて踊りまくる<ひとりディスコ>が日課となっている。ギターソロ部分ではスティービーワンダーのように首を左右に振り、エンディングでは感極まるのか仰け反って天を仰ぐ。末恐ろしいばかりなり。

よろしくIQ (2005.07.12)

日本にフラ〜とやってきた米国ライス国務長官はIQ200のスーパー才女であるらしいが、俺が思うに、女性はIQではなく「愛嬌」で語られるべきだろう。IQついでにいえば我が家の財政は「KONQ=困窮」である(なんのこっちゃ)。
しかし、なんだってIQごときでビビるのか。自分で言うのもなんだが、俺のそれはおそらく「マイナス数値」にまで振り切れていると思う。楽だぜ、ほんと。最下位のカープと同じで(笑)。しかも横を見れば、おるわおるわ、同じくIQマイナス連中が。今日のラジオに電話出演してくれたAKIRAさんだろ、相棒のちゅーぴー梶山だろ、アンポンタンアシスタントのイコマだろ、放浪画家の香川大介だろ、南半球には言語学会の権威にしてハミダシ学者のナンディ敬三に、NYには<どこでもシンガー>のサナエチャンやら、、、うお〜〜っ、たまんねぇ。笑えることに世界に散らばる俺のハッピーな仲間はみんな底辺にズラっと横並びじゃわいの。これでいい。俺たちは世界を支える礎である。だから決してつまらぬモノサシで人間をランキングしたりしない。肝心なのは逆境を笑い飛ばすタフなギャグと、我が道を行く筋金入りのアマノジャク体質、そしてブラックホール並みに吸収力&包容力のあるビッグな愛だ。つまりコレがホンマの愛吸=IQよ♪ヨッホヨッホレイヒ〜、レイヒヤレリッヒ〜(アルプスの少女ハイジ風に)
ハナクソほじるヒマもなし (2005.07.11)

午前中、某プロダクションにて新規事業の打ち合わせ。

昼過ぎ、仕事の合間を縫いながら原子力発電所、そして、もうひとつ俺が反対している吉和の十方林道拡張工事に関する資料を読みあさる。十方については最近とんでもない事件が発生した。これは間接的に俺も関わっていることなのだが、もし事実とすると、広島県、廿日市市のそれぞれ担当役員は度し難いクソッタレであるこという結論に至る。っつーか民主主義の根幹を揺るがす大問題だ。おいおい、「俺は政治にゃカンケーねぇ」なんて言ってる場合じゃないで。談合、架空請求など道路公団のやりたい放題の不祥事しかり、庶民の無関心さがああいうバケモノを増長させるのである。人間の当然の権利として、気に入らんことは注視し、声を出していきまっしょい。

日光の盟友AKIRAさんにデンワ。AKIRAさん、めちゃ忙しい人なのだけど、デンワをするとほぼ間違いなく出る。で、明日のラジオに電話出演を依頼。内容は先日角川文庫からリリースされたばかりの田口ランディさんとの共著「オラ!メヒコ」に関して(面白いどー、みんな買えよっ!)。快くオッケー。不思議なことに彼と話をすると受話器越しの声ではなく、スグそこに居てハナシをしているような錯覚に陥る。こういう感覚はあともうひとり、シドニー在住のナンディ敬三氏。

作ってから早10年。未だ満足のいく演奏が出来ないオリジナル曲がある。練習時には「イケた」と思える瞬間もあるにはあるが、ライブではただの一度もない。頭の中には完成形があるのにだ。15日は、再度チャレンジする。ハードルは常に高く設定しておきたい。

天気が悪いので本日も洗濯物は部屋干し。しかし、赤ちゃんの洗濯物って、ほんわりと乳クサイ。このニオイ嗅ぐと何故か力が抜けてくる(笑)。ダブルインカムノーキッズを標榜している諸君、赤ちゃんはイイぞぉ〜(意味不明)。

本日オタマ、三十ウン才の誕生日。「セブン・イレブン」で覚えやすいでしょ。

新入幕と新境地 (2005.07.10)

史上8組目の兄弟入幕を果たした兄・露鵬&弟・白露山(新入幕)。その白露山、ユーラシア大陸を彷佛させるどっしりした体躯、超ド級のパワーと身体能力、兄以上にストイックな面構えなど、これからの活躍が非常に楽しみながら、気になるのが頭頂部のまばらな毛髪。両サイドと後頭部の髪をなんとか掻き集めて結った、ドジョウのような細っちいマゲをちょこんと乗せた様はただただ痛々しい。立ち合いで強烈なブチかましをくらった際など、その衝撃でマゲがバンジージャンプのごとく後ろに弾き飛ばされはしないか。観客も相撲どころじゃなくなるっつーの。

ジトジトムシムシたまらんです。なのに、毎日激しく大声でリハやってるもんでヌケはサイコーによろしい。今度のライブ、新境地を目指すど。
あこがれ (2005.07.09)

喫茶こばやしスタジオで、新曲と新アレンジ曲の慣らしリハ。今年に入って出来た曲は7曲。相変わらず作風がバラバラだけど、俺ねぇ、もうそんなのどうでもエエ思うんよ。瞬間瞬間、パッションの打ち上げ花火じゃい。ジェットコースターみたいな面白いライブにしますんでみんな来てね。

今後、音楽家としての俺がどうかわっていくのかわからんが、ウラヤマシー!と永年憧れを持って見つめているのが、「歌い手」ではなく、実は楽器奏者なのだ。シタール、雅楽で使われる篳篥や笙(合竹とも言う)、アボリジニのディジリドゥ、中央アジアの口琴(これはいろんなCD聴いたけど、俺のほうが上手いなと確信する場合も多々あります)、バイオリンなどの旋律にはコトバを超えた超意識、宇宙の息遣いを感じる。う〜ん、笙とか難しいのかね?まさにあれは「天上の響き」だな。楽器自体が小さく持ち運びに便利かも。山の頂上とか、朝の浜辺で吹いたらトリップ出来そう。やってるひと少なそうだし、興味あるです。

夕方、実家にてオヤジ、オフクロと重要な三者会議。議題は今後10年のビジョン。実家を建て直す時期が迫ってきた。
モリンガ発芽、、ビール試飲会、、初ゴキブリ、、 (2005.07.08)

二週間前に植えまくった世界一成長の早い樹木「モリンガ」の種、本日ようやく2鉢から発芽を確認(たったの一晩で3センチ!)。しかし、あとの25鉢は未だ沈黙。たったこれだけかと思うと淋しいし、急にブワッとこられてもコワイ気がするし、げに植物いじりはスリルあるです。

夕方、中国新聞社ビルへ。Pステスタッフのハマチャンから「7階ホールでサッポロビールのプレス向け試飲会があるんですけど、時間を都合してなんとか来てもらえないでしょうか」と悲痛な(?)声でデンワがあったので駆け付けた次第。人が足りないのかと思っていたが、さにあらず。キャンペーンガールの小林某嬢を目当てのデジカメ片手のギャラリーで押すな押すなの盛況ぶり。おかげで俺も気を使う事も無く、ひたすら試飲に没頭。ドラフトワン、なかなかウマイっす。そうそう、シーカヤック仲間である中国新聞社広告部のタケハラさん(この人は対馬〜韓国などシーカヤック海峡横断のエキスパート)と、合同でイベントをしようという企てで盛り上がる。

一時間のレセプションが終わったあと、9階のPステ事務所にて二次会。再び試供されたビールを浴びるほど飲み、完全に酩酊。パッパラー状態で家に帰りつくと「ゴ、ゴ、、、ゴキブリさんが!」と真っ青なオタマ。言われるままにキッチンの引出しを注視すれば黒光りするダンディな御仁を発見。ここに越してきて初めてのご対面である。ハグしてやりたかったが、ワイフの手前もあり、フマキラーにて昇天していただく。

*写真:サッポロドラフトワン試飲会会場にて。ケイタイやデジカメを構えたスーツ族に包囲されている真ん中の小顔美人が小林嬢。

漂流するもの、、、またしても、、、 (2005.07.07)

終日執筆。8月一杯まで、企画&執筆業務がギッシリ入っているので、これ以上なにかオファーが来たりしたら、、、、もちろん喜んでお引き受けいたす。忙しければ忙しいほどに、各案件のレベルが下がるどころか不思議と上がってしまうというのが経験則としてある。自分を追い込むことなく安全地帯に居続けたんでは、真のポテンシャルは発揮出来ないのである。もとより俺はこの一年というもの、意識の上では島陰ひとつ見えぬ、だだっ広い洋上を漂流しているような気分。そこで飲むビールはまた格別である(なんのこっちゃ)。あ、例年春に立ち上げ予定の俺のオフィス名「漂流社」っつーのどう?(笑)

日本時間で夕方、ロンドンでまた同時多発テロが発生したようだ。英国を訪れていたG8の各国首脳も深刻な表情。俺も犠牲者には慎んで哀悼の意を表明したいが、ブレア首相、ブッシュ大統領の「テロには屈しない、勝利するのは我々だウンヌン」のコメントには呆れるばかり。アンタらまだそういうマンガみたいなことしか言えんのか。永遠にせん滅不可能な相手に、いったいどう勝利するつもり? 倒錯した正義感を持った者同士の理不尽な暴力の応酬には、民衆からNOを突き付けるしかないぜ。
梅雨前線小休止、久々に青空覗く (2005.07.06)

「続・ドロップアウトのえらいひと」に紹介されていた某氏に、昨夜、短い読書感想メールを送ったところ、早速返信。今月末あたりにでも、どこかでお会いしましょうということになる。勢いのあるヤツはレスポンスがいい。

午前中、某代理店兼プロダクションを訪ね、新規プロジェクトの打ち合わせ。話し込んでいるうち、俺のブレーンたちが結集すれば、刷り物、HP制作、映像&音楽制作、商品企画開発、マーケティング、店鋪&空間設計など、ほぼどんなオファーにも充分対応出来ることに、あらためて気づかされた。俺の知る限り、このようなユニークな企画力&機動力を備えた傭兵的ユニットは広島では皆無であると自負したいところ。全国的に見ても珍しいかも。
午後からは、怒濤の執筆作業。イメージが広がりまくって難儀する。情報、資料が多すぎるとかえって欲張ってしまい収拾がつかなくなりまする。

15日のライブのための3つの新曲、完成。オタマも褒めてくれる。一方、ドラムマシンを組み合わせて新アレンジで挑もうとしたトーキングロックはどうもしっくりいかんのー。で、最初からやり直し。

ジンクス (2005.07.05)

本日のラジオ、ゲストは電話出演で沖縄在住のフラッシュ・ゴーヤマンこと、ドラマーのまきむん。そしてDJジャックはお馴染みテディクマ氏で、1日に逝ってしまったルーサー・ヴァンドロスの追悼特集。

懇意にしている服飾アーティスト、M嬢からデンワ。10月に結婚することになり、ついては、俺にパーティーの司会をやってもらえないかとのこと。俺はこれまでいくつか友人から頼まれて結婚式の司会をやらせてもらったことがあるのだが、そのカップルのすべてが離婚している。そんなジンクスがあることを伝えると「カレシと相談してみる」と彼女(笑)。美人で才能もあるMチャンには末永く幸せになってもらいたいけぇね。しかし、、一体誰じゃい、彼女のハートを射止めたラッキーな野郎は??

朝のおつとめ、、、特殊なシンガー、、、 (2005.07.04)

雨が降り続くと、腰、肩、首筋、膝など、昔の古傷が痛むはずなのだが、今のところ平気。すこぶる体調いい。毎朝起床直後からストレッチ、西式三法(最近は2番目の毛管運動の前に、巍桜流拳法でやってる「フクラハギ揉み」を取り入れた。コレやってから毛管運動やると気持ちよさ倍増!)、火の呼吸(約8種)をたっぷり一時間かけてやるのが完全に習慣化。そんで本日、この起き抜けメソッド用にいつもはいていた半パンのケツが半結跏趺坐を組んだ途端「バリッ」と裂けちまいやがった。使いこなした道具や衣服が、役目を終える臨終の音、、、う〜んブルーズである。などと、朝っぱらから半パン一丁、しかもM字開脚のまま超人的な柔軟性で自分の股ぐらに顔を突っ込み、破れた箇所を確かめている俺を目撃したオタマ「あなかしこ〜、あなかしこ〜」と絶妙の合いの手を入れる。妻よ、それを言うなら「穴いずこ〜」でしょうが?

15日のスタジオDUCKでのソロライブでは予定の全20曲のうち、新曲3曲、新アレンジ3曲、インスト2曲、そのほかにもリズムマシン使ったりもするので、無事にいくかどうかかなり不安(笑)。しかし、安全策ばかりとっていたんでは成長しない。トップレベルのフィギアスケート選手とて、必ず4回転ジャンプが成功するとは限らんじゃないか。てゆうか、そこまで高度な技じゃないっつーの。
ギターやウクレレのコードをほとんど知らないまま演奏している俺には、一般ミュージシャンには及びもつかないような特別の苦労がある。すべて「反射神経」で弾いてるもんだから、たとえば演奏中、客席にセクシー美女を発見したよう場合、瞬時に歌詞もコードもすっ飛んでしまうことが多々ある。「コードがCから始まって、G、Am、、、ときたら次はたぶんF」とフツーなら論理的に考えればわかるのだろうが、俺はそもそも自分が押さえているコードの名称がわからんからその場でたちまち炎上。練習の時はコケまくりぞな。本番では割と上手くいってるほうでござい。なもんで、2カ月以上演奏しなかった曲は、ヘタすりゃどう弾いていたのかさえ思い出せなくなるのでちゅ。サノヨイヨイ。
心にいつも持っていたいこと (2005.07.03)

上関原発建設問題が、にわかに騒がしくなって来た。前々から公言してはいるが、俺はこの建設に強く反対している。なもんで、これからもうちょい力を入れて効果的な反対運動を展開することにした。まず一、二週間かけて作戦を練るつもり。戦争反対を掲げるミュージシャン、アーティストは多いけど、原発問題となるととたんにトーンダウンするのはなぜだろう。舵取りを誤れば後世にやっかいな負の遺産を押し付けてしまう、今とても大きなターニングポイントを迎えているのに意識が薄すぎる。特に広島の自称ロックンローラー連中のほとんどが無反応だな(ナカハラさんみたいな希少な人物はいるけど)。体制に対する意義申し立てはロックの根幹。上っ面だけ「イェイ、ロケンロー!」と叫んでいりゃエエのかね(笑)。
俺は正直にいくど。ダメなものはダメと、言うていく。「ホンネとタテマエ」をギリギリのところで見抜く術を教えてくれたのはロバート・ジョンソンやサニーボーイ・ツー、エルモア・ジャイムス、豊田勇造のブルーズであり、クラッシュのパンクロックであり、ボブ・マーリィのレブルミュージックだった。それを俺はこれからも忘れないでいたい。

おっと、上関原発のことだった。以下に、3年前某環境月刊誌に掲載した俺のコラムの一部を抜粋しておきます。

最近、山口県が県のレッドデータブックに汽水域の貝類をすべて除外することを決定した事件。上関原発立地のためにはいかなる手段もいとわず、事実さえねじ曲げてしまおうとする厚顔無恥な推進派(すべての人とは言いませんが)の性根を図らずも露見することとあいなった。それにしても、あまりにもミエミエで幼稚で思慮に欠ける行為で、見ていて恥ずかしいくらいだ。ますますもって、彼らに未来を託すわけにはいかなくなってくる。
先日、シーカヤックで上関から出航し1泊2日の無人島ツーリングを楽しんだのだが、この海域の奇跡的なまでの透明度、魚影の濃さにあらためて驚嘆した。ここでスナメリを目撃しているシーカヤッカー達もかなりの数にのぼる。シーカヤックは動力船ではないので、音がしない。スナメリに警戒されなずに近づくことができるので、必然的に目撃するチャンスが増えるのだ。今回のパドリング中も、大型魚に追われた小魚の群れが水面近くに固まりになって盛り上がる現象が何度も見られた。レッドデータブックの掲載にふさわしい、極めて希少な生物が生き長らえてきたのが頷ける。この豊穣で無垢なる海に、放射能だの温排水だのと、これはもう犯罪である。それから上関原発を論じる際、推進派が広島人によく浴びせられるセリフに「県外のよそモンは口出しするな」とゆうのがあるが、ひとたび上関原発でチャルノブイリ級の事故が起きた場合、100kmと離れていないこの広島にだって住めなくなるというのに、なんという認識の甘さ。そもそも、こんなブッソウなブツの施設を国の一存や山口県一県、中電のみで取り決める権限があっていいわけがない。
高齢者問題と後継者不足、景気の低迷。上関住民を取り巻く諸問題が深刻なことはわかるのだが、原発立地効果でその地域が潤うかどうかは、全国に散在する「原発の町」の実状を見れば明確だ。一基建てたがために、転がり込んでくる「電源三法交付金&巨額な固定資産税」という名のアブク銭欲しさに、また一基、もう一基てな具合に底なし沼にハマってしまうあたり、地域活性のカンフル剤どころか、キレたらまた打つシャブ地獄!というほうがふさわしい。もう「箱モノ」なんかじゃ、町もムラも救えはしないのだ。
海によって生かされ、栄えてきた島がかつての誇りと恩義を捨て、今、海を「犠牲」にし、稀少動物をもないがしろにすることによって活性化を図ろうとしている。

武道、茶道、音楽、絵画もすべて同じ。すぐれた芸道は自然を敬愛し、模倣するところからはじまる。逆に、自然の理に反した横暴なる行為には、いずれとてつもない代償を払わされる運命が待っているのである。

カッコいいヤツら (2005.07.02)

昨夜、片山デザイナー、WEBデザイナー梶山君、イラストレーター藤井女史、ビデオカメラマン山沢君、店鋪設計士の藤井夫妻らと、本通の某しゃぶしゃぶ屋で久しぶりに上質な牛肉をたらふく食ったせいか、妙な夢をいっぱい見る。焼肉屋にもほとんど行かんし、すっかり菜食体質になっているからかも。

今日は仕事しない日とし、終日「続・ドロップアウトのえらいひと」を読みふける。P45に「釣り人/レストランオーナー」という二つの肩書きを持つ<奥原悠一>なる人物が登場。広島の呉出身で、胡町あたりにある有名なクラブスポット「ブルーグロッソ」は、彼が作ったものらしい。その後、「魚を食べさす和食屋」のオーナーにもなったと書いてあるが、3年ぐらい前だったか、Pステのスタッフでもあるブンチャンに連れていってもらった店(流川か薬研掘)のような気がしてならない。そこは確かに魚料理専門店で、あまり好き好んで魚を食べない俺でさえ「旨い!」と思ったぐらい、なんというのか「気合いと愛情」がこもった味であった。そのことを店員に告げると「そうでしょう!なにせウチの店の魚は、すべて店長が釣って来たものなんですよ」と誇らし気。
「ウソじゃろ。だって釣れない日とかあったら営業できんじゃない」
「いや、店長はゼッタイに釣ってくるんです、ね、店長」
そこで店長登場。顔ははっきり覚えていないのだが、俺よりかなり若いのに驚いた。店長氏、巨大なアイスボックスを厨房から引っぱり出すと、
「ほら見てください、ボクが釣ってきたものです。これが***で、こっちは***、、、、」その魚を扱う手さばきは、料理人というよりはまぎれもなく釣り師のものであった。
「でも釣りに行って帰って、そのまんま店に出てたら寝るヒマないんじゃないスか?」
「うん、、、、ほとんどないかも。でも好きでやってますから」
そう言って笑った彼の無邪気さに、なんとスゴイ男がいるもんだ、とカンドーしたのを覚えている。
友人でもある沖縄のシーカヤックガイド、大城さんもたまげた人で、グループツーリングで離島に出かけた時もコメや調味料以外の食材はすべて現地調達主義。「ちょっと」と言ってたったひとりシーカヤックで沖へ出て、小一時間で人数分のサカナ(それも30センチオーバーの大物ばかり)やイカ、貝などをゲットして戻ってくるのだよ。
「お客さんがいるし、無人島だし、釣れなかったらどうしよう、なんちゅーことは考えんのですか?」と俺が訊けば(俺って心配性だねぇ)
「そんなことないさぁ〜。海はボクにとっちゃあ冷蔵庫みないなもんだもん。必要なだけ、アリガトね〜って、もらってくればいいのさぁ」とあっけらかん。
達人というのは気負いもなにもなく、シラッとした顔ですごいことをやってのける。アンタらカッコよすぎだっつーの。

本日、クーが俺を指差して初めて「トト!」と呼んでくれた(ちなみにオタマのことは「カカ」と呼ばせるつもり。「パパ」「ママ」なんつーのはトンデモNGだぜぇええ!)。「おお、我がムスコよ〜」と思わず駆け寄って抱き締めた私。でへへっ。
田舎と無人島、、、続・ドロップアウトのえらいひと、、、 (2005.07.01)

昼過ぎ、梶山デザイナーのクルマで廿日市の山奥にある某クライアント事務所を訪ねる。打ち合わせが終わったあと、「こないだの夜、久しぶりに広島中心街をクルマで通ったんじゃけど、ネオンやら見てビックリしたよ。都会じゃの〜と思うて。めったに山から降りんけぇね」とクライアント氏。俺もたまにこんな郊外に来るとホッとするが、住むとなるとまだ抵抗がある。数年前、庄原の「すけあくろう」でソロライブをやったあと、ひとり、深夜の真っ暗な田舎道を黙々と運転し(庄原〜三次間の農道は街灯もなく、対向車もなく、まるで潜水艦に乗っているみたいに孤独だった)、広島市内にやっとこさたどり着いた時は、ネオンの眩さ、人の賑わいに「おお〜っ、俺の街!」と思わず歓声をあげたものである。沖縄の無人島ならどうかって?そこはまた別、パラダイスじゃもん。時間が許すなら一カ月でも居てもいい。ただし、ビール&ウクレレ付きで。

夕方市内へ出、ホヤホヤの新刊を二冊ゲット。盟友AKIRAさん&田口ランディさんの共著「オラ!ヒメコ/角川文庫」と、森永博司の「続・ドロップアウトのえらいひと/東京書籍」。そう、後者は森永印の不良本、10年前に出た「ドロップアウトのえらいひと」の続刊である。前刊に綴られた数十名のドロップアウト野郎の熱すぎる生きざまを呼んで、俺を含む知人友人の一体何人が気持ちよく「道」を踏み外したことか。続刊の登場人物は33名。俺が知っている名はわずかに3分の一。イイ学校出て、イイ会社に就職し、イイ給料もらって、マイホーム建ててウンヌンという一般的幸福論にニッコリとNOを宣言し、まんまと最高の生き方を手に入れたヤツラのガチンコメッセージ、読んでみてソンなない。責任持たんけど(笑)。

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